アメリカ人演歌歌手のジェロが、12月24日に新曲「Break My Heart」を配信シングルとしてリリースした。
「Break My Heart」は、ジェロが初めて作詞に挑んだ意欲作。そして驚くべきことは、「脱・演歌!」―なんと英語によるR&Bの楽曲なのだ。そんな本作についてジェロは、「今回、初めて作詞に挑戦しました。さすがに日本語で詞を書くのは難しいと思って、英語で歌詞を考えることにしました。そうしたら、思っていた以上にスムーズに書くことができましたね」と語っている。
そもそものキッカケは、ジェロがレギュラー番組として出演しているFM横浜「Break It Down」。同番組で共演している音楽プロデューサーのDickey氏とR&B制作企画で意気投合、そこから一緒に曲作りへと発展した。ギタリストでもあるDickey氏がR&Bバラードを作曲し、ジェロが詞を乗せた。「Dickeyさんの曲を聴いてからストーリーをイメージしていきました。フレーズを思いついた時にすぐメモしておいて、パズルのように組み合わせていきました」(ジェロ)と言う。
「海雪」で衝撃的デビュー。その年の新人賞を総ナメにし、紅白歌合戦にも出演したジェロ。以来、演歌歌手として活動している彼だが、その音楽的ルーツにはR&Bの存在も外せない。演歌は幼少時、日本人である祖母の影響を受け好きになった。祖母の前で初めて歌った曲は、美空ひばりの「越後獅子の唄」だ。それと同時に地元ピッツバーグでごく自然にR&Bに触れながら育った。以前からルーサー・ヴァンドロスなどR&B系のアーティスト達をリスペクトしており、毎年行っているスペシャルステージと題したコンサートでもそれら60、70年代のR&Bアーティストの楽曲をカバーで披露しているのだ。
「Break My Heart」は、別れた恋人に対する思いを綴った切ないラブソング。演歌を歌う時とはまた違った、ジェロの甘い声の魅力が詰まった楽曲に仕上がっている。一番の聴きどころについて彼は、「サビはもちろんですが、僕としてはサビ前の盛り上がっていくところが一番気に入っています」と語る。
今年5月にはアメリカ・ニューヨークのセントラルパークで行われた“Japan Day”でのステージで史上初めて、演歌を歌唱。来年1月には、ブロードウェイ・ミュージカル「メンフィス」の日本公演にも出演する。演歌以外でもその魅力を放つジェロ。新世代の演歌歌手として、その規格外な活動は今後も注目を集めそうだ。
最新リリース情報
ジェロ
配信シングル 「Break My Heart」
2014年12月24日リリース
<内容>
1.Break My Heart 作詞:J.White 作曲:Dickey 編曲:高橋 諒
◆iTunes Store:https://itunes.apple.com/jp/artist/jero/id61742994
◆レコチョク:http://recochoku.com/jero/
リンク
◆ジェロ オフィシャルサイト:http://jero.jp/
◆レーベルサイト:http://jvcmusic.co.jp/jero/
◆オフィシャルブログ:http://ameblo.jp/jeroenka/
◆オフィシャルTwitter:https://twitter.com/jeroenka
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