2006年に大阪で結成された平均年齢25才の5人組ロックバンド「Crossfaith」(クロスフェイス)が日本を飛び出し、本格的な世界進出の手応えをつかんでいる。
日本時間11/21(金)朝6:30頃(ロンドン現地時間11/20(木)21:30頃)、ロンドン市内にある名門ライヴハウス「KOKO」(ココ)にて、自身初となる欧州/UKヘッドライナーツアーのロンドン公演を開催し、約2,000人の観客の前でステージを披露した。
「KOKO」は、古くはセックス・ピストルズ、アイアン・メイデン、クラッシュなどのレジェンドが多く出演し、2000年代でもマドンナ、コールドプレイ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなどの世界的有名アーティストがライヴを行っている1900年から続くイギリスでも屈指の名門ライヴハウスである。
Crossfaithが初めてUKツアーを行った2012年から数えて通算7度目となる今回は昨年9月に発売された世界デビューアルバム「APOCALYZE」(アポカライズ)を引っ提げてのツアーとなり、オーストリア、スイス、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、ロシア、イギリスと8カ国20都市で20,000人以上を動員、発売からすると述べ30カ国近くとなる過去最大規模のツアーとなった。
またCrossfaithは、このツアーに先駆けて今年6月にイギリス郊外で3日間、総勢150組のロック・アーティストが参加したヨーロッパ最高峰のロック/メタル・フェスティバルである「DOWNLOAD FESTIVAL 2014」のメイン・ステージにてライヴをおこなった。
メイン・ステージに日本人、いやアジア人が立つのは約10年ぶりのロック史に残る歴史的快挙であり、世界的アーティストが軒並みいる中20,000人以上の観客を動員し、UKメディアからもダウンロード・ベストアクトと評された圧巻のパフォーマンスを披露した。
さらに、先日イギリスの音楽誌『KERRANG!』(ケラング)が発表した“世界で今最も熱いTOP20バンド”では、アジア圏アーティスト史上初の5位に、「K!’S 50 GREATEST ROCKSTARS IN THE WORLD 2014」(世界の偉大なロックスター50選)では
ボーカルのKoie(コイエ)が41位にラインクインするなど、その勢いはとどまることしらない。
LOUDNESS、X JAPANに続く日本発のワールド・スタンダードなロックバンドの遺伝子を引き継いでいるのはCrossfaithしかいないだろう。
<11/20 LIVE@KOKO(LONDON)ライヴレポート>
ライヴは“We Are The Future” からスタート。ヘヴィなギターの上にシンセ/エレクトロがのったサウンドに、会場は早くもモッシュピットの嵐!2000人の観客で埋まった会場の空気はどんどん薄くなり、“Hounds Of The Apocalypse” “The Evolution” へと続く。
さらに、ライヴ定番曲“Countdown To Hell” “Jagerbomb”の持つ攻撃性が炸裂するサウンドと強烈なブレイクダウンに、スペースもないはずの会場にピットが広がり、再びモッシュの嵐、壮絶なWall Of Deathも巻き起こった。
そして、ライヴ中盤には今年10月にリリースしたメジャー・1stシングル「Madness」をUK初披露!
欧米ではまだリリースされてない楽曲だが、WEBを中心にMUSIC VIDEOを既に観ているオーディエンスからシンガロングが起こり、新曲の海外での反応の良さがうかがえる。
続く“Eclipse”は昨年リリースした世界デビューアルバム「APOCALYZE」のリードトラック。
まだまだ聴き足りない、踊り足りない、暴れ足りないオーディエンス達をがっちりロックした。
ライヴ本編ラストの曲は“Counting Stars”。イントロから会場中に響く手拍子、スペーシーなエフェクト、楽曲後半に向けてのコーラスワークや叙情的なリフを含め、壮大な展開をしていく楽曲である。アンコールは世界中から称賛される、Tatsuyaのドラムソロからスタート。若手最強ドラマーによる圧巻のドラミングに会場全体が大きく揺れた。
そしてDJのTeruが登場しTatsuyaのドラミングにエレクトロサウンドが被さり、会場は更にヒートアップ。残りのメンバーも登場し、そのままフルバンドサウンドの “Monolith” へと展開していく。ヨーロッパにCrossfaithを知らしめるきっかけとなった楽曲だけに、オーディエンスも大狂乱!続くプロディジーのカヴァー曲“Omen”も含め再度シンガロングが巻き起こり、原曲であるThe Prodigyの母国らしいこの日一番の盛り上がりをみせた。アンコールラストの曲は“Leviathan”。荘厳で様式美すら感じるリフから跳ねるリズム、疾走するブルータル・サウンド、日本特有の情緒的で刹那を感じるメロディーライン。これ以上ないオーラスにふさわしい楽曲でCrossfaith初のUKヘッドライナーツアーロンドン公演は幕を閉じた。
世界中でアリーナクラスのワールドツアーを敢行するのもそう遠い先の話ではなさそうだ。
(アンコール含め全14曲/約90分)
Crossfaith – Monolith(Live at Download Festival 2014)映像
URL:http://www.downloadfestival.co.uk/
K!’S 50 GREATEST ROCKSTARS IN THE WORLD 2014
URL : http://www.kerrang.com/17847/50-greatest-rockstars-world-today/
メジャーデビューシングル「MADNESS」
2014年10月8日(水) Release
<収録曲>*初回/通常共通
M1;「Madness」
M2;「Dance With The Enemy」
M3;「S.O.S」
<初回生産限定盤>
歴史的快挙!UKメディアも大絶賛した「DOWNLOAD FESTIVAL 2014」の貴重なライヴ映像を収録したDVD特典付き
価格:<初回生産限定盤>1,800(税抜)<通常盤>1,000(税抜)
発売元:ソニー・ミュージック レーベルズ
■Crossfaith ライヴスケジュール
APOCALYZE NOW 2014 EU TOUR ※Crossfaith自身初のヘッドライナー欧州ツアー
10.29 (水) – Arena, Vienna, Austria
10.30 (木) – Komplex Klub, Zurich, Switzerland
11.01 (土) – Le Ferrailleur, Nantes, France
11.02 (日) – Divan du Monde, Paris, France
11.03 (月) – De Klinker Club, Aarschot, Belgium
11.04 (火) – Helling, Utrecht, Netherlands
11.05 (水) – Schlachthof, Wiesbaden, Germany
11.06 (木) – Backstage Halle, Munich, Germany
11.08 (土) – Logo, Hamburg, Germany
11.09 (日) – Magnet, Berlin, Germany
11.10 (月) – Underground, Cologne, Germany
11.26 (水) – Zai Ozhidaniya, St Petersburg, Russia
11.27 (木) – Volta, Moscow, Russia
KNOTFEST JAPAN 2014
11.15 (土) – 幕張メッセ
APOCALYZE NOW 2014 UK TOUR ※Crossfaith自身初のヘッドライナー全英ツアー
11.17(月) – Anson Rooms, Bristol, United Kingdom
11.18(火) – Concorde 2, Brighton, United Kingdom
11.20(木) – Koko, London, United Kingdom
11.21(金) – Venue TBC, Birmingham
11.22(土) – O2 Academy 2, Newcastle, United Kingdom
11.23(日) – Garage, Glasgow, Scotland
11.24(月) – Academy 2, Manchester, United Kingom
NO MATTER LIVE 2014
1.24 (土) 札幌 Zepp Sapporo
MADNESS TOUR in JAPAN
2.01 (日) – 仙台Rensa
2.04 (水) – 金沢Eight Hall
2.07 (土) – 香川Olive Hall
2.09 (月) – 福岡BEAT STATION
2.11 (水) – 新木場STUDIO COAST
2.13 (金) – なんばHatch
2.14 (土) – 名古屋BOTTOM LINE
SOUNDWAVE FESTIVAL 2015 *オーストラリア最大のロックフェスティバル
02.21 (土) – Flemington Racecource, Melbourne, Australia
02.22 (日) – Bonython Park, Adelaide, Australia
02.28 (土) – Brisbane Showgrounds, Brisbane, Australia
03.01 (日) – Olympic Park, Sydney, Australia
■ Crossfaith プロフィール
2006年11月Kenta Koie (Vocal), Terufumi Tamano (Program / Vision), Kazuki Takemura (Guitar), Hiroki Ikegawa (Bass), Tatsuya Amano (Drum)により結成。
ストリングス/エレクトロニカを随所に織り交ぜ、ドラマティックに展開するユニークな発想を武器に、メタルコアや叙情系ハードコア、スクリーモ要素のあるキャッチーなメロディーをバランスよく楽曲に取り込み、独自の世界観を造り上げている。
この斬新なコンセプトと、数々の共演した海外アーティストをも唸らせる一線を画すパフォーマンスは各方面で話題沸騰中。2014年には念願だったイギリス最大のロックフェスティバル「DOWNLOAD FESTIVAL 2014」のメインステージに出演し、その圧巻のパフォーマンスにUKメディアも絶賛。さらにバンド初の欧州ヘッドライナーツアーを発表するなどその勢いはとどまる事を知らない。Crossfaithが世界のトップクラスのバンドとして名が響くのもそう遠くではない。
■Crossfaithオフィシャルサイト
http://www.crossfaith.jp/
■‘Madness’ Official Music Video:
https://www.youtube.com/watch?v=UDbtnDBWk_o
<関連リンク>
■Crossfaith オフィシャルサイト