アジア21カ国・地域の最新のアートを紹介する大規模な国際展覧会「第5回福岡アジア美術トリエンナーレ2014」(略称:第5回福岡トリエンナーレ、FT5)の開会式が本日9月5日(金)18時から福岡アジア美術館7階の彫刻ラウンジにて行われた。
開会式は、第5回福岡トリエンナーレのメインビジュアルを手掛けたシンガポールのデザイン・アート集団ファンクがデザインした10メートルを超す巨大壁画の前で行われた。国内、海外からのアート関係者、協力団体など約500人が集まった中、福岡トリエンナーレ史上初となるイメージソングの制作を手掛けたシンガーソングライターの家入レオがスペシャルゲストとして登場。現在放送中の第5回福岡トリエンナーレのCMソングとして使用されている同イメージソング「勇気のしるし」を初披露した。歌唱後、司会者から大型の美術作品の前で歌う、という美術館ならではのパフォーマンスの感想を聞かれると、家入は「美術館で歌うことはなかなかないので、こういった場所で歌えることはとれも嬉しく、また記憶に残りました。」と語った。
さらに明日からの開催に先駆けて、すでに会場を見て回った家入は、展覧会についても「色んなインスピレーションがあふれていて、とても刺激を受けました。私ももっともっと作品作りを頑張りたいなと思いました。」と語り、「美術館はせわしない毎日の中で自分と向き合うことが出来る場所です。こういった感情を出せる場所というのはなかなかないので、ぜひ足を運んでもらえれば」と締めくくった。
その後、福岡市長や第5回福岡トリエンナーレの出品作家、福岡アジア美術館館長ら8人とテープカットを行い、開会式は終了となった。
「第5回福岡アジア美術トリエンナーレ2014」は明日9月6日より11月30日まで計74日間の会期で開催される。
第5回福岡アジア美術トリエンナーレ2014概要
□展覧会名称「第5回福岡アジア美術トリエンナーレ2014」
略称:第5回福岡トリエンナーレ、FT5)
□会 期 2014年9月6日(土)〜11月30日(日)水曜日休館
□会 場 福岡アジア美術館全館ほか周辺地域
(福岡県福岡市博多区下川端町3−1 リバレインセンタービル7・8階)
□主催 第5回福岡アジア美術トリエンナーレ実行委員会
( 福岡アジア美術館、西日本新聞社、TVQ九州放送)
□参 加 作 家 36 人・組(21 か国・地域)+特別部門10人 (計46人・組)
□観覧料 ワンデーパス 大人¥1,500(¥1,000) 高大生¥1,000(¥500)
フリーパス 大人¥2,000(¥1,500) 高大生¥1,500(¥1,000)
※( )は団体、65歳以上 、中学生以下無料
□テーマ「未来世界のパノラマ ― ほころぶ時代のなかへ」
Panorama of The Next World : Breaking out into the Future
□構 成
(1) 展示 絵画、写真、映像、インスタレーション等の展示(計100点以上)
(2) 特別部門「モンゴル画の新時代」
過去5 年間でめざましい発展をした地域、ジャンル等を重点的に紹介。今回は、伝統的な技術を用いながらも現代的・都市的な主題によって大きく変容しつつあるモンゴル画を、10 人の若手作家の作品25点で紹介する
(3)交流プログラム アジア各国からの招聘作家による美術交流イベント
(例:公開制作、館外展示、ワークショップ、パフォーマンス、トーク)
イメージソング
『 勇気のしるし』 家入レオ ( 作詞:家入レオ、作曲:西尾芳彦、編曲:佐藤希久生)
<福岡アジア美術館について>
福岡アジア美術館は、アジアの近現代の美術作品を系統的に収集し展示する世界に唯一の美術館です。広範で質の高いアジアの近現代美術作品の展示は、世界のどの美術館とも異なる独自性と魅力を持っています。
〒812-0027 福岡県福岡市博多区下川端町3−1 リバレインセンタービル7・8階
<リンク先>
FT5公式ウェブサイト:fukuokatriennale.ajibi.jp/
福岡アジア美術館オフィシャルサイト:faam.city.fukuoka.lg.jp
<家入レオ プロフィール>
福岡出身のシンガーソングライター。13歳のときに自ら音楽塾ヴォイスの門を叩き、同塾の主宰者である西尾芳彦に師事。後に自身のデビュー曲となる「サブリナ」を完成させた15歳の時、音楽の道で生きていくことを決意。翌年16歳で単身上京。都内の高校に通いながら、2012年2月メジャーデビューを果たし、同年末の日本レコード大賞最優秀新人賞など数多くの音楽賞を受賞。これまで2枚のアルバムを発表し、3度の全国ツアーを成功させるなど、精力的に活動中の19歳。