昨年7月にビクターエンタテインメントより日本メジャーデビューを果たした “FAT CAT(ファットキャット)”が、1Stフルアルバムを10月1日にリリースする事が決定した。FAT CATは、2011年に韓国にてデビューし、シングルごとに変わる破格的なファッションセンスとビジュアルで、『VOGUE girl』に取り上げられ歌手としてだけでなくファッションアイコンとなるアーティストとして注目を浴びている。昨今では、2013年1月に「クォン・サンウ」、「スエ」主演のSBS ドラマ「夜王」のOST「涙の雨」を発表。また、2014年8月には、KBS韓国ドラマ挿入歌「My Dear Cat」(猫はいる)に決定し、OST「ゆっくり近くに」を発表している。この新ドラマは、初回23.3%で1位好発進と話題の韓国ドラマ。「My Dear Cat」 OST制作会社プラスメディアのイソングォン代表は「OST企画初期からFAT CATの参加を計画し、実力派作曲家と共に最高の歌唱力を誇るFAT CATが意気投合して完成度の高いバラード曲が誕生した」とコメントしている。
そんな彼女は、ファッション×カルチャー×音楽をテーマに様々な活動を起点にカルチャー発信となるアーティスト。今回の日本フルアルバムは、ポップカルチャーを代表する話題のクリエイターが集結。中毒性のあるキャッチーなメロディー、CMに選ばれた楽曲「Make Up」、「オシャレ☆バトル」、配信シングルで100万回動画再生を誇るK-POP曲「Is Being Pretty Everything」を日本Ver.でセルフカバーした話題曲などを含む全11曲を収録した完成度の高い楽曲となっている。
アルバムのリリースにあたり、日本のミュージックシーンにおけるK-POP界の第一人者で文化人の「古家正亨」氏より下記コメントが寄せられている。
『初めて彼女に出会った時、これほど日本のポップカルチャーを吸収し、自らの世界観に昇華できるアーティストが韓国にいたのかと、正直驚かされた。90年生まれの今年24歳。その名前からは全く想像できないスタイルの良さと、キュートなルックス、そして原宿系を独自解釈したファッションセンスで、2013年7月にシングル「Make Up」で日本デビューを果たしたFAT CAT。デビュー当初、事務所代表が名付けたというそのアーティストネームに、彼女自身も戸惑ったというが、寧ろそのインパクトは計算済みだったのだろう。2011年のデビューと同時に検索語ランキングで上位に入り、当時韓国では珍しかった(アイドルというカテゴリー外の)ファッションアーティストとして、韓国版「VOGUE girl」にも取り上げられるなど、ポップアイコンとしてK-POPシーンに君臨することになった彼女だが、どちらかというとその表面的なところにばかり注目が集まりがち。しかし、大学でポピュラーミュージックを専攻し、様々なジャンルを歌いこなせるその能力は高く評価され、クォン・サンウ主演の人気ドラマ『野王』のサウンドトラックアルバムに参加し「涙の雨」という韓国的バラードを歌い上げるなど、その歌唱力は折り紙付きである。
そんな彼女がよりそのポップアイコンとしての存在を極めることになったのが、ここ日本でのデビューがきっかけだった。折しも日本は空前のファッションアーティストブームで、音楽性だけでなく、その“キャラクター性”もまた、老若男女から幅広い人気を得る理由となっていたが、彼女もまた、その明るいキャラクターと、原宿系ファッションフリークとして、日本の各分野のクリエーター達と合流し、完璧な日本語を使いこなすトークで、“韓国”というキーワードを意識させることなく“FAT CAT”というブランドを着実に築いていった。
そしてついに、そんな彼女の第1章の集大成となる1stフルアルバムがここに完成を迎えた。タイトルは『NEKO MUSIC』。まさに彼女の日本における音楽の世界観が凝縮された1枚だが、“NEKO”とつくだけに、歌詞にしっかり“ねこ感”をちりばめているところが心憎い。CMソングにも起用されたデビュー曲の「Make Up」や、韓国の人気ガールズグループSecretのヒット曲「Shy Boy」、「Starlight Moonlight」などを手掛けてきたヒットメイカー、カン・ジウォンとキム・キボムが手掛けたセカンドシングル「Is Being Pretty Everything」、さらに3rdシングルとしてリリースされた「ネコRock!」と言ったすでに話題となったシングル曲を収録。さらにアルバムオリジナル曲も充実。「Spin」は、アルバム『NEKO MUSIC」の核になる楽曲で、ファッショニスタである彼女だが、そのスピンドルは「決して着飾らない、ありのままの自分であることを表現する」ということを、かわいい歌詞と軽快なサウンドで楽しませてくれる。この曲を含むアルバムのための書下ろしオリジナル8曲を含む全11曲はいずれも良曲ばかり。個人的には、あのシンガーソングライターの浅田祐介が書いた、サビの“nya nya nya”のフレーズから“ねこ感”をたっぷり感じさせてくれる疾走感あふれるポップチューン「Kitten Girl」、ファッションアイコンである彼女らしさが表現された詞と青山マリーの手による幻想的なシンセサウンドとスピーディーな曲展開が心地よい「オシャレ☆バトル」、矢野顕子調のメロディー進行にエレクトロニカポップの要素を巧く融合させた「Candy Girl」、SNS時代の女の子の気持ちを表現したちょっぴり懐かしい感じのポップチューン「いいねなう」が特に印象深い。以前彼女は筆者のインタビューに対して「“太った猫”って検索すると、丸々と太った猫の写真ばかり出てくるんですけど、観方によってはすごく可愛いし、すごく存在感あるし、良く観るといろんな表情が見えるんですよね。だから私も、そんないろんな表情を見せていきたいし、知ってもらいたいんです」と話していたが、その場として適した所は、まさにライブと言えるだろう。決してまだ多くのステージを踏んではいない彼女だが、そのステージでの弾けんばかりのパフォーマンスを見る限り、“FAT CAT”の本領はライブで発揮されるのではないだろうか。今回、このフルアルバム「NEKO MUSIC」の完成によって、次はステージにおける彼女の世界観の完成を観てみたい。最近少し大人しかった太った猫の逆襲?!が楽しみである。』
ラジオDJ/テレビVJ
古家正亨
■FAT CAT(ファットキャット) PROFILE
1990 年生まれ、ソウル出身。2011年8月にDefconn( ヒップホップ歌手) の「How to leave the Rapper Part?」にフィーチャリングで参加し、ミュージック番組でDefconn と舞台に一緒に上がって放送出演する度に、ポータルサイトのリアルタイム検索ワードでランキング1 位に上がるなど話題になる。さらに同年9 月29 日デビューシングル「My Love Bad Boy」で、「時計の秒針を刻む音ダンス」を披露し、話題となった。2012年2nd シングル「Is Being Pretty Everything」 を発表。
ミュージックビデオが公開3日で再生回数50 万を記録。現在は、関連動画がTOTAL 累計100万回再生以上を誇っている。3rd シングル「It’s Like a Dream」は音源配信サイト「Bugs」でチャート1位を獲得。シングルごとに変わる破格的なファッションセンスとビジュアルで、『VOGUE girl』に取り上げられるなど歌手としてだけでなくファッションアイコンとなるアーティストとして注目を浴びる。2013年1月には韓国で「クォン・サンウ」、「スエ」主演のSBS ドラマ「夜王」のOST「涙の雨」を発表。ファッションフリークでもある彼女は、日本での活動をスタート。韓国語、英語、日本語のトライリンガルの彼女は日韓だけではなくグローバルの活動を展開していく。2013 年7 月24 日に日本メジャーデビュー。2014年8月には、KBS韓国ドラマ挿入歌「My Dear Cat」(猫はいる)に決定し、OST「ゆっくり近くに」を発表。待望の日本メジャーアルバムを2014年10月1日にリリースする。
作品情報
FAT CAT 1st ALBUM
「NEKO MUSIC」
2014.10.1 Release VICL-64154 ¥3,000+TAX
1.Kitten Girl
2.Spin
3,Is Being Pretty Everything
4.ネコRock!
5.オシャレ☆バトル ※アピタ・ピアゴ クリスマスチキン イメージソング
6.Make Up ※アピタ・ピアゴ きらきら ランドセル イメージソング
7.Candy Girl
8.いいねなう
9.ねこもふ
10.フラリ
11.片思いテレパシー
全11曲を収録。
リンク
FAT CATオフィシャルチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC1kNOKislmptxN-Odu8hnmw
FAT CAT オフィシャルHP :
http://jvcmusic.co.jp/fatcat
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https://twitter.com/fatcat_jp
<関連リンク>
■FAT CAT オフィシャルHP