吉田拓郎のソニー在籍時代(当時CBS・ソニー)の楽曲を集めたCD-BOX『Takuro Premium 1971-1975』のリニューアル企画盤が6月25日にリリースされた。
ソニー在籍時代にリリースされた『元気です。』『伽草子』『今はまだ人生を語らず』の3枚のオリジナル・スタジオアルバムに、1973年11月26日と27日に東京中野サンプラザホールで行われたコンサートを収録し「ライブ・アルバムの傑作」として知られる『よしだたくろう LIVE’73』、さらにシングルAB面を発売日順に収録した『シングル・コレクション』(アルバム未収録楽曲も網羅)を加え2009年に発売された5枚組『Takuro Premium 1971-1975』。今回のリニューアルにあたり、2012年発売の『吉田拓郎ライブ コンサート・イン・つま恋’75』を加え、6枚組にグレードアップされた。
このアルバムは1975年8月2日から3日にかけ、静岡県掛川市の満水つま恋多目的広場で開催された日本初のオールナイト・イベント「つま恋 ’75」でのパフォーマンス10曲に、リハーサル音源1曲を加えてCD化したもの。前述の「LIVE ’73」と同様、当時の吉田拓郎の勢いを耳から体感できる強力盤だ。
上記の収録ディスク全6枚を高品質Blu-spec CD2にし、BOXのデザインも一新、完全生産限定盤でのリリースとなる。
また同日、音楽配信サイトmoraにてアルバム『元気です。』のハイレゾ配信もスタート。1972年7月21日にCBS・ソニー移籍第一弾アルバムとして発売された今作は、フォーク、そして日本のミュージックシーンに刻まれる名盤として、現在に至るまで吉田拓郎のアルバムとしては最高のセールスを記録している。
「旅の宿」「夏休み」「祭りのあと」、ザ・モップスに作品提供した「たどり着いたらいつも雨降り」など全15曲を収録。オリジナルアルバムのアナログ・トラックダウン・マスター・テープからハイレゾリューション用に新たにリマスタリングしての配信となる。より原音に忠実な高品質で、作品本来の迫力をより強く感じることができるだろう。
6月30日の東京国際フォーラム ホールAを皮切りに、2年ぶり全5公演の首都圏ツアーがスタートする吉田拓郎。会場に足を運べる幸運な人も、残念ながらその機会を逃した人も、
この2つのリリースを機会に、その歴史と名曲の数々を振り返ってみるのも良いだろう。
『Takuro Yoshida Premium 1971-1975』スペシャルサイト
http://www.110107.com/yoshida_takurou
「元気です。」ハイレゾ配信moraサイト
http://mora.jp/package/43000001/4582290402956/
『Takuro Yoshida Premium 1971-1975』
品番&定価:MHCL-30240〜5/定価:13,200+税
収録枚数:CD6枚組/全76曲【完全生産限定盤】