9月21日(日)に行われる、くるり主催の野外イベント「京都音楽博覧会2014 IN 梅小路公園」の出演者が明らかになった。
「京都音楽博覧会」は、くるりメンバー全員の出身地である京都で開催され、しかも京都駅から徒歩15分圏内の公園で行われるというアクセスの良さにも定評があるイベントで、今年でついに8年目を迎える。これまでには、細野晴臣、石川さゆり、小田和正ら国内のトップアーティストをはじめ、JAMES IHAやベンチャーズら大物海外勢にいたるまで多様なアーティストが出演。“くるりらしい”ラインナップとさまざまな企画が大きな魅力で、京都の秋の一大イベントとして毎年恒例となっている。
すでに開催に向け大きな話題となっている中、8回目の音博の出演者が本日、ついに発表となった。国内からはくるりと椎名林檎、そして海外から4組のアーティストを招聘。すでに発表されているメンバーの開催宣言にもあるように、まさに「音楽博覧会」と呼ぶにふさわしい、多国籍で多様なジャンルを網羅するラインナップとなった。
例年Sold Outが続いている京都音博。現在オフィシャルサイトにてチケット先行予約を実施中(〜6/9まで)。今年も音博の魅力の一つである、「新たな音楽との出会い」がたくさんありそう。早めにチケットをゲットしよう。
【出演アーティスト】
くるり
椎名林檎
ペンギン・カフェ(イギリス)
サム・リー(イギリス)
トミ・レブレロ(アルゼンチン)
ヤスミン・ハムダン(レバノン)
and more…
くるりメンバーからの開催宣言
今年8回目となる京都音博は、まさに「音楽博覧会」。地域の交流の場として、そして賑わいの広場として、年々活気を増しつつある梅小路公園が会場です。文化と芸術、そして国際交流の街、京都。そんな街並みに相応しい素敵な音楽博覧会を目指します。皆さんの心に未来と希望を届けることが目標です。
岸田繁(くるり)
八年目という末広がりな年に開会宣言できる事を嬉しく思います。
世界の音楽の博覧会をくるりの地元である京都で開催するという音博のスタートからの理念。今年は相当に相応しいラインナップになりました。世界はリアルタイムに繋がっていて、音楽は自由だという事を改めて感じられる一日にします。そんな中で鳴らされる今のくるりの音楽にもご注目ください!
佐藤征史(くるり)
8回目の京都音楽博覧会です。末広がり!そして、今年は音博前日に開催されます、くるり京都秋の宝探し大会。京都中のあちこちに隠された謎を解き明かす、音博恒例イベントです。今回はどんなお宝が待っているのでしょう?乞うご期待。ぜひとも両日合わせてお楽しみ頂きたいと思います。
ファンファン(くるり)
■京都音楽博覧会2014 IN 梅小路公園
開催日:2014年9月21日(日)
場所:京都・梅小路公園 芝生広場(JR・近鉄・地下鉄京都駅より徒歩15分)
開場:10:30 開演:12:00(いずれも予定) 雨天決行・荒天中止
チケット:前売り8,888円(税込) 当日券9,999円(税込)
(※前売りで完売した場合の当日券販売はございません。)
チケット一般発売:7月27日(日)
TOTAL INFO: http://kyotoonpaku.net/
■恒例の宝探し、今年も開催!!
タイトル:京都音博 presents くるり京都秋の宝探し大会2014
日時:2014年9月20日(土) 10:00〜18:00
開催場所:京都市内 全域
参加料:くるり京都秋の宝探しキット 2,700円(税込)※1000セット限定
※京都音楽博覧会2014チケットを購入された方に限ります。
【引換時間】後日ご案内いたします。
【引換場所】引換ブース場所は、京都音博ホームページで後日ご案内いたします。
★引換券で「宝探し大会」へ参加できません。「宝探しキット」と交換し、ご参加ください。
★「宝探しキット」引換ブースなどの詳細は、京都音博ホームページで後日ご案内いたします。
★京都音楽博覧会2014のチケット購入が必要です。
☆出演アーティストプロフィール
○くるり
1996年立命館大学の音楽サークル「ロックコミューン」にて結成。室内楽からサイケ・オルタナ・フォークまで様々な要素をリズム&ブルース・マナーで演奏。ワン・アンド・オンリーな、日本語で歌うロックバンドである。
○ペンギン・カフェ Penguin Cafe(イギリス)
72年頃より英国出身の音楽家サイモン・ジェフス(1949-1997)を中心に活動をはじめた。76年にブライアン・イーノの環境音楽レーベルOBSCUREよりデビュー。アンビエント、ミニマル、テクノなどの音楽が注目を浴びた80年代に、お洒落な環境音楽/サブカルチャーの旗手として一世を風靡し、多くの先鋭的アーティストから支持され、フォロワーを生んだ。現在も音楽シーンだけでなく、映画やアート・シーンにも多大な影響を与え続ける伝説的な室内楽団。英国を代表する振付家デヴィッド・ビントレーが、PCOのコンセプトと音楽の多様性に刺激され、英国ロイヤル・バレエ団の作品「ペンギン・カフェ」(日本では新国立劇場が2010年初演、2013年春に再演)を創作したことでも知られる。97年に若くしてサイモンが他界したことで活動停止を余儀なくされるが、2009年に息子アーサー・ジェフスが父の遺志を引き継ぎ、メンバーも一新させ「ペンギン・カフェ」と改名。2011年に新生ペンギン・カフェとしての初のアルバム『ア・マター・オブ・ライフ…』(VITO-112)を発表、コンサートも行うなど本格的に始動した。こうしてペンギン・カフェの音楽は、父サイモンから息子アーサーへ受け継がれ、見事に現在に蘇った。日本では2007年に坂本龍一のレーベル commmonsより、伊藤ゴロー プロデュースのPCOベスト盤と豪華ミュージシャンによるトリビュート盤がリリースされ、その存在が改めて広く知られたことで再評価が高まり、若い世代からも支持されている。2012年の来日公演では、日替わりゲスト(salyu×salyu、ゴンチチ、伊藤ゴロー、相対性理論)を迎えた3日間の公演が完売、大きな話題となった。今年3月にはユングの著書「赤の書」に由来する2ndアルバム『ザ・レッド・ブック』(VITO-120)をリリース。このアルバムはNASAの宇宙国際オーケストラの為に書かれた曲も収録し、夢世界から宇宙までをも巡るスケールの大きな作品となっている。9月には京都音楽博覧会を皮切りに2度目の来日ツアーを予定している。
○サム・リー SAM LEE (イギリス)
1980年イギリス生。ルーツは東欧系ユダヤ人で、父は作家/芸術家、母はオペラ・マニアという音楽的に恵まれた家庭環境で育つ。大学時代はファインアートを専攻し、卒業後は喜劇役者やダンサー、音楽プロモーターなどの活動をしていたが、25歳の時に1950~60年代に録音された伝統音楽の音源を聴き、「恋に落ちた」ことで人生が変わる。ブリテン諸島に昔から住んでいるトラヴェラーズ(漂泊民)のコミュニティに入って教えを乞い、伝承曲を150曲以上習得。2012年にデビュー作『グラウンド・オブ・イッツ・オウン』を発表すると、瞬く間に各方面から絶賛され、セールス的にも大成功を収める。本国イギリスのみならずヨーロッパのワールド/フォーク・ミュージック・シーンで、いま大変な注目を集めている期待の新星である。今秋には2ndアルバムのリリースを予定している。
○トミ・レブレロ Tomi Lebrero (アルゼンチン)
バンドネオン奏者/コンポーザー/シンガー・ソングライター。’78年ブエノス・アイレスの生まれで巨匠ロドルフォ・メデロスなどに師事、オルタネイティヴなタンゴ楽団 – オルケスタ・ティピカ・フェルナンデス・フィエーロに創設メンバーのひとりとして参加。’05年の「Tomi Lebrero y El Puchero Misterioso」以来、バンドネオンのみならずギターも弾き唄うシンガー・ソングライターとしてのキャリアを開始、最新作の「Fraude(2014)」まで4作のオリジナル・アルバム、2作の映画サントラを発表。ブエノス・アイレスっ子としてのアイデンティティを誇るユニークなリリシズム、フォルクローレのリズムを採り込んだ叙情的なコンポージングでパレルモ地区のインディペンデント・シーンを率いる存在となっている。フランス人映像作家ヴィンセント・ムーンのプロジェクト「A TAKE AWAY SHOW #104」にも掲載され、その和やかに美しい楽曲とブエノス・アイレスの夜のイメージが世界中のアート愛好者の間で一躍スポットを浴びる。日本では大洋レコードより傑作選「新観世音 Nueva Kan Ze On」(2009) をリリース、2010年と2011年に来日ツアーを敢行し各地でその人柄が滲む独創的なパフォーマンスが話題となった。
○ヤスミン・ハムダン Yasmine Hamdan (レバノン)
レバノンの出身のシンガー、ソングライター、女優。1976 年レバノン生まれ。1999 年から2005 年まで、アラブのマッシブ・アタックと言われたレバノン・ベイルートのインディーズ・バンド「ソープキルズ(Soapkills)」のヴォーカリストとして活動、アルバムを3枚リリース。バンドの解散後、活動の拠点をパリに移し、マドンナの「Music」のプロデューサーとして名をなした在仏アフガン系のミルウェイズとのユニット「Y.A.S.」として一枚アルバムを2005 年にリリース。2013年に、80’s ニューウェイヴの名曲をボサノヴァ・カヴァーして日本でもヒットしたユニット「ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vagu)」のマルク・コランをプロデューサーに迎え、初めてのソロ・アルバム『YA NASS』(国内盤:VIVO-428)をベルギーのレーベル、クラムドディスクより世界リリースする。2013年に日本公開された、ジム・ジャームッシュの新作映画『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』でフィーチャーされ、世界中から注目を浴びる。映画本編で、ライヴ・ハウスでヤスミン本人が、アルバム収録曲の「HAL」を歌っており、それを観た、何百年もの間、ヴァンパイアとして生きている、ミュージシャンでもある主人公に「彼女は素晴らしい。きっと成功する」と、ジャームッシュ監督は言わせている。今回、くるり主宰「京都音楽博覧会2014」に出演するため、初来日を果たす。
○椎名林檎
1978年11月25日生まれ、福岡県出身。
’98年、シングル『幸福論』でデビュー。東京事変(04-12年)を経て、映画・TV・舞台への音楽提供等多角的に活動。昨年にはデビュー15周年を迎えた。
★京都音楽博覧会 これまでの出演者
○第一回(2007年)出演者:
くるり
Liadan (from Ireland)
Taraf de Haidouks (from Romania)
Jason Falkner (from U.S.A)
大工哲弘&カーペンターズ
ふちがみとふなと
小田和正
Cocco
○第二回(2008年)出演者:
くるり
The Real Group (from Sweden)
小田和正
細野晴臣&ワールドシャイネス
rei harakami
大工哲弘&カーペンターズ
アシャ (from Nigeria)
Lana&Flip (from Austria)
ハンバートハンバート
○第三回(2009年)出演者:
くるり
石川さゆり
奥田民生
ふちがみとふなと
矢野顕子
Ben Kweller (from U.S.A)
BO GUMBO3 feat. ラキタ
○第四回(2010年)出演者:
くるり
The Ventures
andymori
京都魚山聲明研究会
Jim O’Rourke
二階堂和美
遠藤賢司
世武裕子
くるり ザ・セッション(guest 大村達身 森信行 ほか)
○第五回(2011年)出演者:
くるり
小田和正
細野晴臣
石川さゆり
斉藤和義
10-FEET
フジファブリック
マイア・ヒラサワ
○第六回(2012年)出演者:
くるり
細野晴臣
木村カエラ
後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
小山田壮平(andymori)
高橋 優
ホリエアツシ(STRAIGHTENER / ent)
雅-MIYAVI-
山口洋(HEATWAVE)
岸田 繁(くるり)
吉田省念(くるり)
JAMES IHA
(順不同・敬称略)
○第七回(20013年)出演者:
くるり
細野晴臣
奥田民生
RIP SLYME
サンフジンズ
マイア・ヒラサワ
VILLAGERS
<関連リンク>
■くるり オフィシャルサイト
■レーベルサイト