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ロック・シーンにおける孤高のカリスマ:ニール・ヤング。彼の音楽性に多大な影響を与えた楽曲たちを、ジャック・ホワイトと共に現代に蘇らせたカヴァー・アルバム『ア・レター・ホーム』を発表!

音楽

USは5月27日、日本盤は6月25日に発売!

ジャック・ホワイトが主催するTHIRD MAN RECORDSよりアナログ盤のみで発表されていたあの噂の作品が、遂にCD、デジタル、BOX SETで発売!ナッシュヴィルにある貴重なレコーディング・ブース: VOICE-O-GRAPH(ヴォイスオグラフ)にてレコーディングされたこの作品は、ニール・ヤングとジャック・ホワイトという二人の鬼才がタッグを組んだ、過去の名曲達に最大の敬意を表する懐かしくも美しい作品となる。

ロック・シーンにおける孤高のカリスマ、ニール・ヤング。数々の名作を世に送り出し、今なお精力的に作品を発表し続ける彼が、ニールのライヴ・アーカイヴ・シリーズ最新作となったライヴ・アルバム『ライヴ・アット・セラー・ドア』の発表から約5ヶ月、早くも新たな作品を発表する。ナッシュヴィルにある、現代の鬼才:ジャック・ホワイトが所有するスタジオでレコーディングされ、今年のRecord Store day用にジャックが主催するThird Man Recordsから4月18日にアナログ盤のみで発表していた、話題の作品『ア・レター・ホーム』が、いよいよCD、デジタル、そして限定BOX SETとなって発売されることとなったのだ。USでの発売は5月27日、日本盤のCDは6月25日に発売となる。

この作品は、ジャック・ホワイトが所有する1947年産の歴史的レコーディング・ブース、Voice-O-Graph(ヴォイスオグラフ)にてレコーディングされている。このヴォイスオグラフとは、電話ボックスとほぼ同じ大きさのレコーディング・ブースで、その中でレコーディングされた音源がその場でアナログ盤としてカッティングされていく、というもの(ジャケットに映っているニールが入っているボックスが、このヴォイスオグラフだ)。昔は各地の観光地に置かれ、観光の記念に人々がこのブースに入ってメッセージをアナログ盤に書き込む、といった使われ方をしていたこの小さなレコーディング・ブースをジャック・ホワイトが購入、整備し直し、自分の所有するスタジオに置いたものだ。この歴史的なブースでレコーディングされた今作に対し、ニール・ヤングは「今では知っている人の方が少ないであろう昔の技術でレコーディングされていた数々の名曲達をカヴァーした作品だ。ヴォイスオグラフを使ったことで、今はもうなくなってしまった音楽というものが持っていたエッセンスを再び捉え、世に送り出すことができたんだ」と語っている。一発録りで1曲づつ、モノラルでレコーディングされていったこの作品には、ヴィンテージなフォーク作品達にあるあの固有のプリミティヴさ、そして暖かい感触が脈打っている
のだ。

ここに収録された楽曲達は、ニール・ヤングが自ら選んだ楽曲で、彼にとって非常に大きな意味合いを持つ楽曲ばかり。1972年にニールが発表した「ダメージ・ダン(原題: Needle and the Damage Done)」を作るうえで非常に影響を受けたという、イギリスのフォーク・アーティスト、バート・ヤンシュの「死の針(原題: Needle of Death)」や、ボブ・ディランの「北国の少女(原題: Girl from the North Country)」、ウィリー・ネルソンの「クレイジー」、ドン・エヴァリー(エヴァリー・ブラザーズ)の「もう気にしないよ(原題: I Wonder If I Care as Much)」、ブルース・スプリングスティーンの「マイ・ホームタウン」といった過去の名曲達が多数収録されている。実際にニールがヴォイスオグラフの中でパフォーマンスしている映像を使った「死の針」のビデオは、下記のリンクより現在試聴可能だ。

●死の針(Needle of Death)ビデオ: https://www.youtube.com/watch?v=6H47jI6xanA

今作は、ニールが彼の母親に綴った手紙の朗読で幕を開ける。彼の個人的な現在の状況を母親に伝えるこの手紙の朗読が、このアルバムの色合いと雰囲気を決定づけていると言えるだろう。アナログ盤でのB面1曲目でも再びこのメッセージが収録されており、そこではこのアルバムに収録する楽曲を選んだ理由が綴られている。この作品の本質は、タイトルが示している通り「家への手紙」であり、非常にパーソナルで表情豊かな作品となっているのだ。そのレコーディングの手法、楽曲の流れ、そこで鳴らされる「音」、全てがリアルで、生々しい感情に満ち溢れている。

『ア・レター・ホーム』はCDの他にデジタルでも購入可能。既にiTunes Storeにて今作のプレオーダー(予約注文)がスタートしている。日本では、USのリリース・タイミングと同じ5月28日よりデジタル購入が可能になる。また、ヴォイスオグラフから直接作られたマニアにはたまらないアナログ盤や、実際のレコーディング風景やエンジニアのコメントなどを収録したDVDなどをセットにしたデラックス・ボックス・セットの販売も予定、日本ではワーナーミュージック・ダイレクトにて購入可能となる予定だ。

★iTunes Store プレオーダー・ページ: https://itunes.apple.com/jp/album/a-letter-home/id860851506
★ワーナーミュージック・ダイレクト: http://shop.wmg.jp/
デラックス・ボックス・セット内容
●180グラムアナログ盤LP(通常盤アナログ)
●オーディオマニア用180グラムアナログ盤
●CD
●レコーディング風景などを収録したDVD
●32ページの豪華ブックレット
●高音質音源がダウンロード可能となるダウンロード・カード
●6インチ33回転クリア・アナログ盤7枚(7枚目にはボックス・セット限定のボーナス・トラック(ボブ・ディランの「風に吹かれて(原題: Blowin’ in the Wind)」を収録)

※iTunes Storeは米国及びその他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。

ニール・ヤング | 『ア・レター・ホーム』
2014年6月25日発売予定
WPCR-15578 / 2,457 (ex tax)

収録曲:
1. A Letter Home Intro / ア・レター・ホーム・イントロ
2. Changes (Phil Ochs) / 木の葉の丘(フィル・オクス)
3. Girl from the North Country (Bob Dylan) / 北国の少女(ボブ・ディラン)
4. Needle of Death (Bert Jansch) / 死の針(バート・ヤンシュ)
5. Early Morning Rain (Gordon Lightfoot) / 朝の雨(ゴードン・ライトフット)
6. Crazy (Willie Nelson) / クレイジー(ウィリー・ネルソン)
7. Reason to Believe (Tim Hardin) / リーズン・トゥ・ビリーヴ(ティム・ハーディン)
8. On the Road Again (Willie Nelson) / オン・ザ・ロード・アゲイン(ウィリー・ネルソン)
9. If You Could Read My Mind (Gordon Lightfoot) / 心に秘めた想い(ゴードン・ライトフット)
10. Since I Met You Baby (Ivory Joe Hunter) / シンス・アイ・メット・ユー・ベイビー(アイヴォリー・ジョー・ハンター)
11. My Hometown (Bruce Springsteen) / マイ・ホームタウン(ブルース・スプリングスティーン)
12. I Wonder If I Care as Much (Don Everly) / もう気にしないよ(エヴァリー・ブラザーズ)

【ニール・ヤング ショート・バイオ】

1945年カナダのトロント生まれ。66年にロサンゼルスに移り、リック・ジェイムス率いるマイナー・バーズを経て、
スティーヴン・スティルスらと共にロサンゼルスでバッファロー・スプリングフィールドを’67年に結成するも、翌年’68年に解散。’69年、ソロとなったニールはアルバム『ニール・ヤング』と、クレイジー・ホースをバックに従えた『ウィズ・クレイジー・ホース』の2枚を発表。また同年夏には、S・スティルスがデヴィッド・クロスビー(元ザ・バーズ)、グラハム・ナッシュ(元ホリーズ)と共に結成したクロスビー、スティルス&ナッシュ(CS&N)に参加、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(CSN&Y)としての活動も並行して行ない、『ウッドストック』にも出演、また’70年に発表された「デジャ・ヴ」は全米1位に輝いたが、その後バンドは解散してしまう。

その後ニールはソロとして’70年に「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」、翌’71年には「ハーヴェスト」という、初期の傑作としてしられる作品を発表し、シンガー・ソングライターとして際立った存在感を見せつけ、人気を決定づけることとなった。その後もソロ名義、クレイジー・ホース名義の他、CSN&Yの再結成など精力的に活動を続け、孤高のレジェンドとしての地位を確立していく。

パール・ジャムとのコラボレーションや、セックス・ピストルズのジョニー・ロットンに捧げる曲、ニルヴァーナノカート・コバーンに捧げる曲を発表するなど、時代の流れを捕えつつ、若手との交流を続けながら既成の枠にはまることなく革新的なギター・プレイ/サウンドを生みだし続けている。他に特筆すべきは、毎年開催される、障害時教育機関のチャリティ・イベント「ブリッジ・スクール・ベネフィット・コンサート」の主宰者としても活動している点だろう。現在も、ニュー・アルバムの発表や、過去の膨大なライヴ音源のアーカイヴをまとめるライヴ・アーカイヴ・シリーズ、未発表音源をまとめるアーカイヴ・シリーズなど、意欲的に音源をファンに提供し続けている。

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