イギリスが生んだ超絶スピーディ・メロディアス・メタル・バンド、ドラゴンフォースは現在、彼らにとって通算6枚目となるスタジオ・アルバム『マキシマム・オーヴァーロード(原題: MAXIMUM OVERLOAD)』の制作を行っている。イェンス・ボグレンをプロデューサーに迎え、スウェーデンにあるFascination Studioにてレコーディングされた今作は、過去カール・グルームと共同プロデュースで作品を作り上げてきた彼らにとって、初めて外部のプロデューサーを迎え入れて制作した作品ということになるのだ。
『マキシマム・オーヴァーロード』は、ドイツのEdel Music Groupの傘下である新しいレーベル、Ear Musicより、イギリスでは8月18日に発売となるのだが、この新レーベルからの新作発売に伴い、日本ではワーナーミュージック・ジャパンより8月20日に日本盤の発売を予定している。
「イェンスと仕事をすることで、楽曲に対して、そしてサウンドのダイナミズムに対して、今までとは違った見方が出来るようになった。今までは自分達のスタジオでアルバムをレコーディングしてきたけど、今回スウェーデンでレコーディングしたことでより制作過程に集中し、俺達自身を駆り立てることができたんだ。イェンスはまさしく俺達を駆り立てていたね。彼は休日ってものをまったく信じていないんだ!」 と、ギターのマエストロ、ハーマン・リは語る。
「このアルバム・タイトルとジャケット・アートワークは、俺達が日常生活を送る中で常にさらされる、絶え間ない情報という名の爆撃に影響を受けたものだ」とハーマン・リは付け加える。「ある時俺達は、フライト・スケジュールやいろんな広告が映し出されるテレビのモニターに囲まれた空港の出国ラウンジにいた。周りを見渡してみると、だれも話をする人はおらず、タブレットやラップトップ、携帯電話のスクリーンをずっと見ている人ばかりだったんだ。もう逃げ場はない、完全なる情報過多ってやつさ!」
『マキシマム・オーヴァーロード』には、ちょっとした思いもかけないようなサプライズが用意されている。その中の一つは、トリヴィアムのマット・ヒーフィーがゲスト参加している点だろう。「俺達はいつもトリヴィアムの連中といい感じでつき合っていたんだ。マットが数日俺達のために時間を割いてくれて、俺達の曲に参加してくれるってなった時は、もう最高だったね!」とフレデリク・ルクレルクは語る。
またこの最新作には、ドラゴンフォースにとって初の試みとなる挑戦も収録している。それは、カヴァー曲をレコーディングしている、という点だ。サム・トットマンはこう語る。「最後のオーストラリア・ツアーが始まる直前に、俺達のマネージャーが提案してきたんだ。次のアルバムにはカヴァー曲を入れたら面白いんじゃないかってね。カヴァー曲ってのはいつも俺達が拒否し続け、考慮することすらしてこなかったんだけどね。まあその時俺達全員が数杯のビールを飲んでいたからだろうけど、とりあえずメンバー全員、それぞれが思いつく曲を3曲づつ書き出したんだ。そのリストを見て、みんなで笑い合ってた。俺はジョニー・キャッシュの「リング・オブ・ファイア」を挙げたんだけど、そのアイデアをメンバー全員が気に入ったみたいだったんだよね。だから、その曲をドラゴンフォース的にアレンジし直したのさ!」
この最新作『マキシマム・オーヴァーロード』は、通常盤の他に、ボーナス・トラックを追加収録し、ボーナスDVDをつけたCD+DVDスペシャル・エディション、そしてアナログ盤でのリリースが予定されており、配信も通常ヴァージョン、スペシャル・エディション・ヴァージョンの発売が予定されている。
この最新作『マキシマム・オーヴァーロード』の詳細は、今後徐々に明らかになっていく予定だ。
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