本日2014 年3 月12 日にニューアルバム 『RAY』 をリリースするBUMP OF CHICKEN。そのアルバムの推し曲である『ray』の別バージョンとして、 初音ミクとのデュエット Ver の楽曲とそのミュージックビデオが制作されました。BUMP OF CHICKEN としては初のコラボレーション楽曲&MV の制作となり、初音ミクとの斬新な顔合わせが大きな話題となることでしょう。
NEW ALBUM 「RAY」
■初回限定盤【CD+DVD】TFCC-86456 / ¥3,714+税
■通常盤【CD】TFCC-86457 / ¥2,913+税
『ray』は、2013 年のツアー『WILLPOLIS』最終公演の日本武道館にて初披露され、大きな話題を呼んだ楽曲です(新曲をライブで初披露するのはバンドとして初の試みでした)。その制作においてはメロディ、歌詞、特にアレンジにおいて、多岐に渡って新たなアプローチが取り入れられました。「楽曲の持つ新たな方向性をより斬新かつ前衛的に提示していくためにはどのような方法が考えられるのか」ということを考慮していく中で、初音ミクとのコラボレーションという結論に至りました。
この前代未聞のコラボレーションを実現するために、初音ミクの開発元であるクリプトン・フューチャー・メディア社はもちろんのこと、初音ミクのプログラミング担当としてkz(livetune)が、MV の監督としてクリエイティブプロダクション・A4A の東市篤憲氏が、初音ミクのダンス担当として振り付け師のYumiko 氏が参加。これらクリエイターは、皆一様に“BUMP OF CHICKEN の楽曲だからこそ”というモチベーションのもとに最高の創造性を発揮しています。一見すると唐突で距離が遠く感じられる、BUMP OF CHICKEN と初音ミクの組み合わせは、お互いへのリスペクトと楽曲が導き出した必然に満ち溢れたコラボレーションに他なりません。そしてその出逢いは、海外におけるマドンナ×Gorillaz、Coldplay×Jay-Z のような、斬新で前衛的な魅力に溢れた、珠玉の異種コラボレーションを実現することでしょう。
BUMP OF CHICKEN feat.HATSUNE MIKU「ray」ミュージックビデオについて
BUMP OF CHICKEN×初音ミクのコラボレーションMV の監督は、国内外で大きな話題となった初音ミクのボーカロイドオペラ「THE END」の映像プロデュースや、初音ミク×LOUIS VUITTON のファッションコラボレーションの総合プロデュースなどを手掛け、初音ミクとアートやファッションとの斬新なコラボレーションを実現してきた新鋭クリエイティブプロダクション・ A4A (エー・フォー・エー)の東市篤憲氏が担当。BUMP OF CHICKEN×初音ミクという異色の組み合わせを全面プロデュースしています。このMV で実現したのはただのコラボレーションではありません。お互いに新たな世界を切り開くため、革新的な方法で“共演”を果たしました。それは、 CG 合成ではなく、 BUMP OF CHICKEN と初音ミクが同じ空間に立ち、撮影に挑むという、世界初の“リアルタイムでの共演”です。この撮影のために、クリプトン・フューチャー・メディア社は「 14 (イチヨン)モデル」という新たな 3DCG モデルの初音ミクを制作。また、撮影・収録も、スクリーン素材、センサー制御トラッキング設計、同期システム、リアルタイムアニメーション技術など、同社が開発した革新的な仕組みを用いて行われています。同社の完全監修の元、BUMP OF CHICKEN×初音ミクの新たな世界が切り開かれました。
なお、初音ミクの振り付けは、でんぱ組.inc やゆずなどの振付けで知られるYumiko 氏が担当。Yumiko 氏が実際に踊ったダンスをモーションキャプチャで取り込み 14 モデルの初音ミクに踊ってもらうことで、斬新でファニーなダンスを踊る初音ミクが完成しました。本MV は、後日BUMP OF CHICKEN オフィシャルスペシャルサイト(http://bump.mu/)にて公開予定。ぜひその仕上がりを楽しみにお待ちください。
BUMP OF CHICKEN feat. HATSUNE MIKU「ray」について
今回のコラボレーション音源では、BUMP OF CHICKEN のボーカル藤原基央と初音ミクとの異色のデュエットを聴くことができます。その初音ミクのプログラミングを手掛けたのは、自身もBUMP の大ファンだと公言するkz(livetune)。トイズファクトリーという同レーベルに所属するアーティスト同士のタッグとなり、藤原の作る繊細で綿密なボーカルラインを見事に初音ミクに歌唱させています。なお、デュエット形式でのコラボレーションもBUMP OF CHICKEN としては初の試みになります。また配信はレコチョク、iTunes Store 他にて開始します。
BUMP OF CHICKEN×初音ミクコラボレーションに寄せて
文=ライター・編集者・音楽ジャーナリスト 柴那典
BUMP OF CHICKEN と初音ミク――。誰も予想していなかっただろう、驚きのコラボレーションが形になった。7th アルバム『RAY』の収録曲「ray」の別バージョンとして作られたミュージックビデオにて実現したこのコラボ。ディレクターは、昨年パリ公演を成功させたボーカロイドオペラ「THE END」のプロデューサーも務めた東市篤憲(A4A)。360°ホログラムのスクリーンに初音ミクが登場し、“光”をモチーフにした幻想的な映像世界の中でメンバー4 人と共に歌い踊るという、美しくも感動的な仕上がりになっている。大きなポイントは、単に初音ミクがキャラクターとしてMV に起用されたのではなく、バーチャルシンガーとしてバンドと実際に共演を果たしている、ということだ。楽曲自体もこのために新たなバージョンが制作された。そこでは藤原基央と初音ミクがデュエットで歌い、掛け合いし、独特のハーモニーを響かせている。歌声のプログラミングを担当したのは「Tell Your World」など数々のボーカロイド楽曲を手掛けた音楽プロデューサーkz(livetune)だ。撮影にあたっても、CG の合成処理は一切用いず、全てをライブで行うことが貫徹された。バンドは初音ミクを「共演
者」として迎え入れたわけである。ファンにとっても、そして音楽シーン全体にとっても大きなインパクトを持って迎えられるだろう今回の試み。「ray」という楽曲が持っているポテンシャルの大きさにより実現したといっても過言ではない前代未聞のコラボレーションを、ぜひ楽しんでほしい。
(※オフィシャルインタビューより抜粋。全文はhttp://bump.mu/で読むことが可能)
クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 代表取締役 伊藤博之氏コメント
初音ミクは音声合成分野にとどまらず映像の分野においてもクリエイティブをリードする象徴だと思ってます。今回のコラボは、映像システムの開発クリエイターとして当社も関わらせていただき、他のクリエイター様と共にPV の映像表現に関わらせていただきました。ネットで活躍するクリエイターからメジャーなアーティストまで様々なコラボを通じて、グローバルな創作環境を提供していきたいです。
kz(livetune)コメント
最初お話を聞いたときは驚きでいっぱいでした。昔から大好きだったバンドとこうしてお仕事ができるとは思いもしませんでした。藤原さんの独特なヴォーカリゼーションに合わせることができるかどうか、難しい作業ではありましたが、少しでも僕の想いが伝わってくれたら嬉しいです。メンバーの方々と長時間スタジオでお互いにアイディアを出し合いながら、非常に刺激的な時間を過ごすことができたことは、僕の宝物になりました。高校の頃、毎日のようにグングニルを聴きながら朝日を浴びて自転車を漕いでいた自分に自慢したいです。
BUMP OF CHICKEN コメント
監督が持ってきて下さったMusicVideo の絵コンテを見て、素晴らしいと思い、「面白そうだ」という気持ちが爆発した
感じでした。初音ミクに対しては、歌を再現するということにおいて、とても忠実で誠実であり、その事にすごく共感できるところがありました。是非、聴いて欲しいな、と思います。
TOY’S FACTORY / CREATIVE 1
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