T-BOLAN初のドキュメンタリー『T-BOLAN THE MOVIE 〜 あの頃、みんなT-BOLANを聴いていた 〜』の記念上映会が行われ、メンバーによる舞台挨拶が2月22日東京・新宿ピカデリー、翌23日大阪・なんばパークスシネマで行われた。ロックなタキシード姿で4人が登場すると会場は歓声につつまれ、30分にわたるトークや集まったファンと記念撮影するなど盛り上がりをみせた。
これは3月21日にリリースされる彼らのドキュメンタリーDVDの完成を記念しての上映会で、予てより報じられていた“初めて明かされるメンバーの本音”を我先に確かめようとするファンの姿で会場は満員となった。
T-BOLANは、ヴォーカル・森友嵐士の心因性発声障害により、1999年に一度は解散。13年の時間を経て、2012年に復活を宣言した。ドキュメンタリーを作ることになったきっかけについて森友は「復活してようやく来月ライブをする上で、“あまりに長い空白ができてしまった”。90年代のT-BOLANというものと、その後のメンバーひとりひとりの想い、そしてファンの皆さんの気持ちが一つにつながって、時間を埋められたらいいなという気持ちで作った」と明かすと、集まったファンに対し「映画館の舞台に立つということは想像もしていなかった。でも、皆さんに会えてとても嬉しい」と感謝を述べた。
その後、トークは来月行われる19年ぶりのワンマンライブの内容へとフォーカスし、ベースの上野博文は「自分自身が楽しんでいる姿を見て欲しい」、ドラムの青木和義は「皆さんが待っててくれたように、僕も待っていました。身体がぶっ壊れようがやりきるのでよろしくお願いします」と意気込みをみせた。さらに解散前のラストライブを行った大阪・厚生年金会館(現・オリックス劇場)のステージに再び立つことに関し、ギターの五味孝氏から「ツアーでいろいろな地方を巡ったけど、大阪はとくに強い思いがある。1995年3月26日にライブがストップして、今そこからスタートできることを嬉しく思っています。ぜひ楽しんでください」と“あの頃”を振り返ると、森友は「メンバーが再会して音を出しあったとき、不思議なくらいまったく違和感を感じなかった。19年ぶりのワンマン。俺たち自身、その日になるまでどうなるかわからないけど、それもドキュメント。あの当時の続きがそこにあるようなライブにしたい。皆さんもあの時の自分と今の自分の両方を思い出しながら楽しんでください」とドキュメンタリーとライブをリンクさせた内容でまとめあげた。
鑑賞後のファンからは、「T-BOLAN復活を信じ続けていて良かった。想いを貫くことの難しさや夢の儚さはもちろんあるけれど、それでも本気で向き合えば叶うことを、彼らが身を持って教えてくれた」「自分の人生の中にT-BOLANがあってよかったと心から思える」「10年以上も戦い続けていたというのがリアルすぎて、復活のエピソードでは泣いてしまった。4人が揃ってくれて本当に嬉しい」などの感想が寄せられ、彼らが作品に込めた願いはきちんと届いているようだった。
T-BOLANドキュメンタリー『T-BOLAN THE MOVIE 〜 あの頃、みんなT-BOLANを聴いていた 〜』は、新宿ピカデリー(東京)、なんばパークスシネマ(大阪)において2月28日まで上映。
また、単独ライブ「T-BOLAN LIVE HEAVEN 2014 〜 Back to the last live !! 〜」は、3月8日(土)大阪・オリックス劇場、3月21日(金・祝)東京・渋谷公会堂で開催。両公演ともチケットは既に完売している。
【作品概要】
◆『T-BOLAN THE MOVIE 〜 あの頃、みんなT-BOLANを聴いていた 〜』
バンド絶頂期、そしてボーカル森友嵐士の心因性発声障害による活動停止期間を経て、1999年の解散を決断。そして一度違う道を選んだメンバーは紆余曲折を乗り越え、2011年に声を取り戻した森友のもとで再会。本作はいくつもの栄光と苦闘を乗り越えたメンバーの想いと、T−BOLANというアーティストとともに時代を歩んだファンの声や著名人へのインタビュー、
さらには貴重なライヴ映像や、解散から13年を経た今だからこそ語ることが出来た最新のメンバーインタビューを交えたドキュメンタリーである!
(2014/日本/約100分/カラー/16:9/5.1ch/DCP)
◆T-BOLAN THE MOVIE 〜 あの頃、みんなT-BOLANを聴いていた 〜オフィシャルH.P
http://www.beinggiza.com/zain/t-bolan/movie.html
◆T-BOLAN オフィシャルfacebook
https://www.facebook.com/TBOLAN.Official
◆上映会・DVD発売情報
http://l-tike.com/cinema/t-bolan/
◆上映会場/上映日
[東京] 新宿ピカデリー / 〜2014年2月28日まで 19時〜
[大阪] なんばパークスシネマ / 〜2014年2月28日まで 19時〜
[北海道] [宮城][埼玉][神奈川][名古屋][京都][広島][福岡]の上映は終了しました。
<入場料> ¥2,000円(税込)
詳しくはローチケ.com(http://l-tike.com/cinema/t-bolan/)をご覧ください。
◆DVD Loppi(ローソン・ミニストップ)&HMV限定発売決定
<価格> ¥5,600円(税別)
<発売> 2014年3月21日(金)
<DVD内容> DVD2枚組
・本編映像(約105分)
・特典映像(未公開映像含む約60分)
・ブックレット32P
ZABL-5020〜21
<予約方法>
・Loppi 予約期間2月28日(金)まで。
(ローソンおよびミニストップでお受け取りいただけます。)
・HMVオンラインおよびHMV店頭 では2月28日以後も予約受付
詳細はローチケ.com(http://l-tike.com/cinema/t-bolan/)
◆監督・脚本 内田 和久二(うちだ わくわく)
1976年生まれ。熊本県出身。大学卒業後、放送作家で脚本家の小山薫堂氏に師事。テレビやラジオ番組の企画・構成に携わる。2010年、森友が友人である小山氏に制作を依頼したことから森友嵐士ソロ復活第一弾シングル「抱きしめていたい」PVの監督を務める。PVとしては異例のサプライズ収録で行われた同作はテレビ番組で特集が組まれるほど大きな反響を呼んだ。今回のドキュメンタリーフィルムは2011年にリリースされた森友嵐士ソロシングル「名前のない者たち」のPVに続き三作目の映像作品となる。撮影は全作品を通しカメラマンの印藤正人氏が担当している。
〜DIRECTOR’S COMMENT〜
『人生は選択の積み重ねである。』
今回、T-BOLANのドキュメンタリーフィルムを制作するにあたり、T-BOLANを取り巻く様々な人に会い、話を聞いた。貴乃花親方を始めとするT-BOLANを応援し続けている著名人の方々。T-BOLANに青春を捧げたファンの方々。そして、T-BOLANの看板を背負い生きているメンバーたち。彼らの話を聞くにつれ、そこにひとつの共通点があることに気付いた。それが冒頭の言葉である。
彼らから何か教訓めいたものを引き出そうとインタビューを重ねたわけではない。純粋に現在、彼らが置かれている状況とそこに至る経緯に耳を傾けた結果、ふとその言葉が脳裏をよぎったのだ。進学、就職、結婚から毎日の食事まで。僕たちの人生は選択に満ちている。しかし当たり前すぎてついその一つ一つをないがしろにしてしまう。「それでいいのか」と彼らの選択に問いかけられた。
99年の解散以降、声を失った森友氏は長く険しいリハビリを経て奇跡の復活を遂げた。そして、その間13年…それぞれの人生を送っていたメンバー3人に、森友氏は再会することを呼び掛けた。2011年、メンバー4人が山中湖に集合する。そこには、T-BOLANと真剣に向き合い葛藤する4人の姿があった。そして、そこで決めた「もう一度ステージに立とう」という想い、そして再結成。それは、彼らの挑戦でもある。
結局のところT-BOLANとは何だったのか、作品に関する打ち合わせの中で森友氏は自らに問い、こう漏らした。「T-BOLANは時代だった。」確かに、あの頃みんなT-BOLANを聴いていた。T-BOLANとは過去の栄光なのか?否、時代とは過ぎたものではなく、これから作るものでもある。この作品で辿りついた彼らそれぞれの次なる挑戦が、きっと新たな時代を切り開くに違いない。
【ライブ情報】
◆『T-BOLAN LIVE HEAVEN 2014 〜 Back to the last live!! 〜』開催決定!!
ドクターストップの中強行した伝説のラストライブの地、大阪・オリックス劇場(旧:大阪厚生年金会館)。そして、アマチュア時代に最初の目標の地として掲げた東京・渋谷公会堂に於いて、T-BOLANのワンマンライブが決定しました!!
― 伝説のライブバンド、復活 −
「離したくはない」「じれったい愛」「Bye For Now」「マリア」といった大ヒット曲は勿論、「My life is My way」(ドキュメンタリームービー挿入歌)、「Heart of Gold」といった定番曲で構成される伝説のライブが、3月に開催決定。訪れた人の心を必ず掴む、感動の瞬間になること間違いなしです!
【T-BOLAN LIVE HEAVEN 2014 〜 Back to the last live !! 〜 詳細】
■2014年3月8日(土)[大阪]オリックス劇場 【完売】
開場17:15 / 開演18:00
サウンドクリエーター
■2014年3月21日(金・祝)[東京]渋谷公会堂 【完売】
開場17:15 / 開演18:00
ディスクガレージ
チケット一般発売日 : 2014年1月25日(土)
チケット料金 : 全席指定 7,500円(税込)
※3歳以下入場不可、4歳以上からチケットが必要