大瀧詠一を師と仰ぎ、山下達郎と共に『Niagara Triangle Vol.1』に参加した伊藤銀次が、自身のネットラジオ番組伊藤銀次の「POP FILE RETURNS」( http://www.110107.com/popfilereturns )で「永遠のナイアガラ・サウンド〜大瀧詠一さん、ありがとう」と題し、大瀧詠一氏との出会い、そして尊敬する師の人柄について語る特別番組を2回に渡って配信する。
番組では大瀧さんと出会った1970年代初頭、初めて「はっぴいえんど」のレコードを耳にした時の日本語のロックの衝撃や、1stアルバム『大瀧詠一』を聴いて自身のバンド「ごまのはえ」のプロデュースを依頼したことなど、当時の思い出を振り返りながら進行していく。
また、「ごまのはえ」の前身のグラス・ブレイン時代に黒テント公演の打ち上げで、酔って細野晴臣さんに絡んだ話や、「春一番」コンサートで1回限りの5人編成のはっぴいえんど(細野さんがギターで、ベースとして野地義行さんが参加)を目撃したこと、有名な「10円シングル事件」のことなどなど、伊藤銀次だからこそ話せる貴重なエピソードもたっぷり語られていると言う。前編の配信は本日1月24日。
■伊藤銀次の「POP FILE RETURNS」
2013年4月より配信スタート。デビュー40周年を迎えた伊藤銀次が、音楽制作の裏話や懐かしのエピソードなどをご紹介しながらお送りするネット・ラジオ・プログラム。毎週更新され1話は4週間聴取可能。
URL:http://www.110107.com/popfilereturns
■伊藤銀次プロフィール
1972年、大阪で結成したバンド”ごまのはえ”のシングル「留子ちゃんたら」で、キング/ベルウッドからプロ・デビュー。アルバムのプロデュースを依頼したことが切っ掛けとなって大瀧詠一と出会い、はっぴいえんどの解散コンサート「CITY – LAST TIME AROUND」(1973年9月21日文京公会堂)に”ごまのはえ”から改称した”ココナツ・バンク”として出演するが、ほどなく”ココナツ・バンク”は解散。
その後一時期、山下達郎、大貫妙子、村松邦男らと共に”シュガー・ベイブ”に在籍し、名曲「DownTown」を山下達郎と共作、また大滝詠一、山下達郎と共に『Niagara Triangle Vol.1』に参加。りりィのバイバイ・セッション・バンドを経て、1977年に初のソロ・アルバム『Deadly Drive』をワーナーからリリース。
その後はアレンジャー/プロデューサーとして沢田研二、アンルイスなど数々のアーティストを手掛ける傍ら、1980年には佐野元春と出会い、彼のバンド”The Heartland”のギタリストとしても活動し、初期の元春サウンドの確立に貢献する。
TV番組「笑っていいとも!」のオープニング曲「ウキウキWATCHING」の作曲や、バンド・ブームを牽引した音楽番組「イカすバンド天国」の審査員としてお茶の間にも知られるようになる。
デビュー40周年を迎えた2012年、その活動を総括するベスト・アルバム 『伊藤銀次 GOLDEN☆BEST〜40th Anniversary Edition〜』をリリースした。