歌手・織田かおりが18日、東京・六本木morph−tokyoで『織田かおり 3rdソロライブ“Reverberation”』を開催。「女性限定」と「男子限定」の2回公演を行い、合計400人の満員のファンで埋め尽くされた。
ライブタイトルにもなっている昨年11月に発売されたシングル『Reverberation』や大人気乙女ゲームブランド「オトメイト」より2014年1月に発売のPlayStation(R)Portable『忍び、恋うつつ』のオープニング曲である1月29日に発売される『花はうつつに』がサプライズ披露されるなど、アンコールを含め14曲を熱唱した。また、5月11日には、バースデイライブが東京・渋谷の「TSUTAYA O-WEST」で、初の男女合同でのライブとして行われることが発表された。
織田は、抜群の歌唱力により早くから注目され、10代の頃より梶浦由記のソロプロジェクト『FictionJunction』やサウンドクリエイター“Revo”氏の主催する幻想楽団『Sound Horizon』に参加するかたわら2006年よりソロとしても活動をスタート。ネットを中心に活躍している気鋭のアーティスト等と『アナザーユニオン』を結成しライブ活動を行うなど、さまざまな音楽ユニットに参加してきた。2013年4月に、6年ぶりとなる3rdシングル『暁のバタフライ』発売を記念して、同年4月14日に1stソロライブを東京・六本木morph−tokyoで開催。以後、ソロ活動にも力を入れている。
「『Reverberation』を聞いたときに、青と黒だ!この曲は」と、直感的に閃めいたという曲のイメージカラーで、ジャケットにもなっている黒のワンショルダーのトップスに青のミニスカートに黒のロングブーツという衣装で登場すると、満員になった会場をゆっくりと見渡していく。
ひとつうなずき、ドキッとするようなセクシーな視線を送ったのが合図だったかのように、疾走感にあふれたロックサウンドが会場に響き渡る。プレイステーションVita用ゲームソフト『AMNESIA V Edition』オープニングテーマで、ライブタイトルにもなっているシングル『Reverberation』から、「織田かおり3rdソロライブ“Reverberation”」はスタートを切った。
一番のテーマはシンプルに「歌を聴いてもらうこと」(織田)と言うように、2曲目には、バラード曲であるPSP用ゲーム『L.G.S 〜新説 封神演義〜』エンディングテーマの『水鏡』を。
その後もスマートフォン用アプリ『アムネシア for iOS & Android』オープニングテーマの『記憶(きみ)のシルエット』やPSP用ゲーム『AMNESIA LATER』エンディングテーマの『永遠の一秒』といったしっとりしたバラード曲を交互に織り込んでいく。ファンもアッパーな曲には、こぶしを突き上げ、「ハイ、ハイ」と気合の入った野太い声で盛り上がるが、聴かせる曲になると、会場がシーンと静まり返るメリハリのついたリアクションで応えていく。この日の織田は、とにかく楽しくて仕方ないといった感じで、いつもよりも伸びがあり、声量もある高音を気持ちよく出していた。また、歌詞の内容に合わせたかのような細かい身振りもせつない曲調の時は柔らかく、ロック調の時には激しく力強く、顔の表情も柔和になったり、キリリとした女戦士風だったりと、表現力でも魅せていた。
今回の目玉は、人気乙女ゲームブランド「オトメイト」より2014年1月に発売のPlayStation(R)Portable『忍び、恋うつつ』のオープニング曲である1月29日に発売される『花はうつつに』のサプライズ披露。初めは、琴の音が響き渡るどっぷりと江戸情緒いっぱいだが、一転、和性ロックに変わっていくというダイナミックな曲調になっている。今までの織田が歌ってきたサウンドとは一味違い、その新鮮さと衝撃が会場のファンたちの心に響いた。新曲について織田は、「忍者の世界が舞台で、主人公の女の子が忍者学校の生徒。周りで恋愛する子もみんな忍者になっている。BGMも和サウンドなので、オープニングから思い切ってやれるとこまでやっちゃっている」という、和性ロックサウンド。
いつもより曲も1曲多く、時間も長かったにもかかわらず、いつもより、ずっと短く感じたライブのラストの曲は、「これからもみんなと、根っこの部分で深くつながっていたい。ありったけの愛をこめ」たプレイステーションVita 用ゲームソフト「AMNESIA V Edition」エンディングテーマのバラード曲『深愛なる物語』を贈った。
○織田かおりからのコメント
「今回のライブは、ギリギリまで不安でした。(バースデイライブの)O-WESTが決まっていたので、とちったら(バースデイライブは)ないなと、自分にプレッシャーかけていました。また、このライブが終わらないと今年が見えない。このライブの手ごたえ次第でこの1年が決まるなという覚悟で挑みました。
今回が3回目ということで、いままでと変化を付けた方がいいのか、変えない方がいいのか悩みました。そんな中で、歌を聞いてもらうことに集中しようかなということで、2曲目から急にバラードを持っていくなど、曲を聞く姿勢に持っていきやすい選曲とセットリストにしました。
(実際にライブを終えてみて)すごく楽しかったんです。私、音楽を楽しんでると、心底実感できました。今日は声がよく出てました。どこまで声が出るんだろうというのが正直ありましたね。それは、リバーブ感だったり、空気感がそうなっていたので、私はそこに身をゆだねるだけよという心地よさがありました。いま私たちがやりたいと思える曲の正解を出せたライブでした。お客さんも同じように感じて頂いていたのなら嬉しいです。
バースデイライブは、自分が生まれてきた記念日に、私の歌を聴きに来て下さる方々とお会いできるというのは、すごく恵まれていますよね。生まれてきたから、みなさんと会えるわけで。その感謝を伝える日にしたいです。誕生日会じゃないですけれど、私が音楽でおもてなしできればという感じですかね。そういうふうになったらいいなぁと。まだまだお披露目していない曲もありますので、楽しみにしてください。
『織田かおり 3rdソロライブ“Reverberation”』
【2014.1.18(sat) @morph-tokyo Set List】
M-01. overture〜Reverberation
(プレイステーションVita 用ゲームソフト「AMNESIA V Edition」オープニングテーマ)
MC
M-02. 水鏡 (PSP用ゲーム『L.G.S 〜新説 封神演義〜』エンディングテーマ)
M-03. 煌めきの扉 (プレイステーションVita 用ゲームソフト「猛獣使いと王子様」オープニングテーマ)
M-04. 世界の果てで (PSP用ゲーム『L.G.S 〜新説 封神演義〜』オープニングテーマ2)
MC
M-05. 記憶(きみ)のシルエット
(スマートフォン用アプリ『アムネシア for iOS & Android』オープニングテーマ)
M-06. Brilliant World (ニンテンドーDS用ゲーム『ルミナスアーク』主題歌)
M-07. 永遠の一秒 (PSP用ゲーム『AMNESIA LATER』エンディングテーマ)
MC
M-08. Calling (テレビアニメ『バッカーノ!』エンディングテーマ)
M-09. 暁のバタフライ (PSP用ゲーム『AMNESIA CROWD』オープニングテーマ)
M-10. Promise
MC
M-11. 本気の嘘 (PSP用ソフト『ワイルドアームズ クロスファイア』オープニングテーマ)
〜Encore〜
MC
EC-01. overture〜PLACE
MC
EC-02 .花はうつつに(新曲)(PSP用ゲーム『忍び、恋うつつ』オープニングテーマ)
MC
EC-03. 深愛なる物語
(プレイステーションVita 用ゲームソフト「AMNESIA V Edition」エンディングテーマ)
◇LIVE 情報
織田かおり Birthday LIVE 2014
5月11日(日) TSUTAYA O-WEST (旧 Shibuya O-WEST)
16:00 開演 17:00開場 / スタンディング ¥4,320(税込)DRINK代別途
一般発売日:2014年4月12日(土)
【お問い合わせ】 スペースクラフトプロデュース
織田かおりオフィシャルブログ
http://blog.livedoor.jp/kaori_melody/
<関連リンク>
■織田かおりオフィシャルホームページ