1973年9月、松本 隆プロデュースのアルバム「摩天楼のヒロイン」でデビューし、洗練されたメロディーと都会的なサウンド、そして独特のセクシー・ボイスで“シティ・ポップ”というジャンルを確立、オンリーワンの地位を築いた南 佳孝。今年デビュー40周年となる彼のベストアルバム『オールタイムベスト〜QUARENTA〜』が9月25日、高品質Blu-specCD2で発売されることになった。
本作は、郷ひろみが「セクシー・ユー」と改題してカバーした「モンロー・ウォーク」、片岡義男原作、浅野温子主演の角川映画「スローなブギにしてくれ」の同名主題歌、そして全日空の沖縄キャンペーンソング「スタンダード・ナンバー」(薬師丸ひろ子が歌詞違いで映画「メイン・テーマ」の主題歌としてリリース)の3大ヒット曲を始め、南佳孝が40年の間にリリースした21枚のオリジナルアルバムからもれなく選曲し、デジタルリマスターを施した4枚組。ショーボート、ソニーミュージック、キティ、キングと4つのレーベルを越えた初のオールタイムベストになっている。
また、今回ファン待望の初CD化となる「朝もやの中を」「ラヴ・ファンタジー」の2曲も収録した。
タイトルの“QUARENTA”はスペイン語で「40」、そして収録曲数は、本人の現在の年齢63歳に合わせ63曲にしたというこだわりよう。さらに、なんと23,000字に上る解説に加え、当時の参加ミュージシャンのクレジットもあり、ファンにとっては垂涎のアルバムになりそうだ。
なお、今ソニーミュージックショップ(ネット限定)で予約すると、先着200名様にオリジナル特典として缶バッジをプレゼントしているということで、お早めの予約をお薦めしたい。
また10月23日には、彼が今までに楽曲提供した松田聖子、郷ひろみ、森進一、薬師丸ひろ子、中村雅俊、ハイ・ファイ・セット、桑名正博、石川セリ、ラジ、かせきさいだぁと言った豪華アーティスト陣の音源を集めたコンピレーションアルバム『Alma〜南佳孝作品集』もリリースされるので、併せて南佳孝のシティ・ポップサウンドに酔いしれるのもいいかも知れない。
『オールタイムベスト〜QUARENTA〜』公式サイト
http://www.110107.com/minamiyoshitaka