日本時間8月11日(現地時間8月10日)、T.M.Revolutionが北米ボルティモアにて開催されたOTAKON 2013で、HOME MADE家族と共にLIVEパフォーマンスを行った。
海外アニメイベントの代表的なものの1つとして挙げられるOTAKONは、今年で記念すべき20回目の開催を迎えるという、北米最大のイベント。3日間に渡りボルティモアのコンベンションセンターで行われ、日本からのみならず、現地のアニメ関連企業が様々なブースを出展。会場近辺は日本人顔負けのコスプレで着飾った外国人で溢れ、初日から昨年の動員を上回る3万人以上を動員し、街をあげての一大イベントとなっている。
T.M.R.としては、2008年NYでのComic Con以来、5年ぶりとなる北米でのパフォーマンスで、OTAKONは2003年以来、10年ぶり2回目となる出演だ。今回は盟友HOME MADE家族と共に渡米。ライブの前には、現地ファンとのパネルディスカッションやサイン会を精力的にこなし、興奮を抑えきれないファンたちと交流を重ねた。
多数のアニメタイアップソングを手掛けた2組のライブとあって、会場となった1st Mariner Arenaには、開場前から建物を何周もするほどの長蛇の列が。コスプレイヤー達が大挙した会場は、熱気でむせかえるほどに。そして、いよいよライブがスタート。先手で登場したのはHOME MADE家族だ。
のっけから人気の「FREEDOM」、「少年ハート」で会場を完全にロックし、英語が堪能なMICROとKUROは笑いもちゃんとゲット!DJ U-ICHIとの絶妙なコンビネーションで繰り出されるコール&レスポンスでテンションはマックスに!“家族”という言葉もしっかり認知されており、Sister Sledgeの同名曲をサンプリングした「We Are Family」では大合唱!そして、全米でも配信済の新曲「キミガイタカラ」、アニメ“BLEACH”のエンディングテーマでアメリカでもO.A.され大人気の「サンキュー!!」で60分のライブを締め括った。
続いて、T.M.R.ロゴがステージ後方に現れると、悲鳴にも似た歓声が巻き起こり、会場は一挙にヒートアップ。鳴りやまぬ「T.M.R.!」コールの中、ついにT.M.Revolutionがオンステージ。
この日は、自身が主催するイナズマロックフェスで着用した、着物をベースとした和装風姿で登場。T.M.Revolution×水樹奈々のコラボレーションで話題を呼んだ、大ヒットシングル「Preserved Roses」を始め、「戦国BASARA」シリーズでおなじみの「FLAGS」「SWORD SUMMIT」、「機動戦士ガンダムSEED」でT.M.R.の代表作ともなった「INVOKE」、現地でも熱狂的なファンがいる「ソウルイーター」のオープニングテーマ「resonance」、そしてT.M.R.初のアニメタイアップソングでもある「HEART OF SWORD 〜夜明け前〜」まで、1万2千人のファンの前で、T.M.R.とアニメのコラボレーション楽曲を惜しみなく披露。アンコールではHOME MADE家族が再び登場し、セルフカバーベストアルバム「UNDER:COVER 2」で彼らがアレンジ&ゲスト参加をした「Tomorrow Meets Resistance」で、このライブの大団円を迎えた。
また、今回のOTAKON 2013会場限定でリリースされたT.M.R.のアニメタイアップ楽曲をコンパイルした「GEISHA BOY ?ANIME SONG EXPERIENCE-」は、
そのリリースが発表されるとともに現地ファンの間で話題を呼び、OTAKON開催初日で即完売。
この盛況ぶりを受けて、手に入れることが出来なかったファンの為に、急遽iTunesでの配信リリースが決定。近日中に北米・欧州で配信される予定とのこと。
秋にはインドネシアでのAFAへスペシャルトークゲストで出演することも決定しているT.M.R.。日本のみならず海外での革命もまだまだ続きそうだ。