「アイドルとメタルの融合」をテーマに、アイドルシーン以外のロックシーンからも注目されているBABYMETALが、10-FEET、FACT、GARLIC BOYS、HAWAIIAN6などパンク、メロコア、ハードコアのラウド系バンドが出演するフェス「SUMMER CAMP 2013」に爆音生バンドを従えて初出演した。
2000年から2006年まで毎夏7年間、東京、名古屋、大阪、福岡をツアー・イベントとして開催されてきたSUMMER CAMP。今年25周年となるCLUB CITTA’とタッグを組み7年ぶり開催されたSUMMER CAMP 2013にBABYMETALが初出演した。7月13日(土)から15日(月・祝)の3日間 川崎 CLUB CITTA’にて行われた同イベントの最終日、オープニングアクトに続くトップバッターとして登場。ライブスタート前に各出演バンドの紹介VTRが流れたのだが、そのVIDEO MCとしてデーモン閣下が登場。「西暦で言うと1999年、魔暦でいうと元年、まさに聖飢魔IIと同じ年に生まれたメンバーがいるという、このイベントの最年少出演アーティスト、BABYMETAL!!」と紹介し、客席は一気にヒートアップ。シンフォニックなSEのなか、爆音生演奏で観るもの聴くものを圧倒する「神バンド」のメンバーが登場、続けてBABYMETALが登場し、1曲目の超高速なシンフォニックデスメタルナンバー「BABYMETAL DEATH」がスタート。ハイスピードなリズムに反応したフロアでは早くも巨大サークルモッシュが発生するなど、ラウド系イベントならではのアツい盛り上がりを見せる。続いて最新シングル「メギツネ」では「ソレ!ソレ!」とYUIMETAL、MOAMETALの掛け声に先導されて会場はまさに「お祭り騒ぎ」に。
「いいね!」、「Catch me if you can」と立て続けに披露し、「ヘドバンギャー!!」ではYUIMETALとMOAMETALがCo2を噴射してフロアをあおり、最後の曲「イジメ、ダメ、ゼッタイ」では、SU-METALのスクリームを合図に「モーゼの十戒」のごとく左右に分かれていたフロアが中央へ駆け寄る「ウォール・オブ・デス」が発生。今回もMCなし、ノンストップで一気に駆け抜けた。
「神バンド」が奏でる重圧なメタルサウンドと、キレッキレのパフォーマンスを見せるBABYMETALに会場はモッシュとダイブが発生し盛り上がりを見せていたが、満員の会場にはBABYMETAL初体験の来場者も多く、当初ステージを興味深くも冷静に見守っていた一部の観客も、ラストの「イジメ、ダメ、ゼッタイ」では一緒になって“ダメジャンプ”をする観客も現れ、BABYMETALが新たなファン層へとアピールした瞬間であった。この後も「ROCK IN JAPAN FES.2013」や「SUMMER SONIC 2013」など夏フェス出演が続くBABYMETALは、アイドルの枠を超えて新たなファンを掴んでいくことになるだろう。
【ライブ情報】
■7月21日 北海道・いわみざわ公園「JOIN ALIVE 2013」
■8月4日 茨城・国営ひたち海浜公園「ROCK IN JAPAN FES.2013」
■8月10日、11日 幕張メッセ/舞洲サマーソニック大阪特設会場「SUMMER SONIC 2013」
■9月7日 インドネシア「ANIME FESTIVAL ASIA 2013 INDONESIA」
■9月22日 滋賀県草津市 烏丸半島芝生広場「イナズマロックフェス2013」
■12月21日(土) 幕張メッセ・イベントホール BABYMETALワンマンライブ「LEGEND“1997” SU-METAL聖誕祭」
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■BABYMETAL Official Website