7月3日(水)にニューアルバム「Parallel World II KUBOSSA」の発売の発売を控える『久保田利伸』が、2013年4月23日から3日間、自身初となる、ブラジル・リオデジャネイロにてレコーディングを敢行した!
今回のブラジルレコーディングの目的は、音楽家でありピアニストのダニエル・ジョビンとのセッション。ダニエル・ジョビンは、ボサノバ・ミュージックの創始者であり、「イパネマの娘」「Corcovado」等、多数の作・編曲作品を残し、世界中に支持され、ブラジル人の誇りとまで言われた故アントニオ・カルロス・ジョビンの実孫にあたり、『久保田利伸』とは1997年9月に世界発売されたコンピレーション・アルバム「The Bridge」に収録された「Send Me An Angel」( 作曲:ダニエル・ジョビン・歌唱:久保田利伸)でのレコーディング以来2度目の共演となった!
祖父のアントニオが住んでいた自宅スタジオで、アントニオの使いこまれたピアノを使用し、アントニオの代表曲「Corcovado」のレコーディングが行なわれるという、とても感慨深い時間を共有した2人。
レコーディング終了後、ダニエル・ジョビンは「亡き祖父が残してくれた偉大な楽曲を、今こうして久保田とともに、新しい今の解釈で素晴らしい内容に作り上げられた事をとても嬉しく思う」と語るほど手応えのあるレコーディングとなった!
また、『久保田利伸』自身も
「R&Bばかりを愛し続けているようなイメージの私ですが、実は聴くものとしてはボサノバも負けず劣らず大好きです。実は20年ほど前にレゲエばかりの特別アルバム「KUBOJAH」を作った時から次はボサノバだと決めており、その制作のチャンスをずっとうかがっておりました。
実際何曲もボサノバをやってみて、エモーションを追求し続けるR&Bのものとは違う、素朴でかつ、カラフルな歌い方を発見することができました。
今後作っていく曲たちにも、なんらかの良い影響を与えそうです。」とコメント。
自身の国を代表するアーティスト2名が手を取り合い、大きな手応えを感じた今作。
これを聴き逃す手は無い!!
■パラレルワールドとは
一昨年デビュー25周年イヤーが明けた久保田利伸が2013年7月3日に 「Parallel World II KUBOSSA」をリリースする。
1991年9月21日に発売された『Parallel World ?KUBOJAH』の第2弾作品となる。
“Parallel World Series(パラレルワールド・シリーズ)”とは、久保田の真骨頂であるR&B、FUNKY MUSICと並行して、久保田の音楽的こだわりに特化した企画性の高い作品群を言う。“パレレル”を直訳すれば“平行の”という意味となり、音楽的趣向の方向転換という意図では決してなく、久保田の持つ多彩な要素のひとつを際立たせた、言ってみれば“もうひとりの久保田利伸”がそこにあるということである。
前作『KUBOJAH』がレゲエ(Lovers Rock)であったのに対し、本作ではボサノバを選択。“KUBOTA+BOSSA NOVA”で『KUBOSSA(クボッサ)』と名付けられた。
長年に渡りボサノバ・ミュージックを愛し続け、その音楽スタイルに多大なレスペクトを持って表現し尽くした久保田の、どこまでも上質な作品の完成である。
■「Parallel World II KUBOSSA」収録曲について
本作では新たに自身が書き下ろした2曲に加え、セルフカバー3曲「雨音(`91年11月発売)」、「Dance If You Want It(`88年9月発売)」、「a Love Story(`05年4月発売)」、洋楽カバー2曲「My Cherie Amour / Stevie Wonder (1969年)」、「Between The Sheets / Isley Brothers(1983年)」、1965年映画「いそしぎ」のテーマ曲で有名な「The Shadow of Your Smile」、ボサノバ・スタンダード「Corcovado/Antonio Carlos Jobim (1960)」、そしてインタールドを加えた全11曲を予定している。
すべて久保田自身の解釈によるボサノバ・アレンジを施し、従来の歌唱法をそれらに見合うスタイルに変え、その新鮮かつ斬新なパフォーマンスは新しいアーティストの登場とさえ感じられる。
収録曲中、「My Cherie Amour」は言わずと知れたスティービー・ワンダーの名曲であり、彼を愛してやまない久保田の意外にも初のカバー音源化である。
<関連リンク>
■久保田利伸オフィシャルホームページ
■久保田利伸 Official facebookページ