昨日4月24日に5thアルバム「Shout to the Walls!」をリリースしたNICO Touches the Wallsが、同日に東京・LIQUIDROOM ebisuにてスペシャルライブを開催、この模様はJAMBORiii STATION・Ustream・You Tube Live・ニコニコ動画にて同時中継され、約10万人が観賞した。 抽選で選ばれた1000名のラッキーなファンがフロアを埋め尽くす中、まずはステージ上でJAMBORiii STATIONのレギュラー番組「ニコじゃん!」の生配信が行われ、アルバムにまつわるトークやメンバー同士の「大声対決」が会場をあたためていく。存分にオーディエンスが盛り上がったところで、この日のメインであるライブがスタート。「最高の夜にしようぜ!」という光村龍哉(Vo, G)のシャウトから「夢1号」が始まり、浮遊感のある4人のコーラスが会場に広がっていく。 この日が約5カ月ぶりのライブとなったNICOだったが、そのブランクを感じさせない盤石のアンサンブルでオーディエンスを圧倒。対馬祥太郎(Dr)の躍動的なドラムや、解放感のあるメロディが魅力の「夏の大三角形」、素朴な弾き語りからダイナミックなバンドサウンドへとつながっていく「ランナー」、坂倉心悟(B)と古村大介(G)の活躍が目を引く「チェインリアクション」など「Shout to the Walls!」からの楽曲が惜しみなく披露された。 最後に届けられたのはライブ初披露の「Mr. ECHO」。
アコースティックギターを抱えた光村は「みんなと一緒に大事にこの曲を育てていけたらと」と曲紹介をすると、真っすぐにフロアを見つめ力強い歌声を響かせる。その声に古村、坂倉、対馬もそれぞれの楽器とコーラスを重ね、エモーショナルな空気で会場を包んだ。アンコールで2曲を熱演した4人は「続きは来月から始まるツアーで! またツアーで会おう」とオーディエンスと再会を約束し、万感の表情で久々のライブを締めくくった。
なお「Shout to the Walls!」は、4月23日付けのオリコンCDアルバムデイリーランキングで2位を記録する快挙を達成。
さらに5月16日からは初の全国ホールツアーがスタートするなど、バンドに追い風が吹いていることを伺わせている。