ロックバンド、ナイトメアのボーカル・YOMIを兄に持つ、“イガグリ千葉”がボーカルを務める謎の運送屋集団”仙台貨物”が4月19日、自身のオフィシャルサイトにて、レコード会社をユニバーサルJからエイベックスに移籍する事を緊急発表、更に7月にはベストアルバム「スケベスト」を発売することを明らかにした。
この謎の運送屋集団・仙台貨物とは、真っ赤なつなぎをトレードマークとした“イガグリ千葉”をはじめとする、フルフェイス(Gt)、サティ(Gt)、王珍々(Ba)、ギガフレア(Dr)、KURIHARA(Mn)から成る、6人組のパフォーマンス集団である。本業は全員運送会社の正社員である。バンドは裏家業として営んでいるそうだ。
パンクロック、メタル、スカ、サンバ、カントリー、演歌とオールジャンルなサウンドを宮城弁で歌いこなし、その強烈なヴィジュアルと過激なまでのライブパフォーマンスで、唯一無二の存在感を醸し出し、ロックファンからお茶の間まで、多くのファンの心をわしづかみにしてきた仙台貨物。そんな彼らも不況により本業の運送屋が2009年をもって倒産。活動休止を余儀なくされていたが、見事立て直しに成功し、電撃移籍とベストアルバム発売というセンセーショナルな復活を遂げたのだ。
オフィシャルサイトには今回の発表に至るまでの経緯として「お兄ちゃん(ナイトメア/YOMI)に泣きつきエイベックスに入れてもらう」などと、その作戦と経緯が赤裸々に語られているという。その文の締めには『今、仙台貨物とエイベックスという強力なタッグが作り出す「G-nation」! 日本全国を笑顔にするため動きだした!! 2013年7月、電撃移籍リリース第1弾「スケベスト」発売!! 詳細は後日発表!』との意味深かつ期待の膨らむ記述も。ベスト盤のリリース以降はライブなども精力的に行っていくとのこと。
一挙手一投足が注目を浴びる仙台貨物。今後の動きから実に目が離せない要注目のバンドである。
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