Salleyフジテレビ系TVアニメ「トリコ」エンディング主題歌として放送開始のデビュー・シングル『赤い靴』

Salleyのデビュー・シングル『赤い靴』は初回盤・通常盤の他に「トリコ盤」も発売が決定しているが、その描き下ろしジャケットが公開された。四天王のみならず人気の小松や仮面を取った美食繪のスタージュンが描かれるなど魅力的なジャケットとなっている。同時に2013年夏に公開予定の「劇場版 トリコ」劇場鑑賞割引券が封入されることも決定。既にデータカードダスが2枚封入されることは発表されており、この「トリコ盤」はファンにはたまらないアイテムとなった。

また合わせて、本日よりボーカルのうららが“赤い靴を食べる”話題のミュージックビデオ（short ver.）がYouTubeで公開され、『赤い靴（トリコver.）』の各種配信も同時に開始された。デビュー前に話題の尽きないSalleyからますます目が離せなくなりそうだ。

■「赤い靴」楽曲とミュージックビデオ 制作秘話
ボーカルうららは「赤い靴」の制作コンセプトを『強がりの中にある、孤独と焦燥』と表現している。

大阪の大学在学中に音楽活動を行っていたボーカルのうららであったが、2011年東日本大震災が起こり、「今自分に出来ることは音楽しかない」と大学を中退してでも東京に上京する道を選んだが、今まで一度も反対したことのなかった両親が震災後に東京へ行くことを強く反対したそうだ。それでも震災1か月後にはうららは東京に来て音楽活動を一人開始した。

音楽活動は当然順風満帆とはいかず、まわりの友達が大学を卒業し就職し、また結婚し、一人前の人生を歩んでいく中で、「自分は音楽の道を歩んでいくんだ」と強がっていたものの、気付いたら一人取り残されたような気分で苦しい状況だった。それでも音楽はやめることが出来ないという焦燥感を、アンデルセンの童話「赤い靴」のストーリーからインスピレーションを得て書いた曲が「赤い靴」だ。
　
アンデルセンの「赤い靴」は、主人公の女の子が回りの反対を押し切って呪われた美しい赤い靴を履いてしまい、最後脱ぐことも出来ず、足を切り落とすまで一人で踊り続けるというストーリーだが、Salleyの「赤い靴」はまさに取り残された状況の中でも音楽をやめることが出来ないという孤独と焦燥感が歌われているのだ。
　
そもそも、この曲はSalley結成初期に出来上がった楽曲で「すごいいいんじゃない？！」とうららと上口の二人で言いあったそうで、その当時は周りの評価は特になく、そのままお蔵入りになりかけていたのを、上口がアレンジを変えてみたところ、フタッフに絶賛されて、最終的に記念すべきファーストシングルとなった。

そんな「赤い靴」のミュージックビデオは、コトリフィルム佐渡恵理監督によって、楽曲の世界観を映像で表現したもので、捨てても捨てても呪われた赤い靴が現れ、最後は煮て食べてしまうというストーリーで、赤い靴を食べるうららの映像は印象的で話題となりそうだ。

★YouTube　「Salley / 赤い靴（short ver.）」URL★
http://www.youtube.com/watch?v=dqPobjfvfFg