昨年11月に公開され、第36回日本アカデミー賞において最多タイとなる12部門で優秀賞を受賞するなど映画界の話題をさらった東映創立60周年記念作品「北のカナリアたち」。同映画にて音楽を担当した川井郁子が、第36回日本アカデミー賞において「最優秀音楽賞」を受賞した。同映画の音楽は、川井郁子が作曲したインストゥルメンタル作品と、出演俳優たちが歌う合唱曲で構成される。「北のカナリアたち オリジナル・サウンドトラック」には、全部で41トラックの音楽が収録されている。川井郁子はそのうちインストゥルメンタル34トラックを作曲(内31トラックは安川午朗と共作)。さらに自らヴァイオリンも弾き、「メインタイトル 〜追憶の海〜」など川井郁子ならではの哀愁に満ちた旋律は、観る者、聴く者の心に強烈に響き渡った。合唱曲では吉永小百合が17振りにレコーディングを行った「あの青い空のように」や、森山未來・満島ひかり・勝地涼・宮?あおい・小池栄子・松田龍平の6人がクライマックスで合唱する「かなりや(20年後のカナリアたちVer.)」や、子役たち天使の歌声などが話題となり、スクリーンを色鮮やかに彩った。今回の最優秀音楽賞は、この映画のもう一つのテーマである“音楽”が受賞したことになる。
川井郁子 第36回日本アカデミー賞 最優秀音楽賞 受賞コメント
この度は思いがけず大変名誉な賞を頂き、大変感激しております。
周りの皆さんから温かいお祝いの言葉を頂く度に実感がこみ上げてきます。
吉永小百合さん始め、キャストの皆様、そしてスタッフの皆様のおかげで頂けた
賞だと思っています。本当にありがとうございました。
川井郁子
【商品情報】
「北のカナリアたち オリジナル・サウンドトラック」
2012.10.31(水)発売/商品番号:VICL-63940/税込価格2,500 (税抜2,381)
川井郁子書き下ろしのメインテーマほか、吉永小百合17年振りの歌声、6人の子役の合唱、そして6人の俳優(森山未來・満島ひかり・勝地涼・宮?あおい・小池栄子・松田龍平)がクライマックスで合唱する楽曲「かなりや(20年後のカナリアたちVer.)」も特別に収録!
【オフィシャルサイト】 http://www.ikukokawai.com/
〈レギュラー番組〉
◎テレビ東京系「100年の音楽」
毎週金曜日 夜10時54分?11時00分(BSジャパン 毎週木曜日 夜9時54分〜夜10時00分)
◎ニッポン放送「川井郁子ハートストリングス」
毎週月〜金曜日 朝8時20分?8時24分
使用楽器:アントニオ・ストラディヴァリウス(1715 年製作、大阪芸術大学所蔵)
<関連リンク>
■川井郁子ホームページ