1月18日に千葉市若葉文化ホールで、宮沢和史のソロ・コンサート“寄り道四十七次 〜花鳥風月〜”の最終公演が行われた。
2012年3月17日の東京・日本橋三井ホールからスタートして、日本全国47都道府県、全57公演。デビューして今年の5月で24周年を迎えるTHE BOOM、宮沢だが、ワンツアーで全都道府県をくまなく廻るのは、実は今回が初めて。
“寄り道”としても、今回は様々な初の試みにチャレンジ。“花鳥風月”のタイトルのとおり、弾き語りでの≪月≫公演、ピアニストの鶴来正基との2人による≪風≫公演、ゲストを迎えての≪花≫公演、ストリングスが参加しての≪鳥≫公演と、4パターンの公演スタイルで実施された。また、今回の≪花≫公演にも参加した仲井戸“CHABO”麗市、ピアニストの塩谷哲といったミュージシャン達と共にツアー前にレコーディングした音と、宮沢が弾き語りで共演する「音連れ」という演奏スタイルも画期的な試みだった。
最終公演の1月18日は宮沢の47回目の誕生日で、ゲストは、小林孝至、山川浩正、栃木孝夫のTHE BOOMの3人と、ピアニストの鶴来正基。旅の最後を飾るに相応しい面々で、コンサートは幕を開けた。
宮沢の弾き語りから静かに始まったステージは、THE BOOMの最新アルバム『よっちゃばれ』の曲を中心に、石川さゆりに提供した「さがり花」、上妻宏光と共作した「みだれ桜」など、オリジナル曲からカバー曲まで、宮沢らしい実に幅広いレパートリー。THE BOOMのメンバーそれぞれとの共演、ピアノとの共演、そして5人による演奏と、真摯でありながらもユーモアに富んだトークという見事な構成で、観客の心を釘付けにした。
アンコールでは冒頭に、日本地図がデコレーションされたバースデーケーキがメンバーから宮沢に贈られるサプライズな演出もあり、代表曲の「風になりたい」、さらには、発表から20年の歳月を経て、全く新たにレコーディングされ、3月20日にシングルとしてリリースされる「島唄」を披露し、満員の観客を大いに沸かせた。
今年は本格的な全国ツアーとしては2年振りとなるTHE BOOMのツアーが4月20日からスタートする。デビュー24周年から25周年に向かって、宮沢和史、そしてTHE BOOMは、立ち止まることなく歩み続ける。
◆「島唄」20周年記念シングル
「島唄」
3月20日(水) 発売
YRCN-90208/1,000円(税込)
【全6曲収録】
≪収録曲≫
1. 島唄
2. シンカヌチャー(THE BOOM ver.)
3. 島唄(Symphonic Orchestra ver.)
4. シンカヌチャー(太鼓抜きver.)
5. 島唄(カラオケ)
6. シンカヌチャー(カラオケ)
◆THE BOOM CONCERT TOUR 2013
4月20日(土) 横浜BLITZ(神奈川県)
4月26日(金) Zepp Namba(大阪府)
4月27日(土) Zepp Namba(大阪府)
4月29日(祝・月) Zepp Fukuoka(福岡県)
5月1日(水) 添田町オークホール(福岡県田川郡)
5月4日(祝・土) Zepp名古屋(愛知県)
5月6日(祝・月) 倉敷市芸文館(岡山県)
5月11日(土) 三木町文化交流プラザ(香川県)
5月16日(木) えずこホール仙南芸術文化センター(宮城県)
5月18日(土) Zepp Tokyo(東京都)
5月19日(日) 八千代市市民会館(千葉県)
5月25日(土) 読谷村文化センター鳳ホール(沖縄県)
※オフィシャルサイト先行受付実施中!
詳しくはオフィシャルサイト http://www.theboom.jp をご覧下さい。
◆「島唄」20周年を記念して、初の映画化が決定
「地域発信型映画」ショートムービー(ドキュメント)として、『第5回沖縄国際映画祭』に出品される