カメラマン:釘野孝宏、塚本健介
2007年の初開催以来、ヴィジュアルシーンの中核メンバーが集まる豪華なステージで、毎年完売必至の“Over The Edge”。6回目となる今回は例年より各バンドの持ち時間を増量。例年以上のガチンコバトルで2012年から2013年まで、年を跨ぎ13時間にわたって渋谷公会堂の二千人を熱狂させた。
トップバッターは現在、史上最多本数の全国ツアーを敢行中のheidi.。最新アルバム「アルファ」同様に、パワーコーラスの映える「衝動」で力強い幕開けを飾ると、持ち味の哀愁味あふれるメロディック歌謡チューンを骨太なプレイで次々に届けてゆく。桐のパワフルなドラミング、その前で見合って互いのグルーヴを楽しむナオ(G)とコースケ(B)と、ツアーで鍛え上げられたエモーションにオーディエンスも真昼の最中から拳をあげて跳ねまくり。その光景に思わず“最高だぜ!”と叫ぶ義彦のヴォーカルにもパッションがあふれ、「おまえさん」曲中では“毎年ながらに思いますが、本当にこの日が大好きです”と心情吐露する。いつも以上にロックに駆け抜けて、しかし最後は想いの噴きこぼれるヴォーカルとダイナミックなアンサンブルで壮大な情景を描く「彼方」で壮大に締め括り。より厚みを増した演奏と世界観で“Over The Edge”皆勤賞の貫禄を見せつけた。
モニターチェックで盟友MERRYの「Midnight Shangrila」を演奏するという茶目っ気で開演前から場内を喜ばせたのは二番手lynch.。「LAST NITE」の冷たいピアノの音が鳴るなり沸き起こる大歓声を浴び、ゆっくりと滑り出した彼らのライヴは、全9曲を畳み掛ける実にヴァラエティ豊かなものだった。「ADORE」「The Fatal Hour Has Come」と疾走チューンで無条件に身体を揺らしたかと思いきや、「AMBIVALENT IDEAL」で妖艶に魅せ、葉月(Vo)と明徳(B)の掛け合いシャウトが炸裂する「MIRRORS」の激走ビートでヘッド・バンギングの嵐を生み出すと、以降は暴虐の海へ。「−273.15℃」でセンターに集い、突き刺さるような音を重ねた弦楽器隊は「TIAMAT」で狂ったように手拍子。ラスト、悠介(G)のコーラスが美しく添えられる「LIGHTNING」では“今、この瞬間を悔いなく生きる”というメッセージを刻みつけ、感動的な一体感の内に濃厚ステージの幕を閉じる。
デジタルトランスなSEでクールに、艶めかしく現れた3番手は、なんとMUCC。本イベントの首謀者とも言える彼らの登場に、客席は早くも大熱狂だ。メタルとエレクトロと叙情的メロディを高次元で融合した1曲目「Mr.Liar」で纏ったロング・スカートを摘んで軽く会釈し、ダンサブルにハンドクラップが沸く「G.G.」でヒラヒラと舞う逹瑯(Vo)の憎らしいほどのオーラたるや!“毎年順番決めるのメンドくさいから今回は画期的システム導入した。それは……くじ引き!”と気さくに出順の早さを説明しながらも、胸揺さぶる旋律をオーディエンスが合唱する「ニルヴァーナ」、パンキッシュに駆ける「YOU&I」と、最新アルバム『シャングリラ』収録曲を中心にMUCCの多彩すぎる音楽エレメンツを披露してゆく。それを可能にする全方位対応型のタイトな演奏にも圧倒されるばかりで、定番曲「蘭鋳」では“今年最後のジャンプをみんなでしたいと思います。楽屋で出番を待ってる君たちの好きなバンドにアピールしてください!”と、全員着席からの二千人でジャンプ! 寂寞たる世界から尻上がりにエモーションを高め、ミヤが激情的にギターをかき鳴らす「シャングリラ」でドラマティックにメニューを終えると、一人ずつ深々と一礼、そこに残った奥深く厳かな余韻には、しばしその場を動けなかったほどだ。
2012年に5周年を迎えたDaizy Stripperは、夕霧が開演前にSadieの「迷彩」を歌って、その特徴的なハイトーン・ヴォイスでアッサリと次の出順を暴露。さらに代表曲「ダンデライオン」の流麗なピアノに合わせて幕が開くと、そこには袴姿の5人が! スペシャル感満点のスタートに歓声をあげる場内を「G的ショータイム」で遠慮なく煽り立て、「Sunday Driver」では夕霧&なお(G)が一緒にお立ち台に上がって、ハッピーなグルーヴで会場を包む。“MUCCのYUKKEさんと仲良くさせてもらって“絶対、大晦日にセッションしよう!”って約束してたのに、メール返信待ってたら今日になってしまった”という夕霧の暴露話を挟み、ヘドバン&シャウトまみれの「BLACK DROPPer」では煌びやかなイメージを裏切る肉食系な一面も。一転、名物の左右モッシュをホールで展開した「decade」でポジティヴな空気を振り撒き、明暗双方の顔をしっかり証明してくれた。
続くDOG in Theパラレルオーケストラも、LUNA SEAの「STORM」でモニターチェック&犬の鳴き声によるSEで元気よく登場するなり、最新シングル「ココロVIBES」から代表曲「ハルシオンキャンディ」と、カラフルな照明にピッタリのポップ・ナンバーを次々に繰り出してゆく。飛び跳ねる観客に“可愛い!”と微笑みかけた春(Vo)は、初お披露目の新曲「ラブぴぽ」で“いろんなバンドのタオルが見たいです”とタオルをグルグル回させて、自身も回転! そこで“ラブしよー”という歌詞を“ライブしよ!”と歌い替える機転もニクい。キュートなムードを引き継いで「ベビラブッ」では準々(G)がメイ(B)にKissを迫ったりと、メンバー同士がはしゃぎ合う楽しげな様子、そして各パート練り上げられた楽曲に籠められた胸打つメッセージこそが彼らの魅力。愛あふれるステージを「ミラクルGO!」でパワフルに締め括ると、メンバー全員一列に並んで“今年もお世話になりました!”とオフマイクで挨拶する爽やかさに顔が綻ぶ。
6番手のSadieからは“Over The Edge”皆勤賞組が立て続けに登場。闇の中から真緒の咆哮が轟く「キミノミタイモノ」でディープに幕開け、代表曲「迷彩」で“生きてるか! 声を聴かせろ!”と煽れば、客席から一斉に歓声と拳が振り上がる情景はさすがと言うほかない。一方、最新アルバム『THE BLACK DIAMONDS』収録の「愛の罠」では、妖しくうねるグルーヴで新境地も提示。さらに舞台中央にフロント陣が集まり、5つの音をピタリと揃えてへヴィネスを織り成す「心眼」から、ハンドクラップが楽しい「METEOR」、美月(G)が激しくステップを踏む「クライモア」とキャッチーに展開してゆく様は、漆黒のダークネスに一条の光が差し込む如しだ。2日前に終えたばかりの全国ツアーの成果も引き締まったプレイに如実に表れ、そこで一段と深く想いを乗せるようになった真緒のヴォーカルがひときわ胸を打つ。ダメ押しとばかりに「a holy terrors」では大合唱が。ワンマンを凝縮したかのような密度の濃いステージが感動的かつ感慨深い。
オムニバスで参加したアニソン「ムーンライト伝説」で驚きのオープニングを飾ったMix Speaker’s,Inc.は、カバーでもYUKI&MIKIのツインヴォーカルによる絶妙ハーモニーと特有のファンタジックな世界観をキッチリ表現。何より驚異的な上げ底で城と化したseek(B)の後ろにはウェディングドレスを纏ったAYA(G)、奥にはペガサスを被ったS(Ds)というヴィジュアルインパクトが強烈すぎる(笑)。そこでYUKIが“僕たちらしい曲”と紹介したのは全員ヴォーカル曲「ONESTAR」。楽器を置き、6人が一列に並んでルミカライトを振りながら歌い踊る光景は、確かにMSIでしか体験できないものだ。加えて「Pandra」「MONSTIME」等のライヴ定番曲では激しく、「SKY HEAVEN」「Shiny tale」といったシングル曲ではメロディアスにと、ツボを押さえたメニューは長丁場のイベントで恰好の活性剤に。結成から5年で培ってきた絶対に真似のできない個性を見事に叩きつけた。
ここで前半戦のトリを務めたのはギルガメッシュ。「斬鉄拳」というタイトル通りメタリックに斬り込むサウンドの殺傷力、そして突き出される拳の勢いは“圧巻”の一言だ。しかも「お前に捧げる醜い声」では、なんとlynch.葉月が飛び入りして左迅と掛け合い、おまけに逹瑯まで飛び込んできて、もうオーディエンスは半狂乱! 後のMCによると“まったく聞いてない乱入”だったらしいが、そんなハプニングも“先に出番を終えた先輩が酒を用意して待ってる。勝てるようにエネルギーと笑顔をください!”と煽りに繋げるのだから大したものだ。歌モノの名曲「睡蓮」、愁によるバキバキの低音ベースが炸裂する「CRAZY-FLAG」、弐がお立ち台でコミカルなダンスを煽動する「絶頂BANG!」、Яyoが立ち上がってドラムを乱打する「evolution」と、ライヴが進むごとに会場は一つになり、最後は“良いお年をー!”と絶叫。そのフィジカルに訴えかける力の強さには、相変わらず脱帽である。
30分の休憩の後、後半戦はMoranからスタート。バンドとしての本イベント出演は3度目なものの、一瞬たりとも動きを止めない華やかなパフォーマンスは、6月にvivi(G)とIvy(B)を迎えて5人編成となった新生Moranならではのもの。それに応え客席でも、色とりどりに煌めくフラッシュ・リングの華が咲く。また、来たる2月に発表される1stアルバム『ジェンガ』から、Hitomi(Vo)いわく“苦しくなるくらい好きになれる対象がいるってことが薔薇色”という想いを描いた「薔薇色の地獄」も初公開。センターのHitomiに弦楽器隊が一人ずつ寄り添っていくアクションにソロの引き継ぎと、洒落た演出が独自の美学を感じさせるジャズ調のナンバーで、そんな麗しいフォーメーションは後半のアップチューンでも同様だった。ラストは“今年も、この曲をどうしてもココで歌いたい”と「同じ闇の中で」をプレイ。楽曲が内包する優しさと激しさが高い天井に立ち上り、ホールならではの美しいカタルシスで場内を満たした。
SEも無く、いきなり登場して“バンギャル元気? 全員座ってください”と掟破りのMCを始めたのはJILSのYUKIYA。いわく“その年頑張ったバンドが出るという趣旨のイベントに、ほとんどライヴをやっていない自分が出るのはセッションの枠が無い今年、常連だった“彼”に縁のあるaieくんやkazuくんに出演の場を与えるため。そして10年来のマネージャーだった人を今年失ったので、5年前に解散したJILS名義にステージで立つ良い機会じゃないかと周囲から勧めがあったから”とのこと。そこでYUKIYAの求めにより、オーディエンスは着席のまま、彼のHPに公開されている歌詞を携帯で見ながら演奏を聴くことに。が、感じやすいピュアな心を綴るふくよかな歌声、佇まいだけでオーラを放つaie(G)とkazu(B)を交えたバックのフリースタイルなプレイに、じょじょに人々は魅了されてゆく。中でも“最後の曲だけ立て”との言葉に、本当に全員が立って拳をあげる「Innocent Cry」の景色は実に感動的だった。誰とも違うやり方で、しっかりと観る者の心を掴んだ彼に、客席からは満場の拍手が贈られる。毒舌の奥に潜む真の優しさ――それこそが、彼の愛されるゆえんなのだろう。
そして時計の針は23時を回り、遂にMERRYが現れる。ガラ(Vo)がステッキを振り回す「不均衡キネマ」、舞台中央に置かれた学習机の上で膝を抱える「ビニ本2丁目八千代館」と新旧のカオティックナンバーに、満場のオーディエンスは頭から大沸騰。さらに上半身裸になったガラが思いの丈を迸らせる「絶望」「夜光」に続き、“ようこそ あたまのねじ はずして YOUたち やっちゃいなよ”というお習字MCの果てに彼が墨を吐き出せば、あとはリミッター知らずで爆走するだけだ。結生(G)が一部ヴォーカルを取るラテンノリの「Carnival」では無数のタオルが振られ、「ジャパニーズモダニスト」の大合唱に到るころには会場全体がトランス状態に。2000人が手を携えて全力疾走するような勢いのまま、“2012年ありったけの声をくれ!”とラスト・ナンバー「群青」に転がり込み、ガラは机の上での三点倒立&足拍手!“みんなと僕たちが2013年いい年でありますように”というネロ(Ds)の言葉で2012年、最後のライヴが締め括られた。
MERRY終演から5分後の23時57分、幕が開くと出演者が出番前のバンドも含めて続々とステージに。モニターに映し出される時報に合わせて10秒前からカウントダウンが始まり、年明けの瞬間には左迅のキャノン砲&会場の両脇から銀テープが発射して、2013年の到来を祝う。DOG緩菜がDaizyStripper風弥にお姫様抱っこされたり、MERRYネロが客席を背に転がるlynch.晁直を写真撮影したり。ドラマーたちのハシャギっぷりが目立つなか、seekと逹瑯が“この後のバンドにバトンタッチするんで。今年も宜しく!”と退場し、初出場のバンド4組に繋げることとなる。
栄えある年明け一発目を任ぜられたのは“欲張ります2012年”のスローガンのもと、正真正銘の飛躍でココに辿り着いたBugLug。真っ赤な照明のもと“2013年のBugLug、始めます!”と一聖(Vo)が宣言して「ギロチン」から始まったライヴの勢いは、実にヤバかった。空を蹴り上げたり激しく頭を振ったり、煮えたぎる想いをぶつけるような楽器隊のアグレッシヴなパフォーマンスに加え、一つひとつの音が粒立ちハッキリとしたタフなプレイが、ビートの利いたアッパー・チューンを瞬発力満点に届けて、とても初ホールとは思えないド迫力。ゆえに“俺が飛べ!っつったら飛べ!”と叫ぶ駄々っ子のような一聖のワガママに、客席も必死で応えてしまうのだ。“皆さんの初ジャンプ、拳、モッシュなど、いろいろ頂いて帰りたいと思います”と、お正月にピッタリの和音階イントロで聴かせた「Ms.アリゲイター」を筆頭に、トリッキーなBugLug節でもガッチリ耳をキャッチした彼らに眠る“怪物”が呼び覚まされる日が楽しみでならない。
続くvistlipもTOKYO DOME CITY HALL公演を成功させ、テレビでの露出も増加中の期待の5ピース。デジタリックな「FIVE BARKIN ANIMALS」から、キャッチーなメロディで心を掴むシングル曲「SINDRA」、ゴリゴリの低音が爆裂する「HEART ch.」と、まずは振り幅広い音楽性に驚くばかりだ。中でも印象的だったのが、本日1月1日発売のミニ・アルバム『GLOSTER』のリードチューン「GLOSTER IMAGE」。激しい怒りでコーティングしたメッセージ・ソングが明滅する赤と青のライトに彩られ、隠されたぶんだけ深いファンン対する愛情にハッとさせられる。ラストの「LION HEART」では智が水を飲む間に海(G)がラップを入れる等、彼らならではの場面も。攻撃力高いメニューが新年への決意を感じさせて頼もしい。
最新アルバム『MEANiNG』の表題曲「Meaning」で朗らかに始まり、お馴染みのシングルチューン「イオ」で弾けて光あふれる景色で魅了した新年3発目はユナイト。結成から1年半で東京国際フォーラム・ホールCでワンマンを行うまでに上り詰めた、その秘密がハッピーなヴァイブスにあることは“ここにいる人が一人でも笑顔になって帰れるようにしたい”と語る結(Vo)のMC、「Cocky-discuS」でタオルを振るファンの心から楽しげな様子からも明らかだ。それまでの澄んだクリーンヴォーカルから一転、デスヴォイスと挑発的なサウンドに場内の笑顔がヘッドバンギングに変わる「world wide wish」を挟んで、“一人でも多くの人に幸せが届くように”と真摯な言葉で贈られたラスト・ソングは「クオリア」。透明感と優しさにあふれた結のヴォーカルそのものが、幸福感を備えて優しく響いた。
そしてバンドのトリを飾るのはR指定。昭和調のSEに乗り、揃いの赤い軍服で現れた5人がダンスビートと歌謡曲を上手く融合させた「波乱万丈、椿唄」を放つと、客席では和扇子が振られて20世紀にタイムスリップ。全員敬礼から横にモッシュする「愛國革命」では弦楽器隊もステージ上をグルグルと回り、マモ(Vo)とZ(G)がラップを掛け合って、目まぐるしい展開にまったく目が離せない。ここでマモが“俺たちも憧れの先輩と同じように、渋谷公会堂で2013年中に絶対ワンマンをやってみせます。覚えとけよ!”と勇ましく宣言。さらにサイレンが鳴るなかマモが拡声器を取り出す「玉砕メランコリィ」では、分厚いユニゾンを放つ楽器隊の“万歳”の掛け声に合わせて会場中で敬礼が! 潔いほどに貫かれた世界観と、見所・聴き所の多いパフォーマンスで、開演から11時間超えの疲労を吹き飛ばしてくれた。
大トリは“Over The Edge”の常連とも言えるPlastic Tree・竜太朗によるセッション。SEの「星に願い」が流れて幕が開くと、舞台上でシーツにくるまっていたメンバーが起き上がり、竜太朗が“あけまして……おはようございます。ピロートークです”と挨拶して、枕を振り回しながら「My First Kiss」(Hi-STANDARD)を歌う。そう。これは2009年の“Over The Edge”に登場したセッションバンド・ピロートークの第二弾なのだ。メンツは“気づいたら他のメンバーは新幹線で大阪に帰っていた”というSadie・美月(G)、“美月とメールでじゃんけんして勝ったので下手を取った”vistlip・海(G)。ドラムには衣装の獅子舞パジャマを“30分前にドンキで買った”Plastic Treeの佐藤ケンケン、そして前回に引き続きベース(今回は兼リーダーも!)にヘビの着ぐるみパジャマ着用のMUCC・YUKKEだ。ピロートークには“1曲真面目に冬ソングをやる”という決まりがあるらしく、前回の「雪の華」に代わり“YUKKEと電話で相談してたとき後ろで流れてたから”という理由で選ばれたのはレミオロメンの「粉雪」。竜太朗のエモーショナルな高音ヴォーカルで胸を締めつけると、楽屋裏に残っていた竜太朗いわく“すっかり酒くさい”出演者たちが、次々ステージにあがってくる。そして“敬愛する大先輩の曲を”と演奏されたのは、これまた前回と同じくLUNA SEAの「TONIGHT」。気づけば下手ギターのポジションをaieに奪われた海がメンバーや左迅からパジャマのスボンを脱がされそうになっていたり、YUKKEのベースをギルガメッシュ・愁が弾いていたり、後方にはビールの回し飲みですっかり“ダメな人”化したバンドマンたちも多数(笑)。“2013年もよろしくお願いします!”との〆の言葉で、年に一度の宴は文字通りの“無礼講”のうちに、文句ナシの笑顔で幕を閉じたのだった。願わくばそんな笑顔の日々が2013年、1日でも多くこのヴィジュアルシーンに、そして日本に訪れますように。
(ライタークレジット:清水素子)
<関連リンク>
■Over The Edge’12 オフィシャルサイト