キラキラのサテン衣装を身にまとい、パラパラのようなダンスを輪になって集団で踊る。1980年頃、原宿のホコ天を中心に出没し社会現象にまでなった「竹の子族」の人気ヒット曲をノンストップ・ミックスしたCD『ヤンキーロックスpresents 竹の子ディスコNON-STOP MIX』が12月19日にリリースされる。ヤンキーの好きそうな音楽をカバーした人気のノン・ストップ・ミックスCD、「ヤンキーロックス・シリーズ」の最新作で、第3弾となる本作では竹の子族にスポットを当てた。
竹の子族音楽の特徴はノーランズ、ジンギスカン、アラベスク、ヴィレッジ・ピープルやボニーM等のキャンディ・ポップと呼ばれた洋楽ディスコ・ナンバーに、松田聖子や沢田研二、イモ欽トリオといった歌謡ヒット曲を混ぜ合わせて違和感なく流して踊っていた点。そんな当時の洋楽邦楽の混沌感や雰囲気を完璧にカバーし演奏しているのが、過去2作で熱いヤンキーロック・ナンバーを唄った謎の音楽集団、”TRT原宿ヤンキースRC(ザ・ローリング・サンダーはらじゅくヤンキース・ロケット・カウル)”。
竹の子ディスコで人気の高かったプロレスラー、ミル・マスカラスのテーマ曲である『スカイ・ハイ』をオープニングに、『ハロー・ミスター・モンキー』、『恋のダディオー』や『怪僧ラスプーチン』といった70年代後半から80年にかけての、めくるめく竹の子メガヒット25曲をノンストップ・ミックスした。
また、竹宏治名義でリリースした竹の子族出身の俳優・清水宏次朗の幻の曲や、ヴィレッジ・ピープルの『IN THE NAVY』をピンクレディーが日本語カバーした『ピンクタイフーン』、フィリピンのシンガー、パッショナータが変な日本語混じりで歌った『卑弥呼/HIMIKO』等、マニアックでレアなナンバーを選曲している点も、あの頃を知る人にとっては感涙モノ。
1978年3月、『ブティック竹の子』が原宿に開店したのを機に竹の子族は生まれた。くしくも2013年は竹の子族が誕生して35周年のアニバーサリー・イヤー。CDに収められた曲は今聴いても色褪せない人気曲ばかり。2013年には再び竹の子族ブームが訪れるか?
<商品概要>
「ヤンキーロックス Presents 竹の子ディスコ NON STOP MIX」
唄と演奏;TRT原宿ヤンキースRC (読み:ザ・ローリングサンダーはらじゅくヤンキース・ロケット・カウル)
2012年12月19日(水) 発売
CD:VICL-63952 / 定価2,500(税抜価格2,381)
収録曲 < >内はオリジナル歌唱アーティスト/発表年
※本CDはTRT原宿ヤンキースRCのカバー演奏で、オリジナル・歌唱アーティストの楽曲は収録されておりません。
01.スカイ・ハイ〜ミル・マスカラスのテーマ〜(オープニング) <ジグソー/1975>
02.ジンギスカン <ジンギスカン/1979>
03.恋のダディオー <ヴェロニカ/1981>
04.夢のシンガポール <2 PLUS 1/1980>
05.めざせモスクワ <ジンギスカン/1979>
06.ハロー・ミスター・モンキー <アラベスク/1978>
07.ポパイ・ザ・セーラーマン <スピニッヂ・パワー/1978>
08.ヤングマン(Y.M.C.A.) <西城秀樹/原曲:ヴィレッジ・ピープル/1978>
09.E気持 <沖田浩之/1981>
10.ジェニーはご機嫌ななめ <ジューシィ・フルーツ/1980>
11.ハイスクール ララバイ <イモ欽トリオ/1981>
12.恋のバッドチューニング <沢田研二/1980>
13.ハチのムサシは死んだのさ <TEN/1982(原曲:平田隆夫とセルスターズ/1972)>
14.舞・舞・舞 <竹宏治/1981>
15.哀愁でいと <田原俊彦/1980(原曲:NEW YORK CITY NIGHTS/ レイフ・ギャレット)>
16.ピンクタイフーン <ピンクレディー/1979(原曲:In The Navy/ヴィレッジ・ピープル)>
17.怪僧ラスプーチン <ボニーM/1978>
18.チャンタでいこう <マイケル・ゼーガー・バンド/1978>
19.ダンシング・シスター <ノーランズ/1980>
20.S.O.S <ディー・D・ジャクソン/1980>
21.ゴー・イン・バック・トゥ・チャイナ <鹿取洋子/1980(原曲:DIESEL/1979)>
22.卑弥呼/HIMIKO <パッショナータ/1979>
23.ペパーミント・ジャック <アラベスク/1978>
24.ROBOT <榊原郁恵/1980>
25.青い珊瑚礁 <松田聖子/1980>
26.スカイ・ハイ〜ミル・マスカラスのテーマ〜(エンディング)
<関連リンク>
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