洋楽ロックの名曲をジャズアレンジでカバーした企画アルバムが11月21日に発売される。その名も「JAZZ THE ROCKS 〜もう一度ハートに火をつけて」。
60年代と70年代、日本は高度経済成長期の只中にあった。日本人は胸に熱いものを秘め、世界の大国に負けじと、あらゆる分野で一位を目指すために奔走した。そんな時代に、日本の若者を虜にした海外の文化がある。それがロック・ミュージックだ。日本が活気に溢れていた今から40年から50年ほど前、昭和45年辺りに、海外のロック・ミュージックが日本人の音楽ファンに与えた影響は大きい。
今回、その当時活躍した海外のロック・バンドによる有名曲の数々をジャズでカバー!オリジナル曲はすべて男性シンガーが歌っているが、この作品では女性ジャズ・シンガーをフィーチャー。優しさや癒しを感じさせるオシャレ感あるジャズ・アレンジに、女性シンガーの声が見事にフィットしている。
注目は、ここ日本でも人気を博す若手No.1のアメリカ人美女ジャズ・シンガー、ヘイリー・ロレンが歌う、ザ・ドアーズの「ハートに火をつけて」のカバー。本人がこの企画をとても気に入り、自身がアレンジ、ミックスまで施した。オリジナルをリスペクトしつつも、自らのカラーを存分に盛り込んだ渾身の1曲は必聴。
ヘイリーが歌った「ハートに火をつけて」以外の曲にも、Ryu Mihoと陽香という才能ある若き二人の女性シンガーがレコーディングに参加。前者は癒し系ウィスパーボイスで歌唱するスタイルが注目を集めるLA生まれのシンガーで、後者は「陽香&The Super Traffic Jams」というユニットでも音楽活動をしている福岡出身・弱冠25歳のシンガーだ。二人とも、ヘイリーに負けない歌唱を披露している。
プロデュースを務めたのは、Silent Jazz Case名義でも活躍する島裕介。数多くの日本人有名アーティストの作品にトランペッターとして参加しているサウンド・クリエイター/プロデューサーである。ライナー・ノーツは音楽評論家の大貫憲章氏と、ライターの佐藤英輔氏が執筆。
日本中が活気に溢れていた60〜70年代に、若者の心を掴んだ洋楽ロックの超名曲のジャズ・カバー集。その発売に伴い、記念ライブの開催も決定している。「あの頃」を思い出して、もう一度ハートに火をつけてはいかが?
<リリース情報>
「JAZZ THE ROCKS 〜もう一度ハートに火をつけて」/V.A.
2012年11月21日リリース
VICJ-61678 / 2,300(税込)
※iTunes storeにて11月7日より特別価格900円で先行配信スタート
収録曲
1. 移民の歌
2. ワイルドで行こう
3. いとしのレイラ
4. ハートブレイカー
5. マイ・ジェネレイション
6. ハートに火をつけて
7. パラノイド
8. ホワイト・ルーム
9. スモーク・オン・ザ・ウォーター
10. オール・ライト・ナウ
11. ドリーム・オン
12. ハード・ラック・ウーマン
<アルバム・リリース記念ライブ>
日程: 2012年12月17日(月)
会場: 東京 渋谷 JZ Brat SOUND OF TOKYO
住所: 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル2階
時間: OPEN 17:30
START 1st stage 19:30 / 2nd stage 21:00
チャージ: 4,000
お問い合わせ: JZ Brat http://www.jzbrat.com/
出演ミュージシャン(予定):
Ryu Miho (vocal)
陽香”haruka”(vocal/陽香&The Super Traffic Jams)
ジェイコブ・コーラー (piano)
パット・グリン(bass)
デニス・フレース(drums)
石井裕太 (tenor saxophone, clarinet)
島裕介(trumpet, flugelhorn)
<関連リンク>
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