2年ぶりの全国ツアー「Monster in your head」を9月20日の渋谷QLUB QUATTROを皮切りに8箇所9公演のツアーを行っていた、山中さわお(the pillows)JIRO(GLAY) 高橋宏貴(Scars Borough/ELLEGARDEN)からなるTHE PREDATORSのツアーファイナル公演が10月12日Zepp Tokyoで行われた。この日のチケットも即SOLD OUTで超満員の2700人のファンで埋め尽くされた。
4枚目のアルバムという事もあり、山中が意識して作ったプレデターズには珍しいミドルナンバー『God Game』で幕を開ける。『BRAIN CALLY』を続けざまに放ち会場のテンションが一気に上がる。「俺たちプレデターズ、仲良くしようぜ!」と山中が言い2ndアルバム『牙をみせろ』の1曲目に収録されていた『ROCK’N’ROLL LAY DOWN』へ。『TRIP ROCK』では最早定番となったイントロに合わせて「オイッ!オイッ!」と拳を突き上げ大きな掛け声をかける場面も。3rdアルバムのタイトル曲「THIS WORLD」では山中、JIROがステージの前方に出ていき、フロアを煽る。ステージと客席の心地一体感も素晴らしかった。Monster in my headをリリースしてすぐにTAKUROからメールが届いた事を明かし、タイトルが秀逸すぎるとお褒めの言葉をもらった『Crazy Babar』を披露、こちらも定番の「he was sleeping behind her」の大合唱で会場を沸かせた。今回のアルバムのタイトル曲『Monster in my head』でテンションもピークを迎える。イントロのJIROのBASS音が鳴るだけで会場が大歓声が、サビでは「3.2.1!」の大合唱が響いた。
「4枚目のアルバムが出て、ようやくレパートリーが増えてきたんだけど、誰にも望まれてないのに新曲やります。新しいメンバーを紹介します。ギターJIRO!ベース・ヴォーカル高橋!」と紹介すると山中はドラムセットへ。するとBa+Vo.の高橋が「いいかお前ら、俺に期待するな」と後にいじられる名言を放ち新曲『Trade』を披露。ライブ終盤では『Hurry up!Jerry!』で爆発的に再びテンションを上げ、さらに『LIVE DRIVE』『爆音ドロップ』『WILD TIGER』というお馴染みのロックンロールナンバーで会場を大きく揺らし本編は嵐のように終了した。アンコールでは『Country Roads』を山中らしく優しく、そして力強く歌い上げ「アンコールサンキュ!」と曲を締めくくる。
JIROが「今回のツアーではパワー貰って、新たな発見もあって、気持ちよく元のバンドに戻れそうです!」と話すと山中が「今回も熱いロックンロールだった。ありがとう!楽しかったよ!」と『Monkeyshine』を唄い、「俺たちプレデターズ、また会おうぜ!」と『Tyrant』でアンコールを締めくくった。
なんとダブルアンコールでは新曲『Trade』を自らのパートで再び演奏。学芸会のようなバンドだと公言してる彼らならではの遊び心満載の場面が感じられた。最後はTHE PREDATORSのルーツになっているニルヴァーナのカバー『Breed』を本当に楽しそうに披露し、2年ぶりのツアーは終幕した。演奏時間は2時間弱で、まさに嵐のように過ぎ去ったライブだった。次はまた2年ぶりなのかも分からないが早くも楽しみである。尚、本日のLIVEは収録されており来年にDVDとBlu-rayで発売されることが決定している。
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THE PREDATORS 4th ALBUM 「Monster in my head」2012.08.01OUT!!
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