1988年に雑誌連載され、今も根強いファンを持つ大野安之のオリジナルコミック「ゆめのかよいじ」が、新潟県長岡市出身で地元を拠点とした映画制作にこだわる五藤利弘監督により映画化が決定した。そして、その主題歌に、こちらも新潟県新発田市を離れずに活動しているシンガーソングライターの笹川美和が起用されることがわかった。
映画「ゆめのかよいじ」は、辛い現実に向き合えなかった二人の少女達が、時を超えた変わらぬ想いに出逢い、そして別れを通して成長していく姿が描かれている。五藤監督は、2004年の中越地震で故郷が被災した時に、この原作を栃尾での映画化を決意という。
笹川美和は、前作mini AL「愚かな願い」で5年ぶりのメジャーレーベルに復帰し、復帰後のワンマンライブ2daysを即日完売するなど実力派シンガーソングライターだ。主題歌となるのは新曲「プリズム」(cutting edge)。新鋭アレンジャーとして注目されている大坂孝之介によるピアノと、徳澤青弦のチェロというシンプルな楽器構成ながら、笹川の透き通るような歌声と相まって、寄せては引いていく波のような美しく激情的な曲に仕上がっている。
マンガ「ゆめのかよいじ」が、新潟出身の五藤監督とシンガーソングライター笹川美和の二人によって更に注目作となることは間違いない。
映画「ゆめのかよいじ」は今年11月17日(土)T・ジョイ長岡、11月24日(土)T・ジョイ新潟万代にて先行上映。