■日程
2011年 9月15日(土)、16日(日)
開場 15:30 開演 17:00
■会場
宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)
■観客動員数
8500人×2日
■内容
・桑田佳祐約5年ぶりとなる全国ツアーがついにスタート!
7月18日に発売されたスペシャル・ベスト・アルバム『I LOVE YOU ?now & forever-』が3週連続オリコンウィークリーチャート1位を記録、さらに現在もロングセールス中の桑田佳祐。そんな桑田が“桑田佳祐LIVE TOUR 2007呼び捨てでも構いません!! 「よっ、桑田佳祐」SHOW”以来約5年ぶりとなる全国ツアーを宮城2DAYSから開始。2010年に予定されていた全国ツアーは残念ながらキャンセルされてしまったこともあり、全国のファンにとっては、まさに“待望”の全国ツアーがついにスタートした形となる。このツアーは、大晦日の横浜アリーナでの年越しライブまで、全10箇所22公演、約20万人を動員する。
・あの「宮城ライブ」から一年。約束の地でのライブ実現
東日本大震災からちょうど半年後の節目であり、さらに病気療養から復帰してから初のライブ公演、また会場の宮城 セキスイハイムスーパーアリーナも震災後初のコンサート開催、といくつもの大切な意味合いを持ち、日本中の人々の感動を誘った「宮城ライブ」からちょうど一年。一年前、桑田はステージ上で「必ずまた帰ってきます」と力強く言い放った。その約束を、久々のツアースタートの地として選ぶことで果たすこととなった。桑田の「久しぶり。一年ぶり!やっぱり皮切りはここからでしょう。」「私もツアーができるようになりました。故郷仙台ありがとう!」などという発言に会場からは溢れんばかりの声援と拍手が巻き起こった。
・スペシャル・ベスト・アルバム『I LOVE YOU ?now & forever-』を中心に全25曲を熱唱
実は今年で、ソロ活動開始から25年となる桑田。スペシャル・ベスト・アルバムはそんな桑田佳祐ソロワークスの集大成的な意味合いを含んでいたが、ライブについても、そのアルバムからの曲を中心として、ソロ活動のキャリアのエッセンスをギュッと詰め込んだ名曲、ヒット曲のオンパレード。今年に入ってからの新曲、ドコモthanksキャンペーンCMソング『愛しい人へ捧ぐ歌』や三井住友銀行CMソング『幸せのラストダンス』、さらに『波乗りジョニー』といった新旧のヒット曲に加え、昨年の宮城ライブを象徴的に彩った『Let’s try again 〜kuwata keisuke ver.〜』も一年ぶりに宮城セキスイハイムスーパーアリーナに響き渡った。
また圧巻だったのは、夏目漱石、太宰治、芥川龍之介といった日本文学の名だたる文豪の作品とコラボレートした大作『声に出して歌いたい日本文学<Medley>』。10人もの文豪たちの魂を現代に甦らせるべく、ミュージカルともロックオペラとも言えるような、壮大なパフォーマンスで、観客を圧倒した。その他“日本”を感じさせる演出が施される箇所などもあり、新たに進化したパフォーマンス、ステージングが随所で披露された。
・会場周辺では、昨年に引き続き「虹の広場」がオープン!
昨年「宮城ライブ」開催に合わせて、全国の思いが結集し会場周辺にできあがった「虹の広場」が今年も登場。東北各地から集まった出店が並び、櫓がたてられ、縁日のような雰囲気でお客さんを迎えた。昨年同様無数の提灯も飾られたが、チャリティとして全国から寄贈された昨年とは逆に、今年は桑田佳祐自身からの感謝の気持ちを表したものとなった。終演後は、その提灯と仙台の七夕祭りの飾りを再利用した灯篭に明かりが燈り、集まった8500人ものお客さんを見送った。また広場の敷地内には今年の3月11日に桑田がこの地を訪れて植樹をした桜の木も。記念撮影をするお客さんも多数見受けられた。
・桑田佳祐書き下ろしエッセイ&歌詩集も発売!
ツアー初日にあわせ、1999年の「素敵な夢を叶えましょう」以来、自身13年ぶりとなる単行本「桑田佳祐 言の葉大全集 やっぱり、ただの歌詩じゃねえか、こんなもん」が発売となり、ライブ会場でも販売。会場販売限定の装丁カバーも存在は、数多くのファンがいち早く手に入れた。桑田は1984年に「ただの歌詩じゃねえか、こんなもん」、そして1990年に「ただの歌詩じゃねえか、こんなもん’84-’90」(ともに新潮文庫)という書籍を以前出しているがこの二作品はサザンオールスターズの作品を中心に作られた伝説のエッセイ&歌詞集であった。今回はスペシャル・ベスト・アルバムリリースに際しての記念出版ということもあり、完全に桑田佳祐ソロ作品にフォーカスを当てた作品となっている。
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