本日、17時よりYuki Kajiura LIVE vol.#9“渋公Special”を開演いたしました。開演前の梶浦由記のみ、囲みを行いました。(歌姫は参加しませんでした)
本日の渋谷公会堂の人数ですが2000人になります。チケットは完売、超満員。
・8月31日から新国立劇場で “3days Special”LIVEのテーマは?
「テーマは完全にたくさん曲をやるということだったんです。いつも、ライブのたびに、あれもやりたいこれもやりたいになってしまって、サウンドトラックなどもやっているので曲が数百曲もあるし、下手したら千曲くらいあるのでその中から何をやるかというのは非常に厳しい選択だったんです。日本語のもやってみたいし、インストゥルメンタルもやってみたいし、英語とか単語の造語という悩みをいっそ分けてしまおうと思って、“3days”という形でライブを企画したんです。1日目が日本語、2日目がインストゥルメンタル中心のサウンドトラックオンリー、3日目が歌モノで日本語を一切使わない“日本語封印ライブ”。3日間で60数曲やったんですね。本当は“3days”を組んだ時は本公演は入ってなかったんですが、追加公演をやりたいねとなったときに、この日が取れまして、この日はどうしようとなったときに、お祭り騒ぎの千秋楽という感じで、3日間のごちゃまぜ、総打ち上げライブにました。基本的は、日本語と日本語じゃないもの中心ですね」
・リハを終えた感じの手応えはいかがでしたか?
「いつものメンバーで、この前の3日間はわりとてんやわんやだったんですが、今回はそれをやった後のまとめなので、比較的安心してみんなが取り組んでいて、きょうはわりと、私達のライブを見せられるかなと思いますね」
・3日間のコンセプトを変えるといったときの歌い手さんの反応はいかがでしたか?
「今回はバンドさんが死ぬほど大変でした。実は、3日間のライブで真ん中の日がお休みだったんです。いつも“Yuki Kajiura LIVE”というと、4人の歌い手さんがドンと立っていて始まるというのが基本だったんですけど、今回の“Yuki Kajiura LIVE”で初めて4人とも出ないという日を挟んだんです。逆に、バンドのメンバーはフル出演3日間でしたけど、歌姫は中日がお休みで、ある意味楽そうでした」
・3日間の試みに驚きや反応はありましたか?
「“ドSライブ”って自分で言ってました(苦笑)。終わったから楽しかったって言えるんですけど、60数曲というライブは試みたのが初めてですし、メンバーみんな頭の中に60何曲というのは入らないというのがよく分かって、リハやってるときはバンドメンバーみんなが大変そうでしたね」
・今回のライブにこの曲は入れたかったという曲はありますか?
「どれも入れたかったんですけど、一番頭の曲『overture 〜 lotus』という曲は、自分のソロアルバムの2枚目のために作った曲で、どのアニメーションにも作品にもかかわっていない曲なんです。今回ゲストで出演して下さる戸丸華江さんが元々オリジナルで歌われていた曲なんです。普段はほかの歌い手さんでライブでやったりしているんですが、そのバージョンもいいのですが、今回はオリジナルの戸丸さんが歌うので聴いて欲しいですね。この曲は元々彼女の声のために書いた曲なので。それをお届けできるのが嬉しいですね」
・FictionJunctionとしてのニューアルバムをリリースや“3days”のファンの反応を見て感じることはありますか?
「今まで日本語のCDを出した後で、すぐにライブができないことがあったんです。結局この前の3daysも日本語の曲は1日目だけだったので、1日しかできなかったんです。きょうはそれをやりますけど、たぶん聴いてくださる方もコンセプト的に演奏してもらえるというのは嬉しいと思います。私も聴いていただけて嬉しいと思っています」
・今後のお仕事は?
「今はこのライブと並行して、『魔法少女まどか☆マギカ』の劇場版を仕上げています。『ソードアート・オンライン』も仕上げで、最終回くらいの曲を作っていて、仕上げていますね」
・約1年ぶりのニューシングル「Distance」とともに「eternal blue」をやっと収録できる感じですが感想はいかがですか?
「今回は『Distance』を生かそうかという話で出ていたんですが、カップリングどうするかとなったときに、新しい曲を書いてもいいけど、折角、ゲームに使っていただけたeternal blueが、ライブでも2、3回やってて、ファンからもCDにしてほしいと言われていたので、あれにしようよと言うことで収録できるかなと」
・“3days”で思い出に残ったことは?
「2日目のインストゥルメンタルライブは私達にとっても冒険で、いつもの歌姫を出さないということを初めから言ってありましたし、前に歌い手がいないというライブをやったのは初めてでどうなるかなと思っていたんです。でも、演奏していて手応えがあったのと、ライブが終わった時に、立って騒ぐようなライブではなく座って聴いてていただいたんですけど、最後にみなさんがスタンディングオベーションをしてくださった時にちょっと感動してしまって、こんなマニアックなというか、ライブでも音楽でもきちんと聴いてくれるお客さんなんだなと思いました。良いお客さんに恵まれてると思いましたね」
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■梶浦由記オフィシャルwebサイト