写真:撮影 三浦麻旅子
8月19日〜21日の3日間にわたり南青山MANDARAで、仲井戸麗市×石橋凌『SOUL TO SOUL』が開催された。
このライブ『SOUL TO SOUL』は、石橋凌の長年のソウルメイトである仲井戸麗市に招かれてのステージ。80年代、仲井戸はRCサクセション、石橋はARBとしてロックシーンに金字塔を築きあげた。意外にも二人のはじめての共演はARBの解散ツアーであった『THE LONGEST TOUR』(1990年)。その後、長い時間をお互いに経て、昨年、石橋凌が主催をつとめる福岡でのロックイベント『風音』(2011年)や、今年、仙台で開催された『ARABAKI ROCK fest.12』(2012年)に、石橋が仲井戸を招き、再び熱きソウルとソウルで共鳴した。
こうして昨夜開催された『SOUL TO SOUL』と題された完全ソールドアウト公演の最終日。お互いのナンバーはもちろん、RCサクセションの名曲「いいことばかりはありゃしない」、ベン・E・キングやジョン・レノンのカバーでお馴染みな「STAND BY ME」をセッションするなど、鳴り止まないアンコールに応え続け、3時間半をこえる熱いステージを繰り広げた。時代を揺さぶる魂と魂の交差は、ジョイントライブの領域を超え、まさに歴史に残る夜となった。
石橋凌は昨年2011年12月に初のソロ・アルバムをリリースしている。1977年にバンドとして音楽活動をはじめ、34年を経て完成した初のソロアルバムでタイトルは、自身をあらわす言葉=『表現者』と名付けられた。ARB時代のセルフ・カバーを含め、全12曲の詞曲を本人が手がけている。アルバムのコンセプトは「永遠不変」。それは流行に左右されず、時とともに熟成していく音楽を指す。
こうして今年2012年1月の初ワンマンの大成功、ロックフェス『ARABAKI ROCK fest.12』への出演、ファンの声に答え震災被災地である宮城県亘理郡山元町などでライブ活動を重ねてきた。
そして、ファンからのワンマンライブを待望する声に答え、12月16日(日)@赤坂BLITZ、12月18日(火)@心斎橋BIGCATにて、今年2度目のワンマン・ソロライブ『∞SHOUT of SOUL∞』が決定した。
バンドメンバーには、池畑潤二(Drums)、渡辺圭一(Bass)、藤井一彦(Guitar)、伊東ミキオ(Keyboards)、梅津和時(Sax)という不動のメンバーが名を連ねている。ロックンロールでジャジーな、クールかつホットなライブ世界を堪能出来ることだろう。石橋凌の音楽に影響を受けたリスナーやクリエイター、ファンは後を絶たない。熱き言霊の連鎖は、魂を焦がす男の叫びとしてこだまし続けている。
写真:撮影 三浦麻旅子
■「SOUL TO SOUL」石橋凌セットリスト
8.21@南青山MANDALA
石橋凌 with 藤井一彦(G)&伊東ミキオ(Key)
01.最果て
02.乾いた花
03.ベサメムーチョ 〜 TOKYO SHUFFLE
04.縁のブルース
05.Heavy Days 〜 A Hard Day’s Night
06.形見のフォト
07.ピカドンの詩
08.Johnny B Good
09.Daddy’s Shoes
10.我がプレッジ
アンコールセッション
仲井戸麗市×石橋凌 with 藤井一彦(G)&伊東ミキオ(Key)
01.ROUTE 66
02.Dear My Soul Mate
03.横浜ホンキートンク・ブルース
04.いいことばかりはありゃしない
05.STAND BY ME
06.SOUL TO SOUL
07.MOJO WORKIN’
■石橋凌スタッフTwitter
http://twitter.com/ryostaff
■YouTube「石橋凌 / 表現者」
http://www.youtube.com/watch?v=qSUyofabSeM
<関連リンク>
■石橋凌オフィシャルサイト