いよいよ今週末8月11日より、映画『桐島、部活やめるってよ』が公開になる。本作は、先日、初の平成生まれの直木賞候補作家と注目を集めた朝井リョウのデビュー作で、第22回小説すばる新人賞受を受賞した同名小説を、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八監督が瑞々しく映画化。キャストには、常に世代をリードしてきた俳優、神木隆之介を主演に迎え、今最も注目を集めている女優・橋本愛や、実力派俳優・大後寿々花、さらには600人を越えるオーディションを勝ち抜いた若き原石たちが集結。同世代の高校生だけでなく、 “かつての高校生”たちの共感をも誘う傑作青春映画として完成した。そして、このたび、TOKYO FM(80.0MHz)ほかJFN38局で毎週月〜金22:00から放送中、中高生に圧倒的人気を誇るカリスマ番組「SCHOOL OF LOCK!」との究極のコラボが実現、未来のカギを握るラジオの中の学校「SCHOOL OF LOCK!」が贈る夏の特別試写会が全国のリスナー=中高生の生徒300人を招待して行われた。
中高生たちのツボにリアルにはまると評判の『桐島。部活やめるってよ』、上映中は何度も笑いがおこっていた場内。しかし映画の終盤には、中高生たちも食い入るようにスクリーンに集中。ラストでは大きなどよめきがおき、エンドクレジットともに流れる高橋優の主題歌が終わると、大きな拍手が巻き起こった。そして休憩をはさんでも、まだ興奮冷めやらない場内でイベントがスタート。「SCHOOL OF LOCK!」のとーやま校長とよしだ教頭が「本日のゲスト講師、高橋優先生!」と呼び込み、主題歌「陽はまた昇る」を担当した高橋が登場すると、生徒たちから大歓声! 映画の感想を聞かれた高橋は「僕は映画好きって公言してるんですけど、自分が主題歌をやっているとかそういうことは関係なく、すっごく面白かった。前田(神木隆之介)の友達の映画部のタケフミに共感してます。“おまたー”(タケフミの台詞)ってやってます(笑)」。
そのあと、映画のタイトルをモチーフにして生徒たちから募集した「○○、××やめるってよ」宣言の発表が、高橋も参加して行われ、「フモベ、好きな人を諦めるの、やめるってよ」「タクミ、野球部やめるってよ」と2人の生徒の宣言が発表された。
そしていよいよ、この日発売となった映画主題歌「陽はまた昇る」の生歌披露。映画に触発されて書き上げた胸に響く歌詞、あらあらしくかき鳴らすギター、魂のこもった力強い歌声に観客全員が聴き入った。さらに続いて、「もう1曲歌わせてください。ロンドンで輝いた友へ。世界で闘う入江陵介くん(ロンドンオリンピック競泳背泳ぎ日本代表)にエールを贈りたくて書いた曲なんですが、あんなふうに彼の頑張ってる背中を見せられると、こっちが反対に勇気や元気をもらった」と、「陽はまた昇る」のカップリング曲でもある「旅路の途中」を披露した。曲の中には“ゴールはまだ先”という歌詞もあり、ロンドンで見事3つのメダルを獲得した今の入江選手のこの“先”、次のリオデジャネイロ五輪を予感させるようなエールが響いた。
歌い終えた後、高橋は、実際にロンドンへ赴き、入江選手の100メートルの予選・準決勝・決勝を応援し、銅メダル獲得の瞬間をその場で観ていたという話から、なんと入江選手のご両親とレース前とレース後に食事をし、レース後には一緒に祝杯をあげたというエピソードも明らかにした。
そしてここで観客にさらなる嬉しいサプライズ!「実は、この映画のキャストの皆さんが一緒に客席で聴いていたんだぞ!」という校長の言葉とともに、神木隆之介、橋本愛らキャストたちがステージに登場し、客席はさらにヒートアップ。実は神木らキャストたちが主題歌「陽はまた昇る」を生で聴くのは今日が初めて。高橋の生歌を聴いた感想を神木は「鳥肌が立ちました。なんだか曲という感じじゃなくて、映画の一部のような気がしてくるんです。熱い想いが伝わって来て感動しました」と語った。橋本愛は高橋が撮影現場に来て、生で「福笑い」を歌ってくれた時の事を「泣きました。生だからダイレクトに胸に響いて。今も泣くのをこらえるのが大変でした」。続いて大後寿々花は映画について「どなたが見ても共感できる映画なので、1人でも多くの人に見て欲しい」。そして「(映画初出演だったので)映画の事が何もわからなかったけど、
キャストやスタッフの皆さんに助けられた」(東出昌大)、「(公開を前にして)ワクワクしてる」(清水くるみ)、「映画って過酷って思ったけれど、スタッフ・キャストの優しさで乗り越えられた」(山本美月)、「撮影中は合宿みたいで
楽しかった」(松岡茉優)とそれぞれに語り、最後は神木が「ワクワクどきどき、期待と不安が入り交じってますが、8月11日の初日を無事迎えられたらと思います。そして今日見てくれた皆さんは、もう僕たちと同じ学校の生徒。ちょくちょくぜひ遊びに来てください」と締めくくると、会場からはふたたびキャーという歓声があがった。
そしてイベントの最後は、観客と一緒のフォトセッション。「ガンバレ、日本!ガンバレ、青春!」のボードを手に、ロンドンで活躍するオリンピック日本代表と、日本全国の青春まっただなかの中高生たちの未来に熱いエールを贈り、“日本チャチャチャ、青春チャチャチャ、桐島チャチャチャ”と会場全員で声を揃え、大ヒットを予感させる熱気の中でイベントは終了。
映画『桐島、部活やめるってよ』は、いよいよ今週末8/11より全国で公開される。高橋優の映画主題歌「陽はまた昇る」が8月8日リリースされている!