歌謡曲黄金時代を築いた怪物作詞家・阿久悠の5年目の命日となる本日(8月1日)、やくしまるえつこによる阿久悠トリビュート曲が配信リリースされます。 この曲は、『新・人間万葉歌〜阿久悠作詞集』(2010年9 月8日発売/CD3枚組)のためにレコーディングされた「きりきり舞い」(作曲:都倉俊一/編曲:Giulietta Machine)。オリジナルは山本リンダが73年に歌ったフレンチ・ポップ調の知る人ぞ知る名曲で、近田春夫&ハルヲフォンによるカヴァー(78年)でも知られています。 阿久悠自身も非常に気に入っていたという原曲は、「どうにもとまらない」(72年)に始まるアッパーなラテン歌謡の連続ヒットの後、山本リンダから新たにコケティッシュな魅力を引き出し、忘れがたい印象を残しましたが、やくしまる版「きりきり舞い」も、新しい解釈によるキラー・カヴァー・チューンに仕上がっています。 北沢夏音氏のライナーノーツによれば、「歌詞に描かれた小悪魔的なキャラクターをどう演ずるかが歌い手の技の見せ所だが、奔放な大人の女性の気紛れで男性を振り回すリンダに対し、やくしまるはLolitaの無自覚と自覚のぎりぎりの境を微熱度高めに表現、原曲とはまったく異なる新しい解釈を提示してみせた成果に、驚きと悦びを禁じえない。カヴァーする楽曲に彼女のパブリック・イメージとも多分に重なってみえる「きりきり舞い」を選んだことにより、奇跡の黄金比が形成され、完璧な中毒をリスナーにもたらすであろう。耳元であまく囁くやくしまるの声にも、これなら人生狂っても本望・・・と思わせずにはおかない魔性がある。」 なお、配信シングルのジャケットは、やくしまるえつこ書き下ろしのイラストなので、ぜひこちらもチェックして欲しい。
そして、8月1日のライヴストリーミングチャンネルDOMMUNEでは、怪物作詞家の5年目の命日にあたり、「人間万葉歌/阿久悠トリビュート・ナイト」と題したトーク&ライブショーを行うことが決定。 トークゲストには、6月27日に阿久悠作詞の名曲カヴァー「マグネット・ジョーに気をつけろ」(オリジナル:ギャル)でメジャー・デビューを果たした女装歌謡ユニット、星屑スキャットより、ギャランティーク和恵を迎える他、ライヴゲストとして、同じく阿久悠作詞の「花のように鳥のように」(オリジナル:桂銀淑)が配信中の前野健太を迎えてお届けします。 また、「きりきり舞い」をカヴァーしたやくしまるえつこからは、直筆のイラスト付き歌詞カードが届く・・・ということなので、注目したい。
さらに、「スター誕生!」出身で阿久悠がデビュー曲「狼なんか怖くない」他を手がけた石野真子の出演が決定!アコースティックギターとのスペシャル・ライヴもあり、ということなので見逃せません。
DOMMUNE「人間万葉歌/阿久悠トリビュート・ナイト―5年目の命日に怪物作詞家を偲ぶ」
2012年8月1日(水) 19:00〜21:00
司会:北沢夏音、他
トークゲスト:ギャランティーク和恵(星屑スキャット)
ライヴゲスト:石野真子、前野健太
*やくしまるえつこ「きりきり舞い」を直筆イラスト付き歌詞カードとあわせてオンエア予定
配信URL: http://www.dommune.com
やくしまるえつこ「きりきり舞い」
iTunes、みらいストア( http://mirairecords.com/index.html/store/ )等で8/1〜配信スタート
(みらいストアでは限定特典として、やくしまるえつこ直筆イラスト歌詞カード付き)
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