今週(5/24より各地)の放送で第7話を迎えるアニメ「坂道のアポロン」(毎週木曜日24:45〜フジテレビ“ノイタミナ”他にて大好評放送中)。その音楽の作りこみと映像表現の評価が高いこの作品が、今回またも大きな音楽的挑戦を試みた。
場面は学園祭。観客の歓声を集めるロックバンド「オリンポス」に参加する千太郎を目にして、薫は苦々しい想いするのだが、ひょんなことから演奏は中断。薫がピアノを弾き、そこに千太郎がドラムを乗せてセッションすることになる。原作でも名高い、その主人公“薫”と“千太郎”のジャズセッションの再現が凄すぎる!と関係者の間で話題になっている。3分31秒にわたるメドレー演奏。TV番組内、しかもアニメでこれだけの長尺演奏は異例中の異例。音楽プロデュースの菅野よう子、監督の渡辺信一郎、ピアノの松永貴志、ドラムの石若駿。アニメにおける音楽表現の一つの到達点ともいえる出来栄えに、プレビューを観たJAZZ JAPAN・三森編集長からもコメントが寄せられた。
「3分31秒の奇跡。イマジネーションを全開にした美しいメロディからスリリングに展開する3つの名曲。ジョン・コルトレーン,ビル・エバンス,アート・ブレイキーの魂がここに降り立ち,薫と千太郎を躍動させる。二人の心をつなぎ,聴く人すべての心つなぐ力こそ,ジャズそのものである。」―JAZZ JAPAN編集長 三森隆文さらに、薫ピアノ役をつとめる松永貴志氏は、このセッションレコーディングを振り返り、「伝説に残る演奏シーンにしたかった!一度しかない文化祭での千太郎との演奏は、とにかく全力投球ジャズでぶつかり合う、エネルギー全開の一本勝負!僕の音を聞いてくれ!そんな薫の気持ちになりきって全身全霊の演奏をしました。」と話す。
大好評発売中『アニメ「坂道のアポロン」オリジナル・サウンドトラック』の中でも、ジャズセッションはこの1曲のみ。一発録りの迫力が映像なしでも伝わる。今夜の第7話のストーリーが、さらにその熱いセッションを感動的なものにしている。是非、頭から見逃さずに堪能してほしい。
■『アニメ「坂道のアポロン」オリジナル・サウンドトラック』
ESCL3874 3,059(税込)
劇中で演奏される名曲ジャズ・菅野よう子書き下ろしオリジナル楽曲等、新録全24曲!
特設サイトhttp://www.apollon-jazz.com/
■アニメ「坂道のアポロン」公式サイト
http://www.noitamina-apollon.com/
■フラワーコミックスα「坂道のアポロン」試し読み
http://flowers.shogakukan.co.jp/tameshi/apollon/index.html