AA=約1年半ぶり！“AA= TOUR #3”最終日超満員の赤坂BLITZ、怒涛のライブ終了！

上田剛士によるソロプロジェクトとして知られる「AA=」の約1年半ぶりとなるツアー“AA= TOUR #3”の最終日となる東京公演が本日(5月10日)赤坂BLITZで行われた。昨年は、4月に東日本大震災を受け復興支援プロジェクト「AA=AiD」を立ち上げ、フリーダウンロード曲『We’re not alone』を発表するなどさまざまな形で復興支援活動を行うほか、12月には震災や原発事故に対する思いを色濃く反映させた衝撃的な問題作であり、自身３枚目となるオリジナルアルバム『#3』を発表するなど、世相に鋭くコミットしていく精力的な活動をみせたAA=。その活動は各方面で共感を得ているが、唯一ファンにとって不満があるとすれば、昨年は一度もステージ上でAA=を見る機会がなかったことである。そんなAA=のライブがついに4月29日の大阪と、そして今日東京で行われた。ライブ自体は2010年の年末「COUNTDOWN JAPAN 10/11」以来、ツアーは2010年の10月以来。今日、赤坂BLITZに集まった超満員のオーディエンスは、待ちに待ったAA=の登場、そしてメンバー4人が放つエナジーマックスの爆音に狂喜乱舞した！

ステージセットは、まさに怒涛の展開。もちろん最新作『#3』の収録曲を中心に、全19曲(ライブ開始時の『#3 INTRO』とアンコール3曲を含む)を完璧なグループで演奏しつくした。MCで上田剛士は「みなさんお久しぶりです。難しくて、困難で、悲しい2011年でしたが、そんな中でも前を向いていこう、という人々に影響を受けて、みんなのポジティブなパワーが『#3』にはたくさん入っています」と発言。また「AA=AiDはみんなの後押しのおかげでできた。感謝します。」と語りAA=AiDが支援をしている福島県いわき市の地域活性プロジェクト「MUSUBU」の活動を紹介、未だに震災の困難に立ち向かっている人々に対してステージからエールを送った。その後本編の最後に演奏された元々AA=AiDのために作られた『We’re not alone』では会場全体が感動的な大合唱に包まれた。

とにかく、久々に行われたAA=のライブは、2012年の今でこそ鳴らすべき音楽と、AA=でなければ出せない音楽にあふれた素晴らしいものであった。すでに、8月のROCK IN JAPAN FESTIVALへの出演も決定しているが、今年は昨年とは違いライブという形でAA=に接する機会が増えることを期待するとともに、7月11日発売となるAA=として初のシングル『The Klock』を心待ちにしていただきたい！