4月18日に5年ぶりのアルバム『島渡る〜Across the Islands〜』をリリースする沖縄八重山出身の唄者(うたしゃ)、大島保克(おおしまやすかつ)が、CD発売を記念して、4月19日(木)20時より、USTREAMにてスペシャルライブを配信することが決定しました。番組は、糸井重里主宰のWEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」が企画する「大島保克 presents ほぼ日島唄ナイト」。「10年ほど前から、しずかな“大島保克ブーム”を起こしていた」という「ほぼ日」のスタッフたちが、<家にいながらにして、まるで沖縄にいるかのような、ゴージャスな「島時間」を体験できる>をコンセプトに、五感で感じる番組を提案します。
ライブでは、月夜をイメージした舞台セットや曲間に石垣島で録音した波の音を流すなど、沖縄のスタンダード曲になっている大島の代表作「イラヨイ月夜浜」のイメージを再現。番組配信に先駆けて本日公開された、ほぼ日内特設ページ(http://www.1101.com/shimauta/)では、大島がおススメする泡盛や沖縄料理なども紹介し、「島唄ナイト」の楽しみ方を提案していきます。大島保克は、伝統島唄とオリジナル曲を、どちらも“自身の島唄”として今にうたい、三線(さんしん)を弾きうたう唄者として、国内外で活躍中。新作『島渡る〜Across the Islands〜』は、オリジナル曲中心のアルバムとしては、名盤『島時間〜Island Time〜』以来10年ぶりの、初の全曲オリジナル作品集となっています。レコーディングには、近藤研二[栗コーダーカルテット](ギター、ウクレレ他)、山口洋[HEATWAVE](E.ギター、ブズーキ)、細海魚[HEATWAVE](E.ピアノ、アコーディオン)等、豪華かつ個性的なミュージシャンが参加。近藤と細海はUSTREAMライブにも出演するので、沖縄好きはもちろん、音楽ファンには見逃せないスペシャルプログラムです。
<USTREAM配信概要>
大島保克 presents ほぼ日島唄ナイト
日時:2012年4月19日(木) 20:00〜
特設ページ: http://www.1101.com/shimauta/
配信URL: http://www.ustream.tv/channel/hobonichi-live
Twitterハッシュタグ: #haisai
ほぼ日大ホールよりUstream中継Live
出演:大島保克(うた、三絃)、鳩間可奈子(うた、三絃、三板)、
近藤研二(ギター、ウクレレ他)、細海魚(キーボード、アコーディオン)
<CDリリース情報>
大島保克『島渡る〜Across the Islands〜』
4月18日発売 VICL-63868 2,940円(税込) 2,800円(税抜)
◆ビクターエンタテインメント大島保克サイト http://jvcmusic.co.jp/oshima/
◆YouTubeにて新作ダイジェスト映像公開中 http://www.youtube.com/watch?v=xMiUPhTjjZQ
◆大島保克オフィシャルサイト http://www.oshimayasukatsu.com/
[収録曲]
1. 川 (作詞・作曲:大島保克/2005年発表作品のセルフカバー)
2. 旅路 (作詞・作曲:大島保克/新曲)
3. まつりのあと (作詞:大島保克/作曲:近藤研二/新曲)
4. 来夏世(くなつゆ)(共演:鳩間可奈子) (作詞:大島保克/作曲:島袋 優/新曲)
5. 流星 (作詞・作曲:大島保克/2002年発表作品の新録音)
6. マンタラ祝 (作詞・作曲:大島保克/新曲)
7. 〜与那岡(ゆなむり) (作詞・作曲:大島保克/新曲)
8. 波照間(はてるま) (作詞・作曲:大島保克/新曲)
9. 島渡る (作詞・作曲:大島保克/新曲)
10. イラヨイ月夜浜 (作詞:大島保克/作曲:比嘉栄昇/1993年発表作品の新録音)
11. 東方節(あがりかたぶし) (作詞・作曲:大島保克/2007年発表作品の新録音)
12. 旅路 [Instrumental] (作曲:大島保克/新曲)
13. 与那岡(ゆなむり) (作詞・作曲:大島保克/新曲)
[参加ミュージシャン]
大島保克(うた、三絃)、鳩間可奈子(うた、三絃、三板)、近藤研二(A.ギター、ウクレレ、他)、仲宗根“サンデー”哲(太鼓)、臼井かつみ(パーカッション、ドラム)、山口 洋[HEATWAVE](E.ギター、ブズーキ)、細海 魚[HEATWAVE](ハモンドオルガン、アコーディオン、E.ピアノ)
<CD発売記念コンサート>
5月13日(日) 東京・吉祥寺 スターパインズカフェ
5月25日(金) 大阪・梅田AKASO
5月26日(土) 名古屋・TOKUZO
7月7日(土) 那覇・桜坂劇場
7月8日(日) 石垣・シティージャック
9月21日(金) 東京・中野ZERO
●大島保克『島渡る〜Across the Islands〜』へのコメント
*宮本亜門
僕にとって、保克さんの曲は沖縄そのもので、あの壮大な父性、母性を持つ自然と交わるものです。
これからも期待しています。
*立川志の輔
絃一本一本、一音一音、ゆっくりゆっくり召し上がれ。まるで旅の宿の膳のよう。もてなす味の様々に。
ごちそうさまと手を合わせ、こころは満たされ軽くなる。ああ、もうしばらく、このままで。
*知名定男
海が見え、ユンタジラバの風景が見え、人々の暮らしが見える保克の牧歌的な歌声に魅せられて久しい。
それがスタンダードであれ、新作であれ。相変わらず、プロデュースしてみたいアーティストに変わりはない。
*矢野顕子
大島保克さんの唄を聞くたびに、その声に足止めを食らう。素通りできないのだ、絶対に。
それはわたしだけではないはずだ。
*山口智子
「沖縄のうたは、昔から人々の旅と共に島を巡り広がってゆきました。うたは自由なものです。私も自由にうたい続けるだけです」大島さんが語るように、音は境界や壁をものともせず、果敢に海を越え山を越え、旅をして出会いを重ねて結びつく。何百年何千年もたゆまず、伝え合ってきた唄。人間が融け合う夢を担い、ボーダレスに時間も距離も超える音。その美しさと強さに憧れ、世界の唄者を追いかける旅を続けているが、行く先々の異国で、「あなたの故郷の唄をおしえて」と問われる。私はいつも日本という島々を想いながら、大島さんの唄を聴かせてあげる。大島さんの唄う「島」には、波と潮と地球の鼓動に身を委ね、大海原に乗り出さずにはいられない、未来に挑む人間のまばゆい心が宿る。故郷に培われた力で、変化をおそれず普遍を見遣る大島さんに耳を傾けながら、私の故郷の島唄として、世界に誇ってゆきたいと思っている。
<関連リンク>
■大島保克オフィシャルサイト