シンガーソングライター馬場俊英の発売前のデモ音源が札幌のSTVラジオチャートで異例の3週連続1位を獲得した。この曲は尾崎豊のプロデューサーでもある須藤晃氏とのデモセッション音源「平凡 DEMO SESSION 20110817 馬場俊英×須藤晃」で、昨年末全国8カ所で行われた“BABA TOSHIHIDE LIVE TOUR 2011〜平凡なヒーローたちによろしく”のライブ会場限定で販売、5000枚以上を売り上げ話題となっていたが、完成前の音源の為、ラジオでのOAはされていなかった。しかし、かねてから馬場俊英とのコラボ企画などを北海道で展開してきたSTVラジオ『牧とのりおのスーパースクランブル』の番組ディレクターがこのデモテープを入手、OAをレコード会社に熱望したことがきっかけで完成前音源をラジオでOA、するとリクエストが殺到しSTV各番組に波及、2月17日に初登場9位にチャートインすると、その後もリクエストが伸び、3月30日と4月6日、13日付STVラジオTop50でデモ音源が異例の3週連続1位獲得の快挙となった。デモ音源がラジオチャート1位を獲得するのは史上初。この快挙の理由をSTVラジオプロデューサー西中氏は「ラジオはいつも日常の中にある。‘平凡であることの喜び・幸せ’にラジオリスナーが強く共感したのではないか」。同局ではかつて、松山千春、KAN、山崎まさよしらをいち早く起用、すぎもとまさとの「吾亦紅」などの全国ヒットを生み出すなど、ジャンルを超えてヒットに敏感なラジオ局としても知られている。このデモ音源は昨年デビュー15周年を迎え10枚目のオリジナルアルバム「HEARTBEAT RUSH」を発売する際に須藤晃氏より尾崎豊の名曲「僕が僕であるために」をドラマのエンディグテーマとしてカバーして欲しいと依頼を受け、デビュー15年目で初のカバー曲に挑戦したことがきっかけ。その制作過程で意気投合した二人は夏のある日何の予定もなくスタジオに入り、語り合い、ギターを掻き鳴らし合いながらセッションがスタート、このデモ音源が完成するまでに費やした時間は3時間、まさに二人の熱気が真空パックされた作品であり、出会いの瞬間に生まれたミラクル音源だった。
そして、このデモ音源を正式レコーディングし、馬場俊英自身の名前を冠にしたシングル盤「馬場俊英EP1〜平凡」として発売することが決定した。2012年の馬場俊英は、今思って・感じていることをすぐに歌にして、すぐ届けるEXPRESS CD=EP盤としてシングルを積極的にリリースする予定で、デモ音源の「平凡」は5分強の曲であったが、完成盤には9分を超える超大作「平凡」が収められており、別の曲と合体した組曲となっている。昨今シングルには様々な特典を付けて販売するケースが目立つが、今作は特典を一切付けず、しかも通常4分前後の曲が主流のシングルにおいて、敢えて9分を超えるシングル曲で勝負と時代に逆行する作品となっているが、今作をリリースする意義について今作のプロデューサー須藤晃氏は「この日本を、この地球を回しているのは、ひたいに汗して家族を守り続け、平凡な暮らしを切り盛りしているお父さんでありお母さんであるというメッセージは、いまの時代に未来向かって最も強烈なメッセージなんだと実感させられました。平凡なれど、それに勝るものなし。この歌が迷走する時代の突破口になることを祈ります」とメッセージ。9分越え曲で再びラジオチャート1位を獲れるのか?2010年に発表し大ヒットした植村花菜の「トイレの神様」も9分を超える作品だったが、やはりラジオのOAがきっかけとなり全国に広まった。馬場俊英「平凡」もラジオを足掛かりにヒットを狙う。CDの発売日は奇しくもプロデューサー須藤晃氏が手掛けていた尾崎豊氏が亡くなって20年となる4月25日。
【リリース作品】
●シングルCD「馬場俊英EP1〜平凡」
4月25日発売 1,300(税込) WPCL-11064
収録曲
1.平凡
2.幸せのウェイティングリスト
3.吊り橋
4.オオカミの歌
●ライブ会場限定DVD
馬場俊英『実録・平凡2011-2012』
4月6日発売 3,800(税込) WPBL-90179
須藤晃監修。昨年大晦日に行われたツアーファイナル映像から2012年にスタートしたレコーディングに密着したドキュメンタリーDVD!!
*このDVDはBABA TOSHIHIDE Acoustic Circuit 2012会場限定販売となります
◆馬場俊英 ラジオレギュラー番組
FM COCOLO「馬場俊英のオーディナリー・ナイト」4月からレギュラー化決定!!
2012年4月7日(土)からスタート
放送時間:毎週土曜日19:00〜20:00
再放送 毎週水曜日0:00〜1:00
【全国ツアー情報】
馬場俊英ACOUSTIC CIRCUIT 2012
■ 5月12日(土) ソフィア堺 (大阪) 開場16:30 / 開演17:00
■ 5月13日(日) 神戸文化ホール中ホール 開場16:30 / 開演17:00
■ 5月19日(土) 金沢パドル 開場17:00 / 開演17:30
■ 5月20日(日) 新潟ジョイアミーア 開場16:30 / 開演17:00
■ 5月24日(木) KBSホール (京都) 追加公演 開場18:00 / 開演18:30
■ 5月25日(金) KBSホール (京都) 開場18:00 / 開演18:30
■ 6月01日(金) Monk 松山Live & Restaurant Bar 開場18:30 / 開演19:00
■ 6月02日(土) オデオン座 (徳島) 開場16:30 / 開演17:00
■ 6月06日(水) WEATHERKING (宮崎) 開場18:30 / 開演19:00
■ 6月08日(金) 旧香港上海銀行長崎支店記念館多目的ホール (長崎) 開場18:00 / 開演18:30
■ 6月09日(土) イムズホール (福岡) 開場17:00 / 開演17:30
■ 6月10日(日) NTTクレドホール (広島) 開場17:00 / 開演17:30
■ 6月12日(火) CRAZYMAMA KINGDAM (岡山) 開場18:30 / 開演19:00
■ 6月15日(金) 窓枠 (浜松) 開場18:30 / 開演19:00
■ 6月16日(土) 名鉄ホール (名古屋) 開場17:00 / 開演17:30
■ 6月17日(日) 名鉄ホール (名古屋) 追加公演 開場15:30 / 開演16:00
■ 6月23日(土) 盛岡 CLUB CHANGE WAVE 開場17:00 / 開演17:30
■ 6月24日(日) RENSA (仙台) 開場16:30 / 開演17:00
■ 6月26日(火) PENNY LANE 24 (札幌) 開場18:30 / 開演19:00
■ 6月30日(土) NHK大阪ホール 開場17:00 / 開演17:30
■ 7月01日(日) NHK大阪ホール 開場15:30 / 開演16:00
■ 7月08日(日) 横浜BLITZ 開場17:00 / 開演17:30
■ 7月14日(土) 赤坂BLITZ 追加公演 開場17:00 / 開演17:30
■ 7月15日(日) 赤坂BLITZ 開場15:30 / 開演16:00
<関連リンク>
■馬場俊英オフィシャルホームページ