昨年、英国で大ブレイクした21歳のシンガーソングライター、エド・シーランの初となる単独公演が、21日に代官山UNITで行われた。2月21日に開催された英国のグラミー賞とも言われるブリット・アウォード2012で、あのアデルとの賞レースを繰り広げ、最終的に2冠(最優秀男性アーティスト賞、最優秀新人賞)を受賞したエド。プレミア化が必至と言われていた公演は、チケットが一般発売するとすぐにソールド・アウトとなった。
女性ファンの黄色い声援が飛ぶ中、愛用のギターで名前は“ナイジェル”を手に現れた彼のパフォーマンスはまさに“凄い”の一言だった。ソロ・アーティストと思えない音圧、16歳からストリートで鍛えられた演奏力、そして年間312回(2009年)ものライヴをこなした結果培った彼の落ち着きっぷりと客を自分の世界に引き込む力は21歳とは思えなかった。本番前に「ライヴの長さは、エド次第だね」とマネージャーが語っていたが、結果としては100分間、英国で120万枚以上を売り上げ、日本でも全国のラジオ・パワープレイを総ナメした”Aチーム〜飛べない天使たち〜を含む全14曲を披露。アンコールの途中から、客席フロアにおり、マイク、PAもなしで生歌、ギターを
披露するという驚きの演出もあり、大盛況のもとに終了した。初夏に米国でのデビューを控えているエドの今後の動向にも要注目。
NEXT BREAKERS* vol.2 Featuring ED SHEERAN
1. Give Me Love
2. Grade 8
3. Drunk
4. Wayfaring Stranger
5. Small Bump
6. The City
7. Kiss Me
8. Lego House
9. You Need Me, I Don’t Need You
10. Part In Glass
11. A Team〜飛べない天使たち〜
12. Feeling Good (cover)
13. Wake Me Up
14. Guiding Light (cover)
* TOWER RECORDS店頭で好リアクションのあった新人をTOWER RECORDSとSMASHが
完全共催により、マーケットに伝えていこう」と企画。