タイトルは「ゆるら」。
作詞は風見しんご、プロデュースは秋元康。
日本中の誰もが記憶にとどめる、あの痛ましい事故から 5年。交通安全運動などを積極的に行い、愛娘を失った大きな悲しみと闘ってきた風見しんごが今回、リリースするにあたり、真正面から向かい合って歌詞のテーマとしたのが「涙を乗り越えて、前を向いて歩くこと」だった。
もともとこのプロジェクトがスタートした時、「ゆるら」はカップリング曲の予定だった。しかし、ボーカル・レコーディングが終わったタイミングで、風見の唄を聴いたプロデューサー秋元康から驚くべき提案があった。「AB面を入れ替えませんか」。日本屈指のプロデューサーからの提案を本人も即座に快諾。
シングル「ゆるら」が誕生した。
その過程でも偶然がいくつも重なった。風見の歌詞に曲がつき、彼の手元に届いたのが、あの事故から丁度 5年たった同じ日、 1月17日の事だった。そして、急いでヴォーカル・レコーディングをとスタッフが組んだスケジュールは告別式と同日、同時刻だった。そのレコーディングの日、5年前と同じように東京には雪が降っていた。何も知らなかったスタッフ達は、当日マネージャーからその事を知らされただ
驚くばかりだった。今回のリリース日、2月22日は長女の誕生日だった2月19日に最も近い発売日として最初から決まっていた。その2月19日、ラジオの生放送からプロモーションがスタートした。
CDジャケットの裏に使われている写真は、風見しんごが娘とよく遊んだ公園で撮影された。これもカメラマンからの提案で偶然だった。ただ、その手には、娘が編んでくれたマフラーが握られていた。「大切な人をなくした全ての人たちが、前を向いて歩いていけるように」
今日、27年ぶりに新曲をリリースします。今回、本日から特設サイト上にて「ゆるら」を作るにあたり歌詞のプロットとなった原詩 4編を“風見しんご直筆原稿”にて公開いたします。
リリース情報
2012年
2月
22日発売
FLCF-7184 1,000(tax in)
風見しんご「ゆるら」
1.ゆるら
2.今さら
Fall in love
3.ゆるら(オリジナル・カラオケ)
4.今さら Fall in love(オリジナル・カラオケ )
<関連リンク>
■「ゆるら」特設サイト
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