宮城・仙台を舞台とした映画を次々と世に送り出してきた、伊坂幸太郎(原作)と中村義洋(監督)の強力タッグ。そしてシンガーソングライターの斉藤和義(音楽)。
東日本大震災後、時を同じくして重なり合った彼らの熱い想いによって企画・制作が実現、被災地となった仙台でオールロケを敢行した映画『ポテチ』の予告編映像、および斉藤和義による書き下ろし主題歌「今夜、リンゴの木の下で」が映画のオフィシャルサイトにて解禁となった。
原作は、伊坂13冊目の中短編集『フィッシュストーリー』のなかの中編「ポテチ」。仙台の街で生まれ育った2人の青年の奇妙な運命を独特の切り口で描いた感動の人間ドラマ。プロ野球のスター選手、空き巣を生業とする凡人、別々の人生を歩んでいるかのように思えた2人は、目に見えない強い絆で繋がっていく…。
『アヒルと鴨のコインロッカー』『ゴールデンスランバー』のチームが、緊急集結して企画・製作された本作は、撮影期間8日間、主要キャストも10名に満たない作品ながら、500名を超える仙台市民のエキストラ、ボランティアスタッフが参加し。今回公開された予告編でも、濱田岳が演じる主人公・今村たちが、「ある願い」を秘めながらプロ野球観戦に臨むクライマックスシーンで、多くの仙台市民がエキストラとして観客役で出演しているシーンを垣間見ることができる。
また、予告編にあわせて斉藤和義による主題歌も解禁。
これまでに伊坂幸太郎×中村義洋作品では、『フィッシュストーリー』では劇中に登場するバンド「逆鱗(げきりん)」に楽曲を提供、『ゴールデンスランバー』では作品の鍵となるビートルズの楽曲をカバーと、様々なコラボレーションを果たしてきたが、今回は作品をイメージした新曲「今夜、リンゴの木の下で」(SPEEDSTAR RECORDS/発売未定)を書き下ろし。
さらに『ゴールデンスランバー』に引き続き、劇中の全ての音楽も手がけ、68分という上映時間のなかで、どのようにその楽曲が響き渡っているのかにも注目が高まる。
また、映画の完成度の高さを伺わせる、原作者・伊坂幸太郎の言葉からも、更にいっそう本作への期待が膨らむ。
映画『ポテチ』は4月7日より仙台にて先行公開、5月12日より全国公開。
気になる主題歌と、予告編映像は本日よりオフィシャルサイト(potechi-movie.jp)にて解禁となっている。
原作者・伊坂幸太郎による最新コメントも公開!
「おかしみに満ちた楽しい映画で、今もこのコメントを書きながら、映画を思い出して頬がゆるんでいます。原作よりも映画のほうがいいと言われそうで、怖いです。」
出演者/濱田岳、木村文乃、大森南朋、石田えり、中林大樹、松岡茉優、阿部亮平、中村義洋、桜 金造
監督・脚本/中村義洋
原作/伊坂幸太郎「ポテチ」(新潮文庫刊『フィッシュストーリー』所収)
音楽/斉藤和義
製作プロダクション:スモーク 制作協力:ダブ 製作:ショウゲート 東日本放送 河北新報社 スモーク
企画協力:新潮社 アミューズソフトエンタテインメント 協力:宮城県仙台市 せんだい・宮城フィルムコミッション 配給:ショウゲート
2012年/日本/ビスタ/5.1chデジタルサラウンド/カラー/68分
(C)2007伊坂幸太郎/新潮社 (C)2012『ポテチ』製作委員会
■『ポテチ』オフィシャルサイト/potechi-movie.jp