クミコが今年5月にリリースした「最後の恋〜哀しみのソレアード〜」がロングヒットを続け、11/2発表の最新USENリクエスト総合チャートで3度目の1位を獲得した。当初、大人の恋愛をテーマに、脚本家の大石静氏に作詞を依頼し制作された楽曲だったが、「一歩だけ前へ」という歌詞に象徴されるメッセージが、“復興”“再生”へ向かおうとする人々や世の中の風に後押しされ、いまや“命の歌”へとその意味合いを変え、被災地をはじめ多くの人たちの心に響いている。3月11日、宮城県石巻市をコンサートで訪れていたクミコは、東日本大震災に遭った。半年後の9月11日、石巻市内の避難所で開いたコンサートで同曲を披露した際は、集まった人たちと大合唱となり、被災地の方たちはもとよりクミコ自身も大きなパワーをもらい、背中を後押しされる経験となった。
そんなクミコが、このたび新たな試みをスタートさせるという。かねてより、被災地のためにもっと自分にできることはないか、そして実際に何が求められているのかを考えてきた。そして近く、被災地の子供たちのための募金活動として、「きっとツナガル プロジェクト」を立ち上げる。同プロジェクトはクミコを発起人として、音楽評論家の湯川れい子氏、医師で作家の鎌田實氏、そして落語家の笑福亭鶴瓶氏らが賛同。11月4日に都内で正式な発足発表が予定されており、その模様はU-Streamを通じて発信される。なお、「きっとツナガル」というプロジェクト名は、3月11日に避難した採石場で見た不安に包まれた暗い夜空に想いを寄せながらクミコが書き下ろした楽曲のタイトルからとっている。
■商品情報
クミコ 「最後の恋〜哀しみのソレアード〜」 好評発売中
IOCD-20327 1,260(エイベックス・イオ)
1.最後の恋〜哀しみのソレアード〜
2.マイ・ウェイ
3.合歓(ねむ)の孤悲(こい)
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■クミコ オフィシャルサイト