株式会社ドリーミュージック・(東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO 高久光雄)所属の森山良子が3日、山梨・河口湖ステラシアターでデビュー45周年記念“森山良子 野外大協奏曲♪”コンサートを開催した。
スペシャルゲストには音楽仲間の、さだまさし、南こうせつ、白鳥英美子、山本潤子がお祝いに駆けつけた。
台風の影響で天候も不順な中、会場に集まった2700人を前に、代表曲「涙そうそう」はもちろん、ゲストとの楽しいトークや、さだまさしとは「秋桜」を南こうせつとは「母へ」等デュエットソングも披露し会場を盛り上げ、9月7日発売の45周年記念オリジナルアルバム「すべてが歌になっていった」の収録曲から 7月公開の映画「コクリコ坂から」の主題歌に起用された楽曲で、オリジナル・シンガーの森山良子としては久々の再レコーディングとなった「さよならの夏」や7月に発売した両A面記念シングル「6つの来し方行く末」「Verse〜ほほえみに包まれて〜」等を中心に熱唱。ゲスト陣もそれぞれ自身の楽曲を歌い、さらに女性3人によるボーカルユニット“V3”として圧巻のコーラスパフォーマンスも披露し会場を沸かせ、嵐の中の全29曲・4時間におよぶ大コンサートとなった。
河口湖ステラシアターは、1995年のオープン以来森山良子は、この日で13回目の公演となり同所の夏の終わりの一大イベントとなっている。公演に先立ち開演前にマスコミとの共同記者会見に臨み、和気あいあいとした中で行われた
その一部を紹介しょう。
Q1 「まもなく開演を迎えますが、今のお気持ちを教えてください。」
森山)ほんとに楽しいすばらしい仲間たちが来てくれて、うれしくてたのしくてたまらない。
Q2 「45周年は森山さんにとってあっという間でしたか?」
森山)あっという間でした。本当に楽しく歌いながら、色々ありましたけれど、音楽的には本当に恵まれていました。いい仲間と出会い、前向きに歌ってこれました。皆様に大変感謝しております。
Q3 「応援に駆けつけて森山さんとステージに立つことにどんな思いをお持ちですか。」
南)それは光栄なことです。フォークの時代1970年から活動しているが、微妙に我々の中にも先輩後輩関係がある。森山さんは大先輩です。
さだ)その中でも私が一番後輩なのです。珍しいですよ。みなさん集まるコンサートで僕が最年少だったのは加山雄三さんとの越後湯沢以来ですよ。
南)うれしいですよ。前に行く人が常に現役で、良子さんはかっこいいしね。
森山)照れ笑い
みんな)何よりかわいい。(笑)
Q4 「森山さんはステラシアターでオープニングからずっとやっていると思うのですが、そのステラシアターで仲間から45周年を祝ってもらえるということに対する思いを教えてください。」
森山)このメンバーがそろって下さったら私のステラシアターでの45周年は万万歳。こうやってステラシアターも沢山のお客様の空気感を吸い込みながら、ステージもいろいろな音楽を吸い込みながら成長している会場。みんなで一緒に前に進んでいるのだなと感じられます。
南)また日本一の山マウント富士の懐の中であるという、なんか気をもらえますよね。
Q5 「ゲストの皆さん、森山良子さんへお祝いの言葉をお願い致します。」
山本)45年間トップを走り続けてきた方だから、ほんとにすごいなと思います。45年がんばって来られて、おめでとうと言いたいと思います。
白鳥)本当におめでとうございます。高校生くらいの時から良子さんが私の目標で、良子さんを見ていつもがんばろうって気になれた。ですからあともう40年は頑張ってください。
さだ)良子さんと同じステージに立てるのはとても楽しみです。素晴らしい先輩がステージにいるから最年少の僕も頑張れる。 良子さんは元気ですけど、ますます元気でいて頂きたいと思います。日本の宝です。
南)ほんとにその通りで日本の宝です。僕も良子さんの隣でいられるように頑張ります。良子さんの一番好きなところは型にはまらないで自由だというところです。音楽でも音楽を自由自在に奏でていて、フォークとかジャズとかじゃなくて、森山良子だっていうのがすごいなと思います。
Q6 「ファンの方にメッセージをお願いします。」
森山)45年ほんとに沢山の方に支えられ歌ってまいりました。ますます、少しずつ自分を磨いて、少しずつなだらかな坂を上がっていきたいと思っております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
さだ)なだらかな坂に雪が降っていたらどうするの?
森山)そのときはかんじき履くの。(履いている動作)
みんな)笑
《リリース情報》 2011年9月7日発売 森山良子デビュー45周年記念アルバム
「すべてが歌になっていった」
2年半ぶりのオリジナルアルバム。歌手生活45周年を迎え、自作の新曲、洋楽、邦楽のカバーを問わず、歌いたい、伝えたいと強く思う歌をレコーディングした入魂の作品集。45周年記念シングル「6つの来し方行く末」をはじめ、全曲ムーンライダーズ・鈴木慶一プロデュースにより、森山良子の新たな魅力を引き出すと共に、ムーンライダーズ他の個性豊かな素晴らしい演奏を中心に、ピアノやギターのみのシンプルなサウンドによるトラックも含む、味わい深く、バラエティに富んだアルバム。鈴木慶一とのコラボによる新曲の数々に加え、中学生の時から歌っていたという「Seven Lonely Days」やデビュー当時のフォーク仲間のヒット曲「おはなし」、前回のツアーでも好評を博した「愛の讃歌」、7月公開の映画「コクリコ坂から」の主題歌に起用された楽曲で、オリジナル・シンガーの森山良子としては久々の再レコーディングとなる「さよならの夏」等、興味深い作品が並ぶ。
プロデュース:鈴木慶一&森山良子
【収録楽曲】
1. すべてが歌になっていった
(作詞・作曲:森山良子/鈴木慶一 編曲:鈴木慶一)
2. いとしのポリチカ
(作詞・作曲:森山良子/鈴木慶一 編曲:伊藤ゴロー)
3. 6つの来し方行く末
(作詞:鈴木慶一 作曲:岡田 徹 編曲:岡田 徹/鈴木慶一)
4. Seven Lonely Days
(作詞・作曲:M. Brown-A. Shuman-E. Shuman 編曲:鈴木慶一)
5. さよならの夏
(作詞:万里村ゆき子 作曲:坂田晃一 編曲:伊藤ゴロー)
6. 愛の賛歌
(作詞:E. Piaf 訳詞:岩谷時子 作曲:M. Monnot 編曲:島 健/権藤知彦)
7. A Little Girl A Little Boy A Little Moon
(作詞:R. King 作曲:H. Warren 編曲:塩谷 哲)
8. こころの花
(作詞:森山良子/鈴木慶一 作曲:森山良子 編曲:鈴木慶一)
9. おはなし
(作詞:遠藤侑宏 作曲:田村 守 編曲:鈴木慶一)
10. 日常
(作詞:松井五郎 作曲:森山良子 編曲:鈴木慶一)
11. 真実
(作詞:森山良子 作曲:かまやつひろし 編曲:Dressed Animals
ストリングス・アレンジ:柵谷祐一 Transcriptionn:近藤研二)
12. 花柄のライフタイム
(作詞・作曲・編曲:鈴木慶一)
13. Verse〜ほほえみに包まれて〜(Album ver.)
(作詞:作曲:森山良子 編曲:鈴木慶一/森山良子)
14. Ale Ale Ale
(作詞:村上ゆき/森山良子 作曲:村上ゆき 編曲:島 健)
15. 刺繍を胸に
(作詞・作曲・ 編曲:鈴木慶一)