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伊坂幸太郎原作『ポテチ』の映画音楽を斉藤和義が担当!

音楽

『アヒルと鴨のコインロッカー』『ゴールデンスランバー』など、これまで宮城・仙台を舞台とする数々のヒット作を送り出してきた伊坂幸太郎(原作)×中村義洋(監督)の強力タッグによる最新作『ポテチ』の映画化が決定し、その映画音楽を斉藤和義が担当することが決定した。

本作の製作のきっかけは、3月11日に発生した東日本大震災。日本を代表するベストセラー作家となった今も仙台在住の作家・伊坂幸太郎。そしてその伊坂作品の中でも映像化困難といわれた『アヒルと鴨のコインロッカー』『ゴールデンスランバー』を原作同様、仙台を中心にオールロケを敢行、見事に映像化し高い評価を集めた監督・中村義洋。東北地方が被災地となった現状を目の当たりにしたふたりの、「いままでの恩返しとして、現在の仙台の姿を通して皆に勇気を与えて、復興の後押しをしたい」との想いから、2007年に発表された「ポテチ」(新潮社刊「フィッシュストーリー」所収)の宮城・仙台オールロケによる映画化が急遽決定!

「ポテチ」は、仙台を舞台に、同じ年、同じ日、同じ病院で生まれた2人―プロ野球のスター選手と凡人―が運命に翻弄されながらも、家族や恋人を巻き込んで、目に見えない強い絆によってよって繋がれ爽やかな感動をもたらす物語。伊坂ワールド溢れる独特な切り口で、誰かを想って生きていくことの強さと喜びを描いた本作こそ、いま仙台から日本中に届けたいメッセージに溢れた作品といえる。
中村監督による伊坂作品の映像化は『アヒルと鴨のコインロッカー』『フィッシュストーリー』『ゴールデンスランバー』に続いて4作目。今回の映画化、そして復興への想いに賛同し、伊坂×中村作品には欠くことのできないキャスト、スタッフが集結。音楽を手がけるのは『フィッシュストーリー』『ゴールデンスランバー』でも絶妙のコラボレーションを果たした斉藤和義。そして、主演をつとめるのは、過去3作品全てに出演し、伊坂幸太郎×中村義洋作品の象徴ともいえる濱田岳。ファン待望のチームが再結集し、仙台の街から新たな絆の物語を送り出す。本作は8月下旬にクランクイン、9月中旬にクランアップの予定。上映時間約60分の中編映画として2012年春より全国公開が予定されている。

また今回、斉藤和義が担当する映画音楽についてのリリースはいまのところ未定となっているが、現在は“FUJI ROCK FESTIVAL’11”,“RISING SUN ROCK FESTIVAL 2011 in EZO”や“ARABAKI ROCK FEST.11”など全国各地の野外フェスへの出演を続ける中で、新作リリースに向けて絶賛準備中とのことだ。そして、8月20日にはテレビ朝日「報道発 ドキュメンタリ宣言」にて斉藤和義が出演した野外フェスでの様子を追った番組の放送も決定していたり、東日本大震災を受け斉藤が4月の毎週金曜日に行ったUSTREAM生配信ライブ『斉藤和義 on USTREAM“空に星が綺麗”』で『ゴールデンスランバー』の撮影で関わった宮城・仙台市などに向けて義援金を募るチャリティ活動も行っていたことが記憶に新しいが、この8月にもUSTREAM生配信ライブを行うことが予定されているなど、今後も斉藤和義の精力的な活動に注目が高まる。

スタッフ、出演者からのコメント

■ 斉藤和義(音楽)
<プロフィール>
栃木県出身。1993年、シングル「僕の見たビートルズはTVの中」でデビュー。以降、「歩いて帰ろう」「歌うたいのバラッド」など数々の名曲を生み、音楽ファン、ロックファンのみならずアーティストからも高い支持を集めている。伊坂×伊坂幸太郎×中村義洋監督とのコラボレーションは主題歌と劇中音楽を担当した「フィッシュストーリー」「ゴールデンスランバー」に続いて3度目。2011年は、東日本大震災を受け、いち早くチャリティーライブを実施。秋にはアルバムリリースを予定し、11月からは東北地方での復興支援ライブを含む全国ツアーを控えている。

<コメント>
「フィッシュストーリー」「ゴールデンスランバー」に引き続き、中村監督、伊坂さん、濱田岳くん他、スタッフの方とまた仕事がご一緒できること、とても光栄です。
このチームとの仕事は毎回「仕事」を忘れて修学旅行に行くような雰囲気なので、今回もとても楽しみにしています。
仙台の“今”を監督がきっと素敵な画に撮ってくれると思います。それに負けないようがんばります。

■伊坂幸太郎(原作)
<プロフィール>
千葉県出身。東北大学在学中から現在に至るまで仙台に在住。2000年に「オーデュポンの祈り」でデビュー。
以降、著作の多くが映画化される一方、2004年に「アヒルと鴨のコインロッカー」で第21回吉川英治文学新人賞を、「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。2008年には「ゴールデンスランバー」で第5回本屋対象、第21回山本周五郎賞を史上初めてW受賞した。「ポテチ」は自身13冊目の著書である中短編集「フィッシュストーリー」収載の書き下ろし中篇。

<コメント>
最近は、自分の小説が映画化されることに抵抗があったのですが、ただ、三月の大きな地震のあと、そういったこだわりが些末なことに感じられた瞬間がありました。不安な日々を過ごしている中、「中村さんが映画化した『ポテチ』を観たかったな」と思ったりもしました。
数カ月前、僕のほうから映画化のことを相談した際、中村さんからは、「いいですね。やりましょう」とすぐに返事があったものの、まさかこんなに早く撮影に入るとは想像もしておらず、驚いています。
きっと、多くの人たちが損得を抜きにして行動してくれた結果ではないかな、と想像します。
曲を斉藤和義さんが作ってくれると分かった時には、本当に嬉しかったですし、キャストを少し聞いただけでも、胸が躍りました。完成が楽しみです。

■濱田 岳(今村 役)
<プロフィール>
東京都出身。1998年にドラマ「ひとりぼっちの君に」(TBS)でデビュー。子役時代から現在に至るまで、ドラマ、映画、CMと幅広く活躍。2008年、主演作『アヒルと鴨のコインロッカー』で第22回高崎映画祭最優秀主演賞を受賞。以降、『フィッシュストーリー』(09)、『ゴールデンスランバー』(10)でいずれも物語の鍵となる重要なキャラクターを演じ、伊坂幸太郎×中村義洋作品にとって欠かせない存在となる。その他の近年の主な出演作に『今度は愛妻家』(10)、『THE LAST MESSAGE 海猿』(10)、『宇宙兄弟』(12年春公開予定)など。現在放送中の日本テレビ系ドラマ「ピースボート-Piece Vote-」でも主演を務めている。

<コメント>
中村監督をはじめ、最高の仲間たちとまた作品を作れるのかと思うと嬉しくなりました。
仙台という街は、作品でお世話になり、僕にとっては思い出深い場所なので、またお伺い出来ることを嬉しく思っています。またいつか皆さんが映画を観られる状況になったら、一分でも、一秒でも、あの日の事から離れて、心の底から楽しんでもらえる作品にしたいです。
七夕祭りや花火大会、楽天イーグルスの始球式、光のページェントの点灯式など仕事がきっかけではありますが、沢山のお祭りごとにも参加させていただき、仙台には楽しい思い出がいっぱいです。その仙台で、仙台の皆さんと一緒に良い作品を作り、またお祭りで一緒に楽しめたらと思います。

■中村義洋(監督・脚本)
<プロフィール>
茨城県出身。1999年に『ローカルニュース』で監督デビュー。『アヒルと鴨のコインロッカー』(06)で、自身としては初めて伊坂幸太郎原作作品を手掛け、劇場動員記録を塗り替える大ヒットを記録。以降、『フィッシュストーリー』(09)、『ゴールデンスランバー』(11)と立て続けに伊坂作品を見事に映像化。伊坂自身が最も信頼を寄せる監督として原作ファン、映画ファンから多くの支持を集めている。その他の代表作に『チーム・バチスタの栄光』(08)、『ちょんまげぷりん』(10)など。2011年11月には3D映画『怪物くん』の公開を控えている。

<コメント>
「ポテチ」は以前から映画化したいと思っていた作品でしたが、伊坂さんとしても、自分としても、『ゴールデンスランバー』までで映画化はやり切った感もあり、またいつか一緒にやりたいけれど当分のあいだ映像化は見合わせておこう、というのが2人の共通の考えでした。そんな経緯もあり、5月の終わりに伊坂さんから「ポテチ」映画化の相談を受けたときは驚きました。ただ3.11以降、何度か救援物資の運搬などで東北に足を運ぶなかで、映画監督として元気を与える作品を送りたい、という気持ちが強くなっていたこと、そして過去の作品でお世話になった仙台という街にまだ御礼ができていなのでは、という想いもあり、「ポテチ」の映画化に取り掛かることに迷いはありませんでした。そしてこれは今すぐに撮られるべき作品だと思いました。過去の作品同様、気負うことなく、街で暮らす普通の人たちの生活、息遣いを作品の中で表現したいと思いますが、「撮影に来てくれるだけで嬉しい」と言っていただいている仙台の皆さんの気持ちに応えるためにも、いま現在の仙台の街並を映していきながら、仙台に限らず、映画を見た人すべてに、少しでも勇気を与えられるような作品にしたいと思います。

斉藤和義インフォメーション
■テレビ朝日「報道発 ドキュメンタリ宣言」 8月20日(土) 17:00-17:30 オンエア
※朝日ニュースター 8月23日(火) 23:15〜
※BS朝日 8月26日(金) 25:30〜

■ USTREAMでの斉藤和義チャンネル、8月の放送日は
オフィシャルサイト  ( http://www.kazuyoshi-saito.com )にて近日発表!
 
『斉藤和義on USTREAM』 
チャンネル:http://www.ustream.tv/channel/speedstarch

■ ライブインフォメーション
●『ARABAKI ROCK FEST.11』 会場:みちのく公園北地区 エコキャンプみちのく
2011年8月27日(土)  17:20〜 MICHINOKUステージ
2011年8月28日(日)  18:25〜 TSUGARUステージ 
※8/28はMANNISH BOYS(斉藤和義×中村達也)として出演。 
●『夏木マリ VS 斉藤和義 LIVE 〜秋になったら〜』 会場:Mt.RAINER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
2011年9月1日(木) 18時開場/19時開演 出演:夏木マリ/斉藤和義/GIBIER du MARIE
●『Music Town OTO-ICHIBA 4th Anniversary-斉藤和義アコースティックライブ-』 会場:ミュージックタウン音市場(沖縄)
2011年9月2日(金) 開場18:00/開演18:30
●『JA KYOSAI Presents RADIO BERRYベリテンライブ2011Special』 会場:井頭公園 運動広場(栃木県真岡市下籠谷99)
2011年9月11日(日)  開場/9:30 開演/11:00 終演/19:00(予定)
●『LIVE福島 風とロックSUPER野馬追』 会場:会津若松 鶴ヶ城公園
2011年9月15日(木) 開場 15:00 / 開演 16:00  オフィシャルサイト http://livefukushima.jp/
●「HIGHER GROUND 2011」 会場:海の中道海浜公園野外劇場 (福岡市東区)
2011年9月18日(日) 開園 9:00 / 開場 11:00 / 開演 13:00 / 終演 19:00(予定) 
●『HAPPY MUSIC FESTA 〜Toward ZERO〜』 会場:恵比寿 ザ・ガーデンホール
日程:2011年9月19日(月・祝) 開場 15:00 / 開演 16:00
HMF2011オフィシャルサイト http://www.happymusicfesta.com/
●くるり主催の音楽フェス「京都音楽博覧会」 会場:京都梅小路公園・芝生広場
2011年9月23日(金・祝) 開場10:30(予定)/ 開演12:00(予定)
●KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2011-2012決定!
http://www.kazuyoshi-saito.com/info/livetour2011-2012/

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『ポテチ』公開データ
■監督 中村義洋
■出演 濱田岳 ほか
■原作 伊坂幸太郎(新潮社刊「フィッシュストーリー」所収)
■音楽 斉藤和義
製作プロダクション:スモーク/製作協力:ダブ 
配給:ショウゲート
2012年春 全国公開予定

【物語】キリンに乗って行くから!」ビルから飛び降りようとしていた若葉は、今村の言ったわけのわからない言葉で結局自殺を思いとどまった。その時初めて出会ったふたりは、それをきっかけに同棲を始めることに。ある日、今村が生業としている空き巣の仕事に同行することになった若葉。狙うはプロ野球選手「尾崎」のマンション。だが今村は部屋に侵入したもののテレビのプロ野球中継を見るばかりでいっこうに仕事をしない。その様子をイライラと見つめる若葉は、早く金目のものを見つけて帰ろうと促すが、今村は動じない。そこへ、不在の尾崎宛に助けを求める留守番電話のメッセージが。「じゃあ、行こう。」今村は困惑する若葉を連れ、尾崎の代理として、メッセージを残した見知らぬ女性の元へ向かう。偶然出会った恋人同士、テレビの向こうの野球スター、助けを求めてきた若い少女…その奇妙な繋がりは、やがて今村の母や、今村の空き巣の師匠・黒沢らを巻き込んで奇妙な繋がりをみせ思わぬ事態へとすすんでいく…そしてそれはやがて仙台の野球場に小さな奇跡を起こすことに…。  人を想うということ、何かを信じることの強さと逞しさが、やがて爽やかな感動をもたらす絆の物語。
<関連リンク>
斉藤和義オフィシャルサイト

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