2月18日よりTOURを行っていたthe pillowsが、東北地方太平洋沖地震を受けて、公演を延期していた東北3公演を開催し7月24日にZEPP仙台でTOURファイナル公演を行った。この日を待ちわびた東北の1500人のバスターズが開演前から長蛇の列をつくる。会場にSEが流れ始めると大歓声。1曲目の「Limp tomorrow」のイントロが始まると涙をながすファンも見受けられた。勢いよく、「Give me up!」と「空中レジスター」を演奏。山中の「遅くなったけど、音楽をやりにきたよ。HORN AGAIN TOUR最終日、最後まで良い夜にしようね」のMCに対し、「待ってたよ。来てくれてありがとう!」の大歓声。
次のパートではアルバムから「Nobody Knows What Blooms」や「Sad Fad Love」を熱唱。6月8日にリリースした瑞々しいメロディーと歌詞が特徴の新曲「Comic Sonic」を披露。「オレンジフィルムガーデン」などレア楽曲も披露。LIVEで盛り上がること間違いなしのナンバー「サードアイ」、アルバムから「Brilliant Crown」「EMERALD CITY」を熱唱。
本編ラストのパートでは“僕らは走り出した”と歌う「Movement」、“二度と戻れない道を”と歌う「その未来は今」、ピロウズとそれを支えるファンの歌である「LITTLE BUSTERS」を披露、観客の大歓声とこれ以上無い一体感。最後はDoggie Howlで締めくくる。
アンコールでは“あぁ今日が新しい誕生日なんだ”と「アナザーモーニング」を時折声をつまらせ歌う山中。色々な思いを受け止めて会場に訪れたファン一人一人に確かにピロウズが届いた瞬間。そしてピロウズがどんな境遇にあっても音楽を続けていく決意を歌った「Fool on the planet」、誰もが涙を素直に流したアンコールを締めくくる。
そして特別な夜にふさわしく、ダブルアンコールでは「今日は楽しかったかい?また会おう!」という山中の絶叫のもと「No Surrender」、the pillowsのバンドソングであり、今日の夜を共にした全員に言葉ではない歌の力を伝えたに違いない「ハイブリッド レインボウ」で締めくくった。
ファンにとってもピロウズにとっても特別な夜。今更の言葉ではなく、歌の力、ピロウズが20年を超えて活動をし続けることで確かなメッセージを伝えた感動の夜だった。
the pillows NEW SINGLE
「Comic Sonic」
発売日:2011年6月8日
税込価格:初回限定生産盤1500円/通常盤1000円
発売元:エイベックス・エンタテインメント
☆テレビ東京系アニメ「SKET DANCE」エンディングテーマ
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