昨年、ドロドロの不倫劇を描いたドラマ「セカンドバージン」(NHK総合)の脚本を手がけ、大きな反響を呼んだ大石静が作詞を手がけた曲「最後の恋〜哀しみのソレアード〜」が話題。歌うのは、昨年原爆の子の像をモデルに描いた曲「INORI〜祈り〜」のヒットで紅白歌合戦への初出場を果たしたクミコである。同楽曲は、『最後の恋に賭け、生きる』『一歩だけ 前に出る 輝く命のため』という強いメッセージが印象的な曲である。5月25日にCDが発売されて以来、中高年層から歌詞の世界に注目が集まり、USENへのリクエストが徐々に増え、6月以降は演歌歌謡曲リクエストチャート10位前後を常にキープしロングヒットの兆しを呈していた。そして今週7/20付けの同チャートでとうとう1位に輝いた。
この朗報を受け、大石静氏は次のようにコメント。「最後の恋〜哀しみのソレアード〜」をたくさんの方に聞いていただき、大変嬉しく思います。安定という名のしあわせも、人のしあわせのひとつの形ではありますが、命が息づく力強い生の感覚は、安定の中では生まれません。「最後の恋」は、恐れながらも安定から飛びだして、新たな道を歩もうとするオトナの気持ちを歌ったものです。クミコさんの圧倒的な歌唱力により、生命感が溢れる見事な楽曲になりました。オトナの人生の応援歌になれば、うれしく思います。」
クミコ自身は楽曲について、こう語る。「最後の恋〜哀しみのソレアード〜」は『恋』をテーマにした楽曲ではありますが、『命』の歌でもあります。『一歩だけ 前に出る 輝く命のため』とは、すなわちいつ死が訪れてもいいように今日をしっかり生きることが大切。そう理解し歌っています。」クミコは、3月11日石巻市をコンサートで訪れていた際にあの大震災に遭った。その経験から、愛、恋という感情こそが人を突き動かす大きなエネルギーの源であると実感したという。だからこそ、大石静が贈るオトナに向けたシンプル且つ力強いメッセージを、リアリティをもって伝えられた。事実、先月3ヵ月ぶりに石巻を訪れ、この楽曲を披露した際には、会場中にすすり泣きが溢れた。リクエストチャート1位をきっかけに、今後も中高年層からのさらなる支持が期待される。
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「最後の恋〜哀しみのソレアード〜」
IOCD-20327 1,260円(税込み)
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