3年近くの活動休止期間の後、BRITにもノミネートされた4人組、HARD-FIは本国イギリスにて6月19日発売予定のニュー・シングル「GOOD FOR NOTHING」でシーンに戻ってくる(日本ではPC、モバイル共に6月22日より配信開始予定)。
「GOOD FOR NOTHING」は真の決意表明である。バンドの新たな一章の幕開けを告げ、反乱を鼓舞する戦闘準備命令のような、アンセム風ナンバーである。フロントマンのリチャード・アーチャーがプロデュースしたこのシングルは、ゼーン・ロウ (BBC Radio1の人気DJ)が”Hottest Record In The World Right Now (今世界で最もホットな曲)”として取り上げただけでなく、彼がクリス・モイルズの代役を務めている番組でもオンエアするなど、既にラジオから大きな支持を集めている。BBC Radio1ではこの他ファーン・コットンも曲をオンエアしている。同曲はXFMでもプレイリストにエントリーしているほか、DJスティーヴ・ハリスが”Single Of The Week (今週のシングル)”に取り上げている。
リチャードはこの曲についてこうコメントしている:「ここ数年はあまりにもあっという間に過ぎてしまい、何故自分たちがここまで長い間シーンから遠ざかってしまったのかわからないくらいだ――でもはっきりしているのは、僕たち全員、シーンに戻ってきたことを嬉しく思っているということだ。曲をリリースしたり、再びライヴを行うということは本当に久しぶりで、僕たち皆、本当にすごく楽しみにしているんだ。「GOOD FOR NOTHING」はちょっとしたトラベルローグ(紀行文)のようなもので、深刻すぎる訳でもなく、復帰第一作にピッタリの曲だと感じた。僕たちこの曲を心底気に入っているから、みんなにも気に入ってもらえたらいいと思っているよ」
バンドは先日小規模のウォーム・アップ・ショウを3都市(ノッティンガム、ブライトン、ブリストル)で行った。彼らは何の苦労もなく新曲をセット・リストの中に滑り込ませ、中でも「GOOD FOR NOTHING」はたちまちショウのハイライトになっていった。これらのショウは、彼らが「TIED UP TOO TIGHT」、「SUBURBAN KNIGHTS」、「HARD TO BEAT」、「CASH MACHINE」、「LIVING FOR THE WEEKEND」などを含む大ヒット曲がどれだけ自身の武器庫の中に備わっているのかを改めて思い出させるものとなっている。今後のライヴやフェスティヴァル出演の予定は引き続きこちらのスペースを参照のこと。
数年にわたるオフの間、休暇を取ったり、旅に出たり、これまでの作品を振り返ったりしていたHARD-FIだったが、今や充電も完了し、スポットライトの当たる場所に戻り、さらに前進する準備も万端である。この18ヶ月間、HARD-FIは9月に発売が予定されている待望のニュー・アルバムの制作に取り掛かっていた。ロサンゼルス、そしてイギリスはステインズにあるバンド所有のチェリー・リップス・スタジオでレコーディングされたこのアルバム、プロデュースは、スチュワート・プライス(キラーズ、マドンナ)、グレッグ・カースティン(リリー・アレン)、そしてアラン・モウルダー(ヤー・ヤー・ヤーズ、キラーズ)の手を借りながら、リチャードが全般的に担当している。
2005年後半、UK音楽シーンに登場したHARD-FIは、自主制作のデビュー・アルバムで絶大な評価を得た。そのデビュー作『STARS OF CCTV』は100万枚近くもの売上を記録し(UKのみで90万枚近く)、2006年のBRIT AWARDSではベスト・ブリティッシュ・グループ、ベスト・ブリティッシュ・ロック・アクトにノミネートされ、マーキュリー・ミュージック・アウォードにもノミネートされた。その年を締めくくったのは、ブリクストン・アカデミーでの5日間連続ソールド・アウト・ライヴだったが、デビュー・アルバムでこの快挙を成し遂げたバンドは、HARD-FIが初めてとなる。2007年に発売された2作目、『ONCE UPON A TIME IN THE WEST』もUKチャートで初登場1位を飾った。
HARD-FIは:リチャード・アーチャー(リード・ヴォーカル&ギター)、ロス・フィリップス(ギター&バック・ヴォーカル)、カイ・スティーヴンス(ベース&バック・ヴォーカル)、スティーヴ・ケンプ(ドラムス)
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