イギリス出身のエレクトロ/ダンス・ロックの大御所プロディジーが、91年のデビュー以来、意外にも初となるライヴDVD/CDのセットを今年5月に発表することを明らかにした。
「ライヴ – ワールズ・オン・ファイア」とタイトルされたこのDVDは、2010年7月24日に、イギリスのミルトン・キーンズ・ボウルにてザ・プロディジー主宰で開催された「ウォリアーズ・ダンス・フェスティバル」の模様をメインに収録している。ザ・プロディジー他、エンター・シカリ、チェイス&ステイタス、ダズ・イット・オフェンド・ユー・ヤーらも出演したそのフェスティバルは、65,000人もの観客を集め、ザ・プロディジー史上最大規模のヘッドライン・ショウとなった。
これまで日本でも、1998年と2002年の「フジロックフェスティバル」でヘッドライナーを務め、「サマーソニック 2008」でもトリを飾ってきた彼らだが、それらを上回る規模の大観衆を前に「ファイアスターター」をはじめ、「ブリーズ」、「オーメン」、「ウォリアーズ・ダンス」といったバンドを代表する名曲をプレイする様は圧巻だ。また、バンド自らが施した5.1サラウンド・サウンドも注目すべきポイントである。
ザ・プロディジーのメンバーたちは、今回のライヴDVD/CDについて以下のようなコメントを寄せている。
「最高のパーティを開催する場所を選ぶうえで、様々なアイデアがあってね。典型的なスタジアムは嫌だったけど、ミルトン・キーンズ・ボウルは野外での熱狂的なパーティみたいな感じがして、俺たちの『ウォリアーズ・ダンス・フェスティバル』に最適だった。その夜は俺たちにとって、本当にとてつもないものになったよ。
俺たちがロンドンのブリクストン・アカデミーでプレイするときと同じ緊迫した空気をファンに思い出させるに相応しいフェスティバルを、一日にわたり開催することは非常に重要なことだったんだ。そして、それは実現した。
ライヴが始まり、ステージの上に立ち、本当に勝利を収めた気になったね。俺たちは辺りを見渡し、最高に誇りに思った。ライヴDVDをリリースするつもりはなかったのだけど、この映像を観たとき、これを発表しなければならないと思ってね。そして、このDVDから強力なライヴ・アルバムも生まれたんだ!」
CDには、その「ウォリアーズ・ダンス・フェスティバル」でのライヴ音源が収録されており、DVDにはその他にも、世界各地のライヴ・シーンやオフ映像からなるエクストラ映像やフォト・ギャラリーなども収録されている。その中には、日本で撮影された映像もあるとのこと。
現在バンドのオフィシャルサイトにて、トレーラー映像が公開されている。
なお、ザ・プロディジーは今年2月にリンキン・パークと北米をツアーし、現在は2009年発表の「インヴェイダーズ・マスト・ダイ」に続くニュー・アルバムを制作中である。
【商品情報】
ザ・プロディジー
「ライヴ – ワールズ・オン・ファイア」
発売日:2011年5月18日(日本先行発売)
品番:VIZP-99
価格:4,725円(税込)
仕様:豪華デジパック、日本語字幕付
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