2011年2月25日、ヒップホップ・グループのRHYMESTERが「ネグレクト(育児放棄)」や「児童虐待」をテーマにした公開座談会「Hands to Hands」を開催し、大きな話題となっている。
これは、3月2日に発売されたライムスターのニューアルバム『POP LIFE』収録のリードトラック「Hands」にちなんだプロジェクト「Hands to Hands」の一環で、昨年大阪でおこった痛ましい「二児虐待事件」をきっかけに制作された同曲のテーマ「セイブ・マザーズ」「善悪で片付けるべきでない、背景にある理由」ということを考える機会になればという思いから発足された。今回の座談会では、ゲストにモデルの中林美和さん、作家でコラムニストのLiLyさんという、子育てをしながら活躍する二人のお母さんが招かれ、Mummy-Dとトーク。
楽曲「Hands」が誕生するきっかけとなった大阪二児虐待事件の話がLiLyさんより語られ、中林美和さんから日々の子育ての実情が語られると、思わず声がつまる一幕も。ラストには宇多丸、DJ JINもステージに登場し、来場者からの期待に応える形で急遽サプライズライブが披露され、カジュアルな雰囲気の中イベントは終了した。
プロジェクト「Hands to Hands」は、ライムスターのオフィシャルHP内に特設ページを開設して、twitterでの投稿を呼びかけたり、匿名で書き込めるBBSを開設したり、「Hands」のミュージックビデオを視聴可能にするなどして、記録的なアクセス数を更新している。今後もこの座談会の模様がアップされたりするなど、コンテンツの充実をはかっていく。
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