韓国のみならず、アジア各国で旋風を巻き起こしているエンターテインメント・ダンス・グループSUPER JUNIORが待望の日本でのライブ『THE 3RD ASIA TOUR -SUPER SHOW3 in JAPAN』を開催! K-POPアーティスト達が続々と日本デビューを果たす中、どのジャンルにも決して交わることのない、唯一無二の存在感を放つ彼らであるゆえに、その期待値は計り知れないものがあった。
それもそのはず、彼らは歌手としてはもちろんのこと、各分野のトップスターを輩出することを目的に、それぞれが俳優、モデル、MC、DJ……と多岐に大活躍! 十人十色の多個性と多彩な才能を持ち合わせた、まさしくスーパー集団なのだ。
そんなSUPER JUNIORの魅力がギッシリと詰め込まれたライブステージ、彼らのASIA TOUR『SUPER SHOW』が3回目にしてついに日本初上陸! 2011年2月18、19、20日の3日間に渡り、横浜アリーナで行われた。
なんと3万6千枚のチケットは即日ソールドアウト! それだけでも彼らの凄まじい人気ぶりがうかがえるが、ライブ当日の横浜アリーナは、終始とてつもない温度、熱を放出していたのだった。
1曲目は、2月16日にリリースされた『SUPER JUNIOR JAPAN LIMITED SPECIAL EDITION-SUPER SHOW3 開催記念盤-』でも1曲目に収録された大ヒット曲「SORRY,SORRY」。観客との息の合った掛け合いで、早くも会場は一体化となる。オープニングではクール&ワイルドなSUPER JUNIORで観客を圧倒していたとか思いきや、日本でシングルリリースされた「ロクゴ!」ではユーモア溢れる動きで盛り上げたり、「トットット」ではド派手なスパンコールのジャケットでこぶしを回しながら演歌調の歌を熱唱……さらにレディーガガやビヨンセに扮したり、「COOKING? COOKING!」ではそれぞれが野菜やくだもの、きのこの着ぐるみを着て歌ったり……と笑いの要素も存分に詰め込まれているのがSUPER JUNIOのライブの魅力のひとつ。またシンドンがMC中に、楽しんごのギャグ「ドドスコスコスコ〜ラブ注入」を披露すると、彼に促され、ほかのメンバーも連鎖反応で観客と一緒に「ラブ注入!」を行うなど、日本の流行にも敏感な一面も。
そんな無邪気でユーモア満載のメンバーであるが、それもハイクオリティーの歌やダンス・パフォーマンスがあってこそ。それぞれが各々の分野で高い身体能力を持つのみならず、大所帯のグループーの特性を活かしたフォーメーションの幅広さ、全員の呼吸の揃ったダンスシーンは圧巻の一言!
さらにソロコーナーでは、中島美嘉の「雪の華」や平井堅の「瞳を閉じて」、SMAPの「世界に一つだけの花」を日本語で歌い、会場からその表現(歌唱)力と吸収力の高さに自然と大きな拍手と喝采が沸き起こるなど、実力派アーティストとしての力量をしっかりと見せつけてくれた彼ら。また韓国だけではなく、アジア各国でも大ヒットを記録した「美人(BONAMANA)」では並外れた高いダンススキルを見せ、「U」では白熱のステージングで観客をノックアウト。色とりどりの全34曲、3時間に及ぶ『SUPER SHOW3』はメンバーもファンも終始、フルパワーで駆け抜けたのだった。
「みなさん幸せですか? 僕は幸せです。これからもみなさんの愛を裏切らないように、SUPER JUNIORは一体となって頑張っていきます」(リーダー・イトゥク)
改めてSUPER JUNIOR=最高水準を誇るエンターテインメント集団であることを痛感させられた今回。最高の歌とダンスとユーモア、そして、最上級のファン愛に溢れた彼らは、正真正銘のアジアNo.1スーパーグループなのである。