THE BOOMが3月2日に発売する33枚目のシングル「暁月夜〜あかつきづくよ〜」で「天城越え」や「津軽海峡冬景色」などのヒット曲で世界的に知られる演歌歌手・石川さゆりとのコラボが実現。THE BOOMボーカルの宮沢和史は、これまでに何度もブラジルを訪れてきたが、その旅の中でたくさんの日系移民の方達との出会いがありました。彼らが実にきれいな日本語で“日本の歌”を歌っている姿を目にする機会が幾度かあり、その度に宮沢は驚きを覚えた。祖国から遠く離れた地で、日本人としての誇りを忘れず、“日本のこころ”が大切に次世代に受け継がれている。そんな体験をきっかけに宮沢は、「自分達も、もっともっと日本を知らなくてはいけない」と、強く思うようになる。彼自身、音楽活動を始めたきっかけは欧米のロックへの憧れから。しかし思い起こせば、さらにその前の幼少期は歌謡曲、演歌の全盛期。子供から大人まで、みんなが “日本の歌”を聴いて、そして歌っていた。歌謡曲や演歌の影響を全身で受けて育ってきた自らの音楽ルーツの根本に立ち返り、自分でも「日本のこころを歌いたい!」という思いから、今回制作がスタートした。
石川さゆりへの正式なコラボレーション・オファーは昨年の夏に遡る。コラボレーションのお相手を決めるにあたって、宮沢が思う日本歌謡界のトップランナーのお一人であり、彼自身もそれまでにコンサートの中でカヴァーしてきた「津軽海峡冬景色」の歌い手、石川さゆりにお願いする運びとなった。憧れのアーティストとの共演作ゆえ、宮沢は曲を作る際に、石川さゆりさんが承諾してくださるような高いクオリティーの楽曲でなくてはならないと強く思ったとのこと。そうして生まれた「暁月夜〜あかつきづくよ〜」に、石川さゆりも曲を聴いて、「曲の感じとしては、私のいつも歌っている世界とはまたちょっと違うし、やはり宮沢さんならではの世界なのかなと思います。私もあまり、この音楽、この音楽というジャンルも垣根も考えないで、“素敵ね”って思えるものは自分の声をのっけてみたいというタイプの歌い手なので、とっても楽しみにスタジオにお邪魔しました。」と大変喜んでくださったそう。宮沢自身も大きな喜びを感じましたが、一方で、時間が経つにつれて「凄いことが実現したんだ!」という実感が湧いてきた。共演させていただけたことの重大さ、そして責任も強く感じていると、宮沢は語っている。なお、3月30日には”日本のこころ”を唄った13枚目のアルバム「よっちゃばれ」を発売予定。
タイトルの「よっちゃばれ」は宮沢の出身である山梨県の「寄ってきて、集まって」という方言で、THE BOOMのテーマである日本の伝統文化や美意識、日本人であることの誇り、“日本のこころ”を表現したアルバムに仕上がっているとの事で、こちらも今から楽しみだ。
■THE BOOM
ニューシングル
「暁月夜 〜あかつきづくよ〜 feat. 石川さゆり」
3月2日(水)発売
VFCV-00072 1,200 円(税込)
■2/15(火)AM5:00より、“レコチョク”にてTHE BOOMニューシングル「暁月夜〜あかつきづくよ〜 feat. 石川さゆり」の着うた(R)配信がスタート
■ 「暁月夜 〜あかつきづくよ〜 feat. 石川さゆり」のミュージッククリップはこちら→
http://www.youtube.com/watch?v=UGlrutr_Bq0
※ 上記ミュージッククリップはショートバージョンとなります。
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