日米を代表するトップ・ギタリスト、ラリー・カールトンとB’z松本孝弘が共演し、昨年6月に全世界で発売されたアルバム「TAKE YOUR PICK」が、米国最大の音楽祭、第53回グラミー賞“最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム”で受賞。第53回グラミー賞が、2月13日(日本14日)に発表され、B’zの松本孝弘の受賞が決定した。日本人としては5人目の快挙となる。
〜松本孝弘 受賞コメント〜
「グラミーは僕自身の長年の目標であり、憧れ続けてきた夢でした。それが今、正に現実のものとなりました。ラリーさんは勿論、このアルバムをサポートしてくれた全てのスタッフ、そしてリスナーの皆さんに心から感謝致します。これに甘んじる事なく、明日からまた新たな音楽創りに精進していきたいと思います。応援して下さった日本の皆さん本当にありがとうございました。」
見事、受賞を獲得した作品は、松本孝弘がソロ活動で共演した名ギタリスト、ラリー・カールトンとのインストゥルメンタル・アルバム「TAKE YOUR PICK」。アルバムは昨年6月に全世界で発売され、日本ではインスト作品としては異例のオリコンランキング初登場2位を記録し、その直後から全国ツアーも敢行、各地でこの夢の共演ステージは大好評を博した。
松本は、1999年に世界ナンバーワンギターメーカー、ギブソン社からオリジナルモデルを発表する“シグネチュア・アーティスト”に、当時、世界で5人目、日本人としては初となる、ギタープレイヤーとして最高の名誉を受けており、また、B’z結成20周年を迎えた2007年には、ロックに貢献したミュージシャンを讃える”Hollywood’s RockWalk”にアジア圏では初の殿堂入りを果たしているが、今回はこれらの偉業に続き、米国最大の音楽祭グラミー賞受賞という快挙を成し遂げた。
●グラミー賞受賞部門:最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム
★TAKE YOUR PICK/Larry Carlton & Tak Matsumoto
・PUSHING THE ENVELOPE/Gerald Albright
・HEART AND SOUL/Kenny G
・SINGULARITY/Robby Krieger
・EVERYTHING IS EVERYTHING: THE MUSIC OF DONNY HATHAWAY/Kirk Whalum
<共演アルバム「TAKE YOUR PICK」制作のはじまり>
これまで数多くのトップ・ギタリストとセッションを重ねてきた、ジャズ・フュージョン界の名プレイヤー、ラリー・カールトン。
世界ナンバーワンのギターメーカー、ギブソン社から日本人初のレスポール“シグネチュア・アーティスト”に選ばれ、B’zの活動に加え、ギタリストとして多彩なソロ・プロジェクトでも活躍してきた松本孝弘。
作曲家としても比類なきトップ・ギタリストの共演は、ギブソン社を通じて、ラリー・カールトンから松本孝弘にオファーしたことから実現に至り、2009年に本格的にレコーディングを開始。
松本孝弘のストーリー性を持つメロディーと独特のトーンを響かせる流麗なプレイ、そして、ラリー・カールトンのジャズ・フュージョンをベースにした華麗なアプローチが融合して生まれた珠玉のインストゥルメンタル・アルバムには、昨年行われたB’z最新ツアーB’z LIVE-GYM 2010“Ain’t No Magic”で披露され大きな反響を呼んだ「JAZZY BULLETS」や、ラリー・カールトンの代表曲「Nite Crawler」(クロスオーバーミュージック史上に残る名盤『Larry Carlton』ALBUM「TAKE YOUR PICK」Now On Sale
【収録曲】
01. JAZZY BULLETS
02. Nite Crawler 2010
03. THE WAY WE WERE
04. Islands of Japan
05. Neon Blue
06. Tokyo Night
07. hotalu
08. East West Stroll
09. Easy Mystery
10. ao
11. Take Your Pick
12. A girl from China
品番:BMCV-8031 価格:3,059yen (tax in) VERMILLION RECORDS
<PROFILE>
Larry Carlton(ラリー・カールトン)
1968年のデビューアルバム「A Little Help From My Friends」から、18回にわたるグラミーノミネート、3回のグラミー受賞という偉大なる功績を誇る、また、30のアルバムクレジット、100以上のゴールドやプラチナに輝いたアルバムでの演奏を経て、30年にも渡りアーティストとしてのスタンダードを提供しながら確固たる地位を築いてきた名プレイヤー。彼はギブソン社のES-335を使用していることから“Mr.335”というニックネームでもよく知られており、ギブソン社は1968年製のES-335を元にシグネチュア・モデルも発売している。
Tak Matsumoto(松本孝弘・B’z)
1999年にギブソン社から世界で5人目、日本人初のレスポール“シグネチュア・アーティスト”に選ばれたトップ・プレイヤー。B’zの活動と並行して他アーティストへの楽曲提供や演奏参加も行い、自身のソロ作品も多数発表。2002年、2タイトル同時発売の「華」「西辺来龍 DRAGON FROM THE WEST」ではメロディ・メーカーとしての魅力を堪能出来るインストアルバムを、2004年には豪華海外ミュージシャンとのコラボレーションでも話題を呼んだ「TMG」を結成しアルバム「TMG ?」がオリコンチャートで首位を獲得、同年11月には、ギタリストを中心とした弦楽器奏者のレーベル“House Of Strings”を立ち上げ、クラシックの殿堂・サントリーホールで行われた東京都交響楽団とのライブ作品等、ハイ・クオリティなプレイはもちろん、美しいメロディーを奏でる“弦”の魅力をあます事なく表現した2作を発表している。