100年以上の歴史を持ち、世界で最も信頼される音楽ブランド“ビルボード”の名のもと、世界最高峰のアーティストを招聘する「ビルボードライブ東京」で、同所史上初となる全曲アニソンのライヴ「プラチナ・ジャズ」が1月11日に開催された。
同ライヴはスウェーデン在住のハウスDJラスマス・フェイバーがプロデュースを務める大人気アニソン・ジャズ・カバー・アルバム『プラチナ・ジャズ?アニメ・スタンダード?』シリーズの初となる来日公演。このシリーズはクレモンティーヌをはじめ、海外アーティストによるアニソン・カバー・ブームの火付け役ともいわれる作品で、Amazonでは2010年年間ジャズチャートで第1位を獲得。本格ジャズ・アルバムとしてジャズ界からはもちろん、アニメ界でも大きな注目を集めてきた。
この日のライヴはアニメファンの間では「2011年最初の注目イベント」として話題となり、チケットは昨年中に完売。プラチナ・チケットと化していた。会場では、アニメファン、ジャズファンに交じって、人気アニメ『ロードス島戦記』の「Adesso e Fortuna〜炎と永遠〜」や『マクロスプラス』の「Voices」を手がけた新居昭乃さん、『はなまる幼稚園』の「キグルミ惑星」楽曲の原曲を手がけたコジマミノリさん、同じく『はなまる幼稚園』を手がけ、劇場版『機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』の監督でもある水島精二さんなど、数多くのアニメ界の著名人が集結。まさに「プラチナ・ジャズ」のライヴに相応しい華やかさを見せていた。
出演はラスマス率いるスウェーデン最高峰のトップ・ジャズメン総勢11名。ニコニコ動画やYouTubeで話題の「はじめてのチュウ」を歌う二クラス・ガブリエソン、「創聖のアクエリオン」を歌うエミリー・マクイーワンらも参加し、『プラチナ・ジャズ〜アニメ・スタンダード 〜』の世界観が、ジャズならではの遊び心あふれるパフォーマンスによって完全再現、会場は大きな盛り上がりを見せていた。
「そばかす」や「星間飛行」、「ハッピー☆マテリアル」などアップリフティングな楽曲が観客をクライマックスへと誘う中、衝撃のサプライズがライヴの終盤に訪れた。プレイされたのは、なんと、CDアルバムには未収録の『けいおん!!』前期OP曲、「GO!GO!MANIAC」。耳馴染みのあるイントロに会場がざわめく中、ハッピーなグルーヴがめまぐるしく展開。そのパフォーマンスに盛大な拍手が送られた。
この日のライヴはニクラスを招いての「はじめてのチュウ」で本編は幕を閉じたが、鳴り止まないアンコールの拍手に誘われて再度幕が開く。ファイナルを飾るパフォーマンスは、これまたアルバム未収録の、ニクラス&エミリーによる「HELLO VIFAM」デュエット・ヴァージョン。この日会場を訪れた人々にとっては、忘れられない特別な一夜となったはずである。
13日は「ビルボードライブ大阪」での公演。こちらは、まだチケット入手が可能となっている。クールジャパンを象徴するアニメソングを、超一流の海外アーティストが極上の美メロ・ジャズとして仕立て上げる極レアなパフォーマンス。是非このライヴを堪能して欲しい。
【パッケージリリース】
『ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ 〜アニメ・スタンダード Vol.2〜』
RASMUS FABER PRESENTS PLATINA JAZZ – ANIME STANDARDS Vol.2 –
Now On Sale / Album
VICP-64900 / 2,500(税込)
(Victor)
【ライブスケジュール】
ラスマス・フェイバー with プラチナ・ジャズ・オーケストラ
2011年1月13日(木)
ビルボードライブ大阪
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=7473&shop=2
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